レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/12/22
- 登録日時
- 2018/03/24 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:39
- 管理番号
- M17122218287714
- 質問
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なわとびに“はやぶさ”という難しい技があるが、跳び方が知りたい。またこれより難しい技の跳び方が詳しく載っている資料はあるか。
- 回答
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所蔵のなわとびの本を複数確認したところ、
①の目次に"はやぶさ(あや二重回し)"とある。
二重回しのリズムで、1跳躍の間にあやとびを行う。あやとびは<交差→ふつう>と<ふつう→交差>がある。二重回し系の技は、ジャンピングボードで跳躍を補って練習すると効果的などの記述がある。運動の経過やつまづきがわかる写真がついている。本書は教師向けに小学校体育の運動と指導のポイントを解説する本であり、この技は対象が中高学年となっている。
このほかの本の目次やさくいんには“はやぶさ”はないが、各技を見ていくと、
②には、「あや二重とび(順・交)」のところに「1回ジャンプしている間に空中で「あやとび」をする「はやぶさ」とも呼ばれている技」とある。技の難易度は低中高のうちこの技は中としている。本書には難易度高として「三重あやとび(順・交・順)」「後ろ三重とび」「背面交差とび(TS)」があり、技のポイントや練習方法が写真つきで紹介されている。
③には、「あや二重とび」のところに「はやぶさ」とも言われていると記述があり、難易度は★2つである。本書には「一人とび3回旋技」が難易度★4つから5つの技として10種、「座りとび」★3つ、「上回し下回しとび」★3つ、「背面あや二重とび」★5つなどが紹介されている。付録にDVDがついている。
④には、基本的な跳び方の指導の中で「2重あやとび(はやぶさ、速あや)(F)」「2重あやとび(はやぶさ、速あや)(B)」の跳び方をイラストで示している。また小学校から高校まで授業の実際例として、なわとびカードや進級表を作成し、回数、種目の組み合わせや人数により難易度を上げている。
⑤にも、「あや二重とび」を「よくはやぶさなどと呼ばれて、たいへん親しまれているとび方である」と記述し、連続写真で紹介するとともに、主に小学生への指導法の試案として、高度な連続とび検定級を設定している。この中で「あや二重とび」は難易度15とし、それより難易度が高いものは「あや三重とび」(36)、「三重とび」(30)、「バック交互二重とび」(25)、「両側振交差二重とび」(24)、「側振交差二重とび」(24)などがある。
⑥には、「はやぶさ」の記述はないが、「前方あやとび なわを2回まわすうちの1回を交差させる」がレベル15とし、「後方二回旋とびに交差の動きを入れて「後方あやとび」」をレベル16としている。本書では、「前方三回旋あやとび順・順・交」などレベル26までの技を写真入りで跳び方を紹介している。オリジナル検定表もある。
⑦のもくじに「ハヤブサ(あや二重とび)」とある。本書では、アメリカで設立されたなわとびの国際連盟が競技として制定した「ロープスキッピング」の技が紹介されており、世界の技ベストコレクションが紹介されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 体操.遊戯 (781 9版)
- 参考資料
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①平川譲『小学校体育写真でわかる運動と指導のポイント なわとび』 大修館書店,2008,79p. 参照はp.44-45.
②『なわとび「スゴ技」コレクション①』 河出書房新社,2015,48p. 参照はp.28-29、34、42-45.
③『いつでもどこでもできる!なわとび』 小学館,2011,64p. 参照はp.22、25-27.
④榎木繁男[ほか]『誰でもできる楽しいなわとび』 大修館書店,2005,150p. 参照はp.14、32.
⑤山市孟、田渕規矩夫『たのしいリズムなわとび』 不昧堂出版,1981,191p. 参照はp.135、159-163.
⑥ベースボール・マガジン社『できたよ、なわとび』 ベースボール・マガジン社,2011,128p. 参照はp.80.100-101、118-119
⑦稲葉茂勝『縄文人から「新縄人」・ロープスキッパ―へのなわとび学』 今人舎,2016,56p. 参照はp.39-54.
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①平川譲『小学校体育写真でわかる運動と指導のポイント なわとび』 大修館書店,2008,79p. 参照はp.44-45.
- キーワード
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- なわとび
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2017122218242087714
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000232991