レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年01月10日
- 登録日時
- 2019/03/15 11:53
- 更新日時
- 2019/06/11 10:16
- 管理番号
- 埼熊-2018-112
- 質問
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解決
日本で縄文土器がつくられたのは世界的に見て早かったのかどうか知りたい。
- 回答
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下記の資料を提供した。
『縄紋土器と弥生土器』(佐原真著 春成秀爾編 学生社 2008)
p29「わが国縄文土器は一万年前にさかのぼり、最古の土器の位置を占めることになる。」とあり。
『縄文土器ガイドブック 縄文土器の世界』(井口直司著 新泉社 2012)
p89-91「世界最古の土器はどこに?」
p89-90「現在、日本最古ではないかとされているのは、青森県の大平山元I遺跡や茨城県の後野遺跡から出土している無文土器で、特に大平山元I遺跡の土器は一万六〇〇〇年前までさかのぼる年代がえられています。」とあり。
世界最古期の土器出土地域の分布図あり。
『世界考古学事典 上』(平凡社 1979)
p779-780 土器の項
「(前略)アフリカでは、旧石器時代の土器が報告されている。ヨーロッパでは、(中略)中石器時代末(エルテベーレ)よりさかのぼる確実な実例はない。こうした先駆的な土製品・土器があるにせよ、イラン、トルコなど西アジアの新石器時代の土器がその後の着実な土器の発展の主要な母体をなしたことは否定できない。ただし、土器づくりがすべてこの地から伝播したと説く一元説と、別個に各地で誕生したと説く多元説があり、最近では、後者が優勢である。(中略)また、日本の縄文土器は、C-14年代によると、約12000年以上前にさかのぼり、世界最古の土器となる。これを旧石器時代晩期の土器としてとらえる解釈もある。(後略)」とあり。
『歴史考古学大辞典』(小野正敏[ほか]編 吉川弘文館 2007)
p1163 焼物の項に土器についての記述あり。
『新・食品事典 14 料理器具』(真珠書院 1999)
p2-3 縄文時代の土器についての記述あり。
- 回答プロセス
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1 参考図書を確認する。
2 NDC分類〈210.2〉の棚を確認する。
3 《国会図書館リサーチ・ナビ》(http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/ 国会図書館)〈土器の歴史〉〈食器の歴史〉で検索する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2019年1月10日。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『歴史考古学大辞典』(小野正敏〔ほか〕編 吉川弘文館 2007) , ISBN 4-642-01437-3
- 『世界考古学事典 上』(平凡社 1979)
- 『縄文土器ガイドブック 縄文土器の世界』(井口直司著 新泉社 2012) , ISBN 4-7877-1214-4
- 『縄紋土器と弥生土器』(佐原真著 春成秀爾編 学生社 2008) , ISBN 4-311-30069-7
- 『新・食品事典 14 料理器具』(真珠書院 1999) , ISBN 4-88009-114-6
- キーワード
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- 縄文土器
- 日本-歴史-縄文時代
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000253077