次の資料に記述を確認しました。開発の計画や記録、開発反対運動等の側面から資料が刊行されています。
・『栃木県土木史 土木行政50年のあゆみ』(栃木県土木史編纂委員会/編 栃木県土木部 2001)
p.284-314「第四編 河川 第3章 河川改修事業」の項の「第3節 大正・昭和前期時代の治水事業」から「第8節 昭和60年代~平成時代の治水」で確認することができます。
また、p.305-308「第9節 主な中小河川改良計画」に「4.思川・姿川改修計画(昭和26年」の項があります。
・『水資源開発公団二十年史』(水資源開発公団/編 水資源開発公団 1982)
p.77-78「Ⅲ 6大水系にわたる公団事業」の「建設中の事業」に「思川開発」の項があり。
p.370「資料 Ⅰ 公団事業の概要 利根川水系・荒川水系」に「思川開発」の項があり。
・『河道変遷と地域社会 利根川東遷を中心に 東洋大学地域活性化研究所プロジェクト』(「利根川・渡良瀬川流域研究-河道変遷と地域社会」/編 東洋大学地域活性化研究所 2009)
p194-197「第8章 渡良瀬川近代改修 8.4谷中村と思川改修」
p197-199「第8章 渡良瀬川近代改修 8.5思川改修計画の挫折」
・『思川開発事業 昭和53年』(水資源開発公団/編 思川開発調査所 1978)
・『ふるさとの川をつくり育てる ふるさとの川整備事業事例集』(リバーフロント整備センター/編 大成出版社 2000)
近年の開発事例が掲載されています。
・『小山市水利誌』(水谷正一/著 小山市役所 2014)
p64-69「Ⅱ 近代的制度成立期(明治期)における水利 四 なぜ、渡良瀬遊水地は造られ、その結果、何がもたらされたか」に「明治末期から大正期における渡良瀬川・思川の河川改修事業」あり。
・『小山市史 史料編(近現代 1)』(小山市史編さん委員会/編 小山市 1984』
p488-493「第五節 教育と社会問題 五 堤防の整備」に「二三三 明治三十八年十二月 思川改修工事につき陳情」の収録あり。
・『藤岡町史 資料編 谷中村』(藤岡町史編さん委員会/編 藤岡町 2001)
p186-188「第Ⅱ部 谷中村の成立と廃村 第四章 治水 3思川改修と水防論争」
p250-252「第Ⅱ部 谷中村の成立と廃村 第四章 治水 史料」に「史料25 明治三八年十二月 思川改修陳情書」の収録あり。
・『真の文明は川を荒らさず 水と環境から思川開発を問う』(思川開発事業を考える流域の会/編 随想舎 1998)
思川開発事業の諸問題について記されています。「思川開発事業年表」が掲載されています。(p.102-107)
・『ダムとの闘い 思川開発事業反対運動の記録』(藤原信/編著 緑風出版 2012)