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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000233970
提供館
(Library)
北海道立図書館 (2110028)管理番号
(Control number)
参調 17-0143
事例作成日
(Creation date)
2015/02/07登録日時
(Registration date)
2018年04月01日 00時30分更新日時
(Last update)
2018年04月01日 00時30分
質問
(Question)
質問者は70代男性。『鐘楼』メイ・シンクレア/著 という作品を読みたいが出版されているか。

<情報源>
『木曜日だった男』チェスタトン/著(光文社古典新訳文庫)の「解説」の中にタイトルが出ていた。当館に所蔵なし。

<調査済み資料>
『英米小説原題邦題辞典 新訂増補版』日外アソシエーツ(2003.8)に記載はなく、インターネット上(海外のウィキペディア)で、原題が『the belfry』であるという情報は確認した。  真偽は確認できていない。
紹介済み機関は特になし
回答
(Answer)
おそらく邦訳されていない作品と思われる。

CiNiiと国会サーチで「メイ・シンクレア」「May Sinclair」をキーワードに、「鐘楼」というタイトルの作品を探してみたが、見つからず。
日外アソシエーツの「翻訳図書目録」文学分野を明治・大正・昭和戦前期から2013年まで見てみたが、「メイ・シンクレア」の項に「鐘楼」というタイトルの物はなし。

「研究社英米文学辞典 第3版」に「Sinclair,May」の項あり。記述によると、「小説作品はおおむね近代生活に対する機知に富んだ鋭利な批評に満ち(中略)、他面、哲学や心理学に対する知識も深く、A Defence of Idealism(1917)などがあり、また、Bronte姉妹の研究家として知られ…」とのこと。いくつかの著作が紹介されているが、『鐘楼』(ならびに原題と思われる「the Belfry」)はなし。

国会サーチで著者「メイ・シンクレア」で検索すると、9件ヒット。邦訳されているものは殆どが怪奇小説。そこで「幻想文学大事典」を見たところ、「シンクレア,メイ」の項があり、「フロイト学説を学び、晩年には心霊術に関心を持つに至る。また、初期のフェミニズム運動の活動家でもあった」とあり。主な邦訳のタイトルが掲載されているが、「鐘楼」はなし。

『木曜日だった男』(光文社古典新訳文庫)の翻訳者である南条竹則の『恐怖の黄金時代』(2013年に『怪奇三昧』とタイトルを変え、増補改訂版が出版されているようだが当館所蔵なし)の5章がメイ・シンクレアについての記述となっており、「(「The Divine fire」がアメリカで大変な人気となった後)英国でも着実に地位を築き、1900年代から20年代にかけて、二十冊を越える長編小説とブロンテ論などを発表して、英国を代表する作家の一人となった」とあり。

以上から、メイ・シンクレアは怪奇小説(短篇が多く、2冊の短篇集にまとめられているとのこと)、長編小説、ブロンテ姉妹の研究書など多くの著作があるようだが、殆ど邦訳されておらず、『鐘楼』も未訳と思われる。現在邦訳されている作品については原題を確認できるが、『鐘楼』=『the belfry』は確認できず。『鐘楼』=『the belfry』である、という確認も取れなかった。

海外のサイトで「The May Sinclair Society ( http://maysinclairsociety.com/  最終確認2017年6月29日)」というものがあり、こちらの「Works」に「Tasker Jevons: The Real Story (London: Hutchinson, 1916); as The Belfry (New York: Macmillan, 1916)」と記述あり。「May Sinclair」「Tasker Jevons」「Belfry」をキーワードに検索エンジンで調べたところ、Googleブックスで「Miss May Sinclair: Novelist: A Biographical and Critical Introduction」という書籍の一部分がヒットし、「Tasker Jevons:The Real Story(1916;the American titlebecame The Belfry)」とあるため、「Tasker Jevons: The Real Story」というタイトルの小説が、アメリカで出版される際「The Belfry」というタイトルに変更されたと思われる。「Tasker Jevons」についても邦訳がないか調べてみたが、見つからなかった。

2014年2月に東京創元社からメイ・シンクレアの怪奇小説短篇集「胸の火は消えず」が出版されており、こちらの「解説」に、著作リストなどの情報が掲載されているかもしれない(当館未所蔵資料のため、確認できず)。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
小説.物語  (933 7版)
参考資料
(Reference materials)
1 研究社英米文学辞典 西川正身,平井正穂∥編 研究社出版 1985.2 930.3/SA

2 幻想文学大事典 ジャック・サリヴァン?編 高山/宏?日本版監修 国書刊行会 1999.2 903.3/G

3 恐怖の黄金時代 南条/竹則?著 集英社 2000.7 S930.27/NA
キーワード
(Keywords)
メイ・シンクレア
邦訳
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事項調査
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000233970解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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