レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年12月17日
- 登録日時
- 2018/12/26 11:07
- 更新日時
- 2019/01/21 15:46
- 管理番号
- 1612
- 質問
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解決
『安城の石造物』P.88の「戦捷記念碑」の書をつとめた「大島義昌」という人物について知りたい。
- 回答
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①『安城の石造物』003078390…P.88
②『明治時代史大辞典1』9784642014618…P.347-348
- 回答プロセス
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1)システムより検索:「大島義昌」…HITなし
2)提示された石碑が明治期建立だったため、提供資料②を調べ、P.347-348に大島義昌の項を発見。
石碑にかかれていた、陸軍中将時に、第三師団に所属していたことを確認。
3)調査によって、愛知にゆかりのある大島義昌という人物がいた、ということはわかったが、調べた人物と石碑の人物が同一人物かまでは証明することができなかった。
(※忠魂碑等の碑文はその地にゆかりのある将官に頼むことが多いため同一人物の可能性が高い。)
<係より>
*調べた人物と石碑の人物が同一人物かについて➡
まず、第三師団は旧名古屋鎮台であるため、日清戦争でも大きく関わりがある。
故に、当時上記戦線の師団長に着任していた大島が、書を寄せていたことは自然であると考えられる。
参考資料として、関東都督着任時の日露戦争関連碑文に上記同様、書を寄せていたことから、碑文の書は、当時の区間のトップが寄せているのではないかと推察する。
上記での補足説明を行えば、同一人物である明確な推測立証は可能である。
※「大島義昌」について➡
レファレンス人物事典より、明治~大正期の軍人。陸軍大将、軍事参議官。
成歓の戦いで勝利を収め、平譲陸戦でも活躍。第三師団長、関東総督を歴任。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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安城の歴史を学ぶ会 編 , 安城の歴史を学ぶ会. 安城の石造物. 安城市教育委員会, 1992.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002230920-00 -
鳥津‖亮二‖著 , 深谷‖克己‖著 , 谷口‖眞子‖著 , 本多‖隆成‖著 , 佐々木‖克‖著 , 鍛代‖敏雄‖著 , 伊藤‖和史‖著 , 鳥越‖皓之‖著 , 西宮‖秀紀‖著 , 関野‖吉晴‖著 , 関‖幸彦‖著 , 和田‖晴吾‖著. 本郷 第109号. 吉川弘文館, 2014.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I061187108-00
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安城の歴史を学ぶ会 編 , 安城の歴史を学ぶ会. 安城の石造物. 安城市教育委員会, 1992.
- キーワード
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- 大島義昌
- 第三師団
- 旧名古屋鎮台
- 郷土資料
- 愛知
- 明治
- 戦捷記念碑
- 日清戦争
- 忠魂碑
- 一般書
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査 所蔵調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000249307