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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000238370
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2018-017
事例作成日
(Creation date)
2016年11月30日登録日時
(Registration date)
2018年07月11日 11時26分更新日時
(Last update)
2018年09月18日 16時09分
質問
(Question)
隅田川周辺に、業平橋等在原業平に関する史跡があるが、なぜ当時在原業平は関東に立ち寄ったのか、其の背景を知りたい。
回答
(Answer)
以下の資料を紹介した。
『日本の旅人 1』(淡交社 1973) 
 p52-65 「伊勢物語」の「男」旅が何故始まったかについての記述あり。
 p66-78 在原業平の実在の経歴について触れ、東下りの要因に言及している。
『二条の后(きさい)藤原高子 業平との恋』(角田文衞著 幻戯書房 2003)
 p14-36 後に二条の后となる藤原高子と業平との恋愛事件について触れ、東下りの要因となったとする後代の文献紹介あり。
『今井源衛著作集 第7巻 在原業平と伊勢物語』(今井源衛著 今西祐一郎[ほか]編 笠間書院 2004)
 p82-91 在原業平の東下りは史実ではないことを前提とし、東下り伝承は先行する古歌や民謡が「貴種流離譚」の影響を受けて急成長した物語であったとする。
 p88-89 東下りの原因についての記述あり。
『日本歌人講座 2 中古の歌人』(久松潜一編 弘文堂 1973)
 p57 在原業平の東下りの原因についての記述あり。
『神田秀夫論稿集 2 古小説としての源氏物語』(神田秀夫著 明治書院 1984)
 p47 在原業平の東下りは、貞観8年の出来事とあり。
 p44-45 東下りの原因についての記述あり。
角田文衛「業平の東下り」(『文学(37)』p37-48 岩波書店 1969.12)
 p40 東下りの原因についての記述あり。
『業平ものがたり 『伊勢物語』の謎を読み解く』(松本章男著 平凡社 2010)
 p107-108 東下りを事実であるとした上で、藤原高子を拉致しようとして失敗し、髻(もとどり)を切られたと「古事談」の説話にあることを述べ、「すでに宮中から追放されたうえ髻を失って人と顔を合わせられないから京都を離れたというのも、ありえなかったことではない。」としている。
『在原業平・小野小町 天才作家の虚像と実像』(片桐洋一著 新典社 1991)
 p74-77「東下りの虚実」
 p78-89「東下り章段の根幹」
 実在の在原業平が伊勢物語の主人公と混同されることを否定した上で、東下りをして詠んだとされる歌は、業平自身は都にいるままに歌を含む物語を作り上げたものであるとしている。
『伊勢物語評解』(鈴木日出男著 筑摩書房 2013)
 p399-402 「四 『伊勢物語』の虚構性」の項に、目崎徳衛『平安文化史論』を典拠として、『伊勢物語』の内容は虚構であり、在原業平の東下りは史実ではないとの記述あり。
回答プロセス
(Answering process)
1 参考図書を〈在原業平〉で検索する。
『日本人名大事典 1』(平凡社 1986)
 p153「アリワラノナリヒラ 在原業平」の項あり。

2 自館目録を〈在原業平〉〈業平〉で検索する。
『日本の旅人 1』(淡交社 1973)
『二条の后(きさい)藤原高子 業平との恋』(回答資料)
『今井源衛著作集 第7巻 在原業平と伊勢物語』(回答資料)
『日本歌人講座 2 中古の歌人』(回答資料)
『神田秀夫論稿集 2 古小説としての源氏物語』(回答資料)
『業平ものがたり 『伊勢物語』の謎を読み解く』(回答資料)
『在原業平・小野小町 天才作家の虚像と実像』(回答資料)
『在原業平 雅心はひたぶるに』(今井源衛著 集英社 1985)
 p114-126「東下り」 前述『今井源衛著作集 第7巻 在原業平と伊勢物語』と同内容。

3 自館目録を〈伊勢物語〉で検索する。
『伊勢物語評解』(回答資料)

4 上記の典拠資料である『平安文化史論』を確認する。
『平安文化史論』(目崎徳衛著 桜楓社 1968)

5 自館目録を〈業平 or 伊勢物語 & 東下り〉で検索する。
『国文学年次別論文集 中古2 平成7(1995)年』(学術文献刊行会編 朋文出版 1997)
 p118-124 河地修「『伊勢物語』の「東下り」に関する二、三の問題」
 東下りの理由の記述なし。
『王朝文学と交通 平安文学と隣接諸学 7』(倉田実編 久保田孝夫編 竹林舎 2009)
 p532 伊勢物語の中で東下りの理由が書いてある部分の記述はあるが、実在の業平との関連はなし。

6 《国会図書館 NDL-OPAC》( https://ndlopac.ndl.go.jp/  国会図書館)を〈業平 or 伊勢物語 & 東下り〉で検索する。
角田文衛「業平の東下り」(『文学(37)』p37-48 岩波書店 1969.12)

ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2016年11月30日。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
個人伝記  (289 9版)
参考資料
(Reference materials)
『日本の旅人 1』(淡交社 1973), ISBN 4-473-00527-5
『二条の后(きさい)藤原高子 業平との恋』(角田文衞著 幻戯書房 2003), ISBN 4-901998-02-1
『今井源衛著作集 第7巻 在原業平と伊勢物語』(今井源衛著 笠間書院 2004), ISBN 4-305-60086-2
『日本歌人講座 2 中古の歌人』(久松潜一編 弘文堂 1973)
『神田秀夫論稿集 2 古小説としての源氏物語』(神田秀夫著 明治書院 1984), ISBN 4-625-51132-1
『文学(37)』(岩波書店 1969)
『業平ものがたり 『伊勢物語』の謎を読み解く』(松本章男著 平凡社 2010), ISBN 978-4-582-83477-2
『在原業平・小野小町 天才作家の虚像と実像』(片桐洋一著 新典社 1991), ISBN 4-7879-7005-4
『伊勢物語評解』(鈴木日出男著 筑摩書房 2013), ISBN 978-4-480-82366-3
キーワード
(Keywords)
在原 業平(アリワラ ナリヒラ)
東京都墨田区-歴史-近世
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000238370解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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