レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/09/01
- 登録日時
- 2018/02/12 00:30
- 更新日時
- 2018/03/06 09:43
- 管理番号
- 所沢本-2017-031
- 質問
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解決
太平洋を動いてきた島が現在の本州にぶつかって、丹沢の大山と伊豆半島ができたと聞いたが本当か。
- 回答
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『南の海からきた丹沢』 (神奈川県立博物館/編 有隣堂 1991年)に、フィリピン海プレートに乗って北上してきた丹沢山地が日本列島に衝突した後、伊豆半島が丹沢山地に衝突し、関東山地や丹沢山地を隆起させたと記載があります。
【その他参考文献】
〇『世界大百科事典』 21 平凡社 2007年
〇『日本の島じま大研究』 1 稲葉茂勝/著 あすなろ書房 2017年
〇『絵でわかる日本列島の誕生』 堤之恭/著 講談社 2014年
〇『日本列島100万年史』 山崎晴雄/著 講談社 2017年
〇『日本列島、水をとったら?』 3 長嶋俊介/監修 徳間書店 2015年
- 回答プロセス
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1、所蔵資料の内容確認
〇『南の海からきた丹沢』 神奈川県立博物館/編 有隣堂 1991年
・フィリピン海プレートに乗って北上してきた丹沢山地が日本列島に衝突したこと
・その後、伊豆半島が丹沢山地に衝突し、関東山地や丹沢山地を隆起させたこと
・今もなお衝突がつづいていること
などを、8人の専門家が多方面から探っている。
神奈川県立博物館で開催された講座をまとめたもの。
以下、目次と著者の一覧
Ⅰ 伊豆半島の衝突…杉村新
Ⅱ 丹沢の衝突…新妻信明
Ⅲ 丹沢山地の地質と生い立ち…松田時彦
Ⅳ 貝化石からみた丹沢の歴史…鎮西清高
Ⅴ 有孔虫化石からみた丹沢と周辺地域の生い立ち…北沢洋
Ⅵ 伊豆の衝突に伴う小田原地震…石橋克彦
Ⅶ 箱根芦ノ湖の逆さ杉と小田原地震…大木靖衛
Ⅷ 「しんかい2000」で見た相模湾…堀田宏
〇『世界大百科事典』 21 平凡社 2007年
P475~479 「日本列島」の項目に、成り立ちやプレートに関する記載あり。
2、後日調査による追加資料
〇『日本の島じま大研究』 1 稲葉茂勝/著 あすなろ書房 2017年
P8~9 「伊豆半島と伊豆諸島のひみつ」に、
・60万~20万年前、フィリピン海プレートに乗って北上してきた火山島が日本列島に衝突し、伊豆半島ができたこと
・この衝突によって、丹沢山地が生まれたことについて記載あり。
〇『絵でわかる日本列島の誕生』 堤之恭/著 講談社 2014年
P147~151 「伊豆・小笠原弧の衝突」に、
「フィリピン海プレート上に形成された火山弧の火山島が、プレート移動に乗って、次々と日本列島に衝突し、めり込んでいきました。15Ma以降、大きな衝突は4回あり、櫛形山(くしがたやま)地塊、御坂(みさか)地塊、丹沢地塊、そして伊豆地塊(現在の伊豆半島)が、それぞれ衝突しています。」と記載あり。
また、プレートの詳細な図解あり。
〇『日本列島100万年史』 山崎晴雄/著 講談社 2017年
P21~22 「日本海の開裂と伊豆バーの衝突」に、伊豆半島・丹沢山地の形成について記載あり。
〇『日本列島、水をとったら?』 3 長嶋俊介/監修 徳間書店 2015年
P22~23 「海底火山がつくった島々」に、伊豆半島の成立ちについて記載あり。
3、記載のなかった資料
×『地形の辞典』 日本地形学連合/編 朝倉書店 2017年
×『火山の事典』 下鶴大輔/編集 朝倉書店 2008年
×『図解日本地形用語事典』 日下哉/編著 東洋書店 2007年
×『日本列島地震の2000年史』 保立道久/監修 朝日新聞出版 2013年
- 事前調査事項
- NDC
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- 地質学 (455 9版)
- 地形学 (454 9版)
- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 南の海からきた丹沢 神奈川県立博物館/編 有隣堂 1991.12 455.137 4-89660-100-9
- 世界大百科事典 21 平凡社 2007.9 031
- 日本の島じま大研究 1 稲葉茂勝/著 あすなろ書房 2017.12 291 978-4-7515-2891-4
- 絵でわかる日本列島の誕生 堤之恭/著 講談社 2014.11 455.1 978-4-06-154773-5
- 日本列島100万年史 山崎晴雄/著 講談社 2017.1 454.91 978-4-06-502000-5
- 日本列島、水をとったら? 3 徳間書店 2015.4 454.91 978-4-19-863916-7
- キーワード
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- 日本列島
- プレート
- 丹沢
- 伊豆半島
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000230386