「原発ジプシー」について記載のある資料として、下記の資料が見つかりましたのでご紹介します。
(1)『原発ジプシー』堀江邦夫/著 現代書館 1979.10
美浜原子力発電所、福島第一原子力発電所、敦賀原子力発電所での著者自身の労働について記載されています。
(2)『原発ジプシー 被曝下請け労働者の記録』堀江 邦夫/著 現代書館 2011.5
資料(1)の増補改訂版です。
(3)『原発労働記』(講談社文庫) 堀江 邦夫/[著] 講談社 2011.5
資料(1)の文庫版である『原発ジプシー』(講談社文庫 1984年刊)の改題,加筆修正版です。
(4)『福島原発の闇 原発下請け労働者の現実』堀江 邦夫/文 水木 しげる/絵 朝日新聞出版 2011.8
「原発を渡り歩く“ジプシー”たち」(pp.14-19)などの項目があります。
(5)『原発のある風景』(上・下) 柴野徹夫/著 未来社 1983
上巻に「第一章 ジプシーの素顔」(pp.13-74)があり、p.18に「原発ジプシー」について、「法律によって義務づけられている年一回(約三ヶ月間)の原発の定期点検修理、部品の交換、放射能の除染。運転中にも絶えない大小の故障や事故の対応と補修……。その都度、口入れの“親方”を通してかき集められてくる日雇いの作業員。――それが“原発ジプシー”だと聞かされた。」とあります。
(6)『明日なき原発 原発のある風景』柴野 徹夫/著 未來社 2011.6
「第二部 『原発のある風景』再録」に、「ジプシーの素顔」を含む、資料(5)の一部再録が収録されています。
また、下記の資料には、複数の原子力発電所で労働した経験について記載がありました。
(7)『原発放浪記 全国の原発を12年間渡り歩いた元作業員の手記』川上 武志/著 宝島社 2011.9
福島第一原発、浜岡原発など複数の原発での労働の経験について記載しています。
この他、原発労働者に関する資料は多数出版されています。
全ての資料について内容を精読しての調査はできませんので、ご了承ください。