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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000244584
提供館
(Library)
大阪市立中央図書館 (2210006)管理番号
(Control number)
0A18004678
事例作成日
(Creation date)
2017年12月17日登録日時
(Registration date)
2018年10月30日 00時30分更新日時
(Last update)
2018年11月20日 00時30分
質問
(Question)
北野天満宮を題材にした俳句がないか。特に1月頃の句であればなおよい。
回答
(Answer)
1、『地名・俳枕必携』 角川学芸出版/編 角川学芸出版 2013.3<当館書誌ID:0012703730>(資料9)
p.332-333の北野天満宮の項目に例句が4句紹介されています。
「北野天神大服梅の遉(さすが)かな」  飯島晴子
「寒紅梅咲くや北野の筆始」       正田雨青
「猪食うて雪がふりこむ紙屋川」     岡井省二
「夕永き古都に野のこゑ紙屋川」     飯田龍太

2、『いちばんわかりやすい俳句歳時記 : 現代の生活に即した四季折々の新旧七千季語を収録 : 江戸の名句から最新のものまで、手本になる例句が満載』
辻 桃子/著 安部 元気/著 主婦の友社 2012.3 <当館書誌ID:0012445410>(資料6)
p.260の「芋茎祭」(十月四日の京都北野天満宮の祭)の項目にて例句が3句、秋の句ですが紹介されています。
「年々や芋茎祭も雨つかひ」  東 烏
「今年また芋茎祭に賑はふ灯」 梶山一泉
「人参も大根も茎饋神輿かな」 松田仁昇
p.400「初天神」の項目にも3句紹介されています。ただし各地で行われる「天神宮の初縁日」を題材にした句のため、「北野」天満宮のみとは限りません。
「雪風や宵天神の橋長く」 青木月斗
「初天神暁かけて詣で来し」 安住 敦
「のしたてののしいか匂ふ初天神」 根岸かなた
 
3、『新日本大歳時記 : カラー版』 飯田 龍太/監修 稲畑 汀子/監修 金子 兜太/監修 沢木 欣一/監修 講談社/編集 講談社 2008.10 <当館書誌ID:0011745662>(資料5)
p.219の「紅梅」の項に以下の句が掲載されています。
「紅梅やくらがりをゆく紙屋川」  川勝好女
『新日本大歳時記-カラー版-春』p.197「紅梅」の項にも同じ句が掲載されています。(資料12)

4、『新日本大歳時記 : カラー版 新年』 飯田 竜太/[ほか]監修 講談社/編集
 講談社 2000.6 <当館書誌ID: 0000811166>(資料2)
p.110 行事一覧 新年 1月の項目の中に「北野(きたの)の筆始祭(ふではじめさい)」(天満書)があり、以下の3句の例句が掲載されています。
「石牛を撫できし子らや筆始」   三嶋隆英 
「天満書袂を祖母に持たせたる」  大石悦子
「梅が香の風のいまだし天満書」  岩城久治

5、『新編地名俳句歳時記』 山田 春生/編 皆川 盤水/監修 東京新聞出版局 2005.5 <当館書誌ID:0010988524>(資料7)
p.263の北野天満宮の項目に例句が3句紹介されています。
北野天満宮 「梅千本咲かせ北野天満宮」       清水杏芽
北野天神  「北野天神大服梅の遉(さすが)かな」  飯島晴子
芋茎祭   「ずゐき祭上七軒の舞妓出て」      田川栄

6、『正岡子規と俳句分類』柴田 奈美/著 思文閣出版 2001.12 <当館書誌ID:0010237472>(資料4)
p.172に「梅の花北野によらぬ車あり」という子規の句が掲載されています。

7、『蕪村俳句集 : 付 春風馬堤曲 他二篇』 [与謝 蕪村/著] 尾形 仂/校注 岩波書店 1991.1 <当館書誌ID: 0000233032>(資料1)
p.15に「しら梅や北野の茶店(ちゃや)にすまひ取(とり)」の句が収載されています。この句の注記には「北野の茶店-京都北野神社境内の梅林中の茶屋」とあります。
『早引き季語辞典 俳枕』大岡 信/監修 遊子館 2006.7<当館書誌ID:0011252797>p.216にも同じ句があります。(資料8)

8、『新撰俳枕 5 近畿 2』 朝日新聞社 1989.3 <当館書誌ID:0000189850>(資料10)
巻末の「私の吟行地」の京都市内、粟津松彩子の項に梅の時期の北野神社の句が3句、掲載されています。
「口漱ぐとき眦に神の梅」        松彩子
「梅ヶ香のして雨の香のある如し
「梅茶屋のたて混んでゐる日向かな」

9、『俳句の旅 5 京都・奈良』 ぎょうせい  1987.11 <当館書誌ID: 0000163784>(資料3)
p.50に洛中・洛東吟行のページ中に執筆者が北野天満宮を題材として詠んだ句が2句掲載されています。
「月の夜々経て白梅のひとつ咲く」  那須乙郎
「神牛の尾の先までも春の雨」    那須梢

10.『図説俳句大歳時記 秋』角川書店/編 角川書店 1979 <当館書誌ID:0070076122>(資料11)
p.271-272「北野煤拂」の項に「盆候やあらむ北野の御煤掃 晴山「鵲尾冠」」の句あり。
p.203「北野祭」の項に「北野まつりまことのみちに家内かな 季吟「桜川」」の句あり。
p.291「北野瑞饋祭」の項に「年々や芋茎祭も雨つかひ 東烏「発句題叢」」の句あり。
回答プロセス
(Answering process)
1.事前調査でネットで「北野天満宮」「北野」「天神」×「俳句」などでキーワード検索したところ与謝蕪村の「しら梅や北野の茶店(ちゃや)にすまひ取(とり)」が複数サイトに掲載があり、梅と北野で北野天満宮の句とかと思われる。確認のため『蕪村俳句集』にあたったところ、この句の注記に「北野の茶店-京都北野神社境内の梅林中の茶屋」とあり。(資料1)
2.国立国会図書館 リサーチ・ナビで紹介されている「和歌・俳句の検索」の頁を確認。
(1)Webで検索できるサイトとして、「俳諧データベース
(国際日本文化研究センター)」「現代俳句データベース(現代俳句協会)」「俳句検索(公益財団法人俳人協会・俳句文学館)」を上記のようなキーワードで検索するが、「北野天満宮」をうたったものかは不明。
(2)紹介されているうち、当館所蔵資料『新俳句大観-三句索引-』『近世俳句大索引』『分類俳句大観 1歳旦の部・春の部』『分類俳句大観 別巻 解説・季語索引・総目次』を同様のキーワードでみるがなし。
(3)紹介されているうち、当館所蔵資料『図説俳句大歳時記 新年』の索引から『図説俳句大歳時記 秋』を見ると、1月の句ではないが、
p.271-272「北野煤拂」、p.203「北野祭」、p.291「北野瑞饋祭」の項に北野天満宮の句あり。(資料11)
3. 大歳時記や俳句集などの例句にないか、該当しそうな季語「北野天満宮」「天満書」や、北野であるかは不明だが関連する「筆始」「初天神」「梅」「紅梅」「白梅」などを探してみる。
『新日本大歳時記-カラー版-新年』p.110「北野の筆始祭/天満書」の項に3句あり。「初天神」の項の例句は北野天満宮のことかは不明。(資料2)、『新日本大歳時記-カラー版-春』p.197「紅梅」の項に1句あり。(資料12)、『新日本大歳時記-カラー版-』同じ句あり(資料5)、『いちばんわかりやすい俳句歳時記』p.260に北野天満宮の芋茎祭の句3句あり。(資料6)。「東風」「鶯」「書初」はなし。
4.フリーワード「北野天満宮」で当館所蔵資料検索した中の資料で『俳句の旅 5 京都・奈良』をみると、p.50「洛中・洛東吟行」のページ中に執筆者が北野天満宮を題材として詠んだ句が2句あり。(資料3)
5.「俳枕」で当館所蔵資料を検索し、ヒットした『新撰俳枕 5』を内容確認すると「北野神社」の項に松居彩子の作品3句あり。(資料10)
他に「俳枕」でヒットした中では
『新編地名俳句歳時記』p.263(資料7)『早引き季語辞典 俳枕』p.216(資料8)、『地名・俳枕必携』p.332-333(資料9)にも掲載あり。
6.googleブックスを天満書×俳句で検索、子規の句がヒット。『正岡子規と俳句分類』p.172(資料4)
事前調査事項
(Preliminary research)
1.図書館所蔵の『評解名句辞典』 麻生 磯次/著 小高 敏郎/著 創拓社 1990.11<当館書誌ID:0000232345>
『日本名句辞典』鈴木 一雄/編 外山 滋比古/編 大修館書店 1988.2<当館書誌ID:0070058918>を見るが不明。
2.商用DB(JapanKnowledge/日本古典文学全集70巻p.44-45)(2017.12.18確認)で「天満宮」で検索すると、松尾芭蕉の天満宮(天神さん)についての句
「此梅に牛も初音と鳴きつべし」「我も神のひさうや仰ぐ梅の花」
がヒットするが(「江戸両吟集」)、北野ではない可能性が高い。
3.ネットで「北野天満宮」「北野」「天神」×「俳句」などでキーワード検索したところ与謝蕪村の「しら梅や北野の茶店(ちゃや)にすまひ取(とり)」が複数サイトに掲載あり。梅と北野で北野天満宮の句と言える。ただし出典がデータベースでは確認できなかったため、蕪村の句の出典や、他に俳句がないかなど更に詳しい調査を続行。季語として「初天神」「天満書(北野天満宮で行う書初め行事)」などがあるもよう。
NDC 
参考資料
(Reference materials)
当館書誌ID <0000233032>  蕪村俳句集 -付 春風馬堤曲 他二篇-(ワイド版岩波文庫 17) [与謝 蕪村/著] 岩波書店 1991.1 9784000070171 p.15「しら梅や …」の句あり。(蕪村句集 巻之上 春之部)(資料1)
当館書誌ID <0000811166>  新日本大歳時記 -カラー版- 新年 飯田 竜太/[ほか]監修 講談社 2000.6 9784061289710 p.110 「北野の筆始祭/天満書」の項に3句例句が掲載されている。p.98の「初天神」の項の例句は北野天満宮のことかどうかは分からない。(資料2)
当館書誌ID <0000163784>  俳句の旅 5 京都・奈良   ぎょうせい 1987.11 9784324009147 p18 蕪村の句あり。(資料3)
当館書誌ID <0010237472>  正岡子規と俳句分類 柴田 奈美/著 思文閣出版 2001.12 9784784210978 p172に子規の「梅の花北野によらぬ車あり」の句あり。(資料4)
当館書誌ID <0011745662>  新日本大歳時記 -カラー版- 飯田 龍太/監修 講談社 2008.10 978-4-06-128972-7 p.219「紅梅」の項に(資料12と同じ)「紅梅やくらがりをゆく紙屋川」の句あり。(資料5)
当館書誌ID <0012445410>  いちばんわかりやすい俳句歳時記 -現代の生活に即した四季折々の新旧七千季語を収録- 辻 桃子/著 主婦の友社 2012.3 978-4-07-279210-0 p.260に北野天満宮の芋茎祭を詠んだ句3句あり。(資料6)
当館書誌ID <0010988524>  新編地名俳句歳時記 山田 春生/編 東京新聞出版局 2005.5 9784808308261 p.263に北野天満宮を詠んだ句3句あり。(資料7)
当館書誌ID <0011252797>  早引き季語辞典 俳枕 大岡 信/監修 遊子館 2006.7 9784946525704 p.216北野天満宮の項に1と同じ「しら梅や…」の句あり。(資料8)
当館書誌ID <0012703730>  地名・俳枕必携 角川学芸出版/編 角川グループパブリッシング(発売) 2013.3 978-4-04-621967-1 p.332-333北野天満宮を詠んだ句4句あり。(プロセス1-7のものとは重なっていない)(資料9)
当館書誌ID <0000189850>  新撰俳枕 5 近畿 2  朝日新聞社 1989.3 9784022584359 p.147に北野神社を詠んだ句3句あり。(梅の季節のもの)(資料10)
当館書誌ID <0070076122>  図説俳句大歳時記 秋 角川書店/編 角川書店 1979  p.271-272「北野煤拂」の項に「盆候やあらむ北野の御煤掃 晴山「鵲尾冠」」の句あり。p.203「北野祭」の項に「北野まつりまことのみちに家内かな 季吟「桜川」」の句あり。p.291「北野瑞饋祭」の項に「年々や芋茎祭も雨つかひ 東烏「発句題叢」」の句あり。(資料11)
当館書誌ID <0000786660>  新日本大歳時記 -カラー版- 春 飯田 竜太/[ほか]監修 講談社 2000.2 9784061289673 p.197「紅梅」の項に(資料5)と同じ「紅梅やくらがりをゆく紙屋川」の句あり。(資料12)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000244584解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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