レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/12/14
- 登録日時
- 2018/12/06 00:30
- 更新日時
- 2018/12/06 00:30
- 管理番号
- 牛久-1559
- 質問
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解決
『常陸国風土記』の中にある「夜刀の神」の説話の場所が現在のどこなのか知りたい。
- 回答
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『北浦町史』(北浦町史編さん委員会編/北浦町/2004.12)を提示
→p107~「夜刀の神」の説話について記載あり。説話の概要と、伝承地である椎井の池の所在地とされる部分の記載・図(『風土記と古代社会』関和彦より転載)あり。
- 回答プロセス
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(1)茨城県の郷土資料書架をブラウジング。「常陸国風土記」関連資料を確認。
①『口訳常陸風土記』(根本亮/崙書房/1986)
→p15~118まで夜刀の神について記載があるが、説話の伝承地である椎井の池については所在地明らかではないとあり。
②『常陸国風土記の世界』(井上辰雄/雄山閣/2010.3)
→p90~91に夜刀の神について記載はあるが行方群の伝承とあり、所在地についての記載なし。
③『風土記探訪事典』(中村啓信/東京堂出版/2006.9)
→p26~28には、行方郡の南端は潮来あたりで、そこを霞ヶ浦沿いに北行20㎞ほどの今の玉造が説話の伝承地といわれるが、必ずしも学問的な定説ではないとあり。
(2)茨城県行方地方の説話と判明したので、行方市の郷土資料書架をブラウジング。
④『北浦町史』(北浦町史編さん委員会編/北浦町/2004.12)
→p107~「夜刀の神」の説話について記載あり。説話の概要と椎井の池の所在地とされる部分の記載・図(『風土記と古代社会』関和彦より転載)あり。
⑤『玉造の民話 第二集』(ふるさと絵本の会「蘖」編/玉造町教育委員会/2005.3)
→「夜刀の神と椎井の池」p6~11に民話としての記載あり。場所についての簡単な記載もあり。
→一番詳細な記載と思われる④を提示。
- 事前調査事項
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茨城県立図書館で調べて頂いた情報
『鹿嶋町の文化財 第67集 鹿島湖岸北部条里遺跡8』に質問の記載があるとのこと。
牛久の図書館に所蔵があると聞いたので見せてほしいとのことで来館したが、所蔵なし。
- NDC
- 参考資料
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- B10514043 北浦町史 北浦町史編さん委員会/編集 北浦町 2004.12 213.1
- B10532166 玉造の民話 第2集 ふるさと絵本の会「蘖」/編集 玉造町教育委員会 2005.3 388.131
- B10125287 口訳常陸風土記 根本亮/著 崙書房 1986 291.31
- B10557005 風土記探訪事典 中村啓信/著 東京堂出版 2006.9 291 9784490106985
- キーワード
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- 常陸国風土記,夜刀の神,場所
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000247245