レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年09月15日
- 登録日時
- 2018/07/20 19:16
- 更新日時
- 2018/09/19 14:43
- 管理番号
- 埼熊-2018-026
- 質問
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解決
神楽殿の巫女の踊り方について知りたい。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
1 図書資料
『日本大百科全書 22 ませ-もぬ』(小学館 1988)
p285「巫女舞(みこまい)」
「巫子舞、御子舞、神子舞などとも書き、巫女神楽ともいう。もと神に仕える巫女が舞をまった。(中略)巫女舞の基本は、鈴、榊、笹、幣、扇などを採物として回って回り返す旋回運動にあるが、全国各地の巫女舞には美しくまうだけの形式的な舞が多い。(略)巫女舞をはやす楽器は、笛、太鼓、銅ばつ子の所が多く、琴や笏拍子などがつく所もあり、神歌も歌われる。」
『神道いろは 神社とまつりの基礎知識』(神社本庁教学研究所監修 神社新報社 2004)
p89-90「愛宕神社の松岡さんは力説する。(中略)「今日舞ったのは、”式神楽”という舞です。”浦安の舞”、”悠久の舞”という四人で舞う神楽舞もあります。(中略)年間三度の『大祭』で舞うのは”日枝の舞”です。」ちなみに結婚式で舞うのは「豊栄の舞」である。」
p91「巫女舞(神田明神ではこう呼称する)を覚えていった。(中略)神田祭で舞う「胡蝶の舞」である。富岡八幡宮の(中略)おかげさまで何とか舞えるようになりました。もちろん、いくつかある神楽舞のとりあえず一つでしたけど」
『大宮住吉神楽 埼玉県民俗芸能調査報告書』(埼玉県立歴史と民俗の博物館 2011)
p118「巫女による舞は、実際の巫女(少女・女性)が舞う場合と、女面を着けて巫女の姿(男性)で舞う場合とがある。また、天鈿女命が各種の採り物をもって舞う一人舞をこう呼ぶこともある。多くは幣や榊など様々な採り物を取っての儀礼的な一人舞であり、関東地方に広く分布している。大宮住吉神楽では(中略)「榊の舞」「剣の舞」「弓矢の舞」を舞う。(中略)「榊の舞」は榊と鈴を持っての、舞であり、「四方神楽」を舞う。(中略)「剣の舞」は剣と鈴を持っての舞であり、「隅神楽」を舞う。(中略)「弓矢の舞」は弓矢と鈴を持っての舞であり、「八方神楽」を舞う。」
p62-63 四方神楽の舞い方と、隅神楽、八方神楽の足運びの説明がある。
2 映像資料
『上尾の神楽 無形民俗文化財記録保存事業』(DVD 上尾市教育委員会企画制作 民族文化映像研究所製作 上尾市教育委員会 2010)
内容紹介に「資料編1巫女舞(12分22秒)」とあり。
- 回答プロセス
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1 参考図書を〈巫女舞〉で検索する。
『日本大百科全書 22 ませ-もぬ』(回答資料)
2 NDC分類〈170〉の棚にあたる。
『神道いろは 神社とまつりの基礎知識』(回答資料)
3 自館目録を〈巫女〉で検索する。
『平成の巫女 「まごころ」をつぐ娘たち』(佐野裕著 原書房 2003)
p90「祭事者としての巫女」日枝神社の神楽舞の種類について言及するが、舞い方の記述はない。
4 自館目録を〈神楽〉で検索する。
『大宮住吉神楽 埼玉県民俗芸能調査報告書』(回答資料)
『上尾の神楽 無形民俗文化財記録保存事業』(回答資料)
- 事前調査事項
- NDC
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- 年中行事.祭礼 (386 9版)
- 参考資料
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- 『日本大百科全書 22 ませ-もぬ』(小学館 1988) , ISBN 409526022X
- 『神道いろは 神社とまつりの基礎知識』(神社本庁教学研究所監修 神社新報社 2004) , ISBN 4915265994
- 『大宮住吉神楽 埼玉県民俗芸能調査報告書』(埼玉県立歴史と民俗の博物館 2011)
- 『上尾の神楽 無形民俗文化財記録保存事業』(DVD 上尾市教育委員会企画制作 民族文化映像研究所製作 上尾市教育委員会 2010)
- キーワード
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- 巫女
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000238770