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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000228233
提供館
(Library)
京都府立図書館 (2110031)管理番号
(Control number)
886
事例作成日
(Creation date)
2017年12月22日登録日時
(Registration date)
2018年01月12日 17時04分更新日時
(Last update)
2018年04月06日 16時45分
質問
(Question)
京都府舞鶴市と福井県高浜町の境にある国道27号(旧国道35号)吉坂峠(きっさかとうげ)に存在する、現在使われていない道路トンネルについて、「京都新聞」に記事がないか調べてほしい。(特にこのトンネルの写真を探している。)
回答
(Answer)
【】内は当館の資料バーコード

<資料1>
『京都府百年の年表 7』(京都府立総合資料館編、京都府、1970【1100349941】)
P.242に、「昭25(1950)年 6・30 福井県青柳と舞鶴市を結ぶ国道35号線吉坂トンネル開通(全長280m、幅7.5m、コンクリート、昭18建設省直轄着工。) 京都 1・26、庁内の動き 38」との記載を確認。

<資料2>
『京都新聞』マイクロフィルム
昭和25年1月26日のものを確認すると、朝刊2面に「吉坂峠トンネル近く完成 京都-福井、物資交流の動脈開く」と記事があり、写真が2枚掲載されています。ただし、写真はほぼ真っ黒な状態です。
記事内の写真の説明は「写真上は完成急ぐトンネル工事 下は吉坂峠(×印)と改修された国道三十五号線」となっており、上は洞内での工事風景、下は遠景ではないかと思われます。

<資料3>
「庁内の動き 38」は、『週刊庁内の動き』(京都府企画管理部広報課・編/発行)をさし、京都府立京都学・歴彩館(京都府立総合資料館の後継施設)が所蔵しています。

(参考)
京都学・歴彩館は、府の公文書館機能も持っており、『京都府立総合資料館所蔵行政文書簿冊総目録 2』(京都府立総合資料館・編/発行、1987年)によると、京都府庁文書「吉坂隧道復旧工事設計書(建設省委託) 昭和28~30年度 道路課 3冊 昭30-77-1」を保存しています。

<資料4>
『舞鶴市史 年表編』(舞鶴市史編さん委員会・編集、舞鶴市役所、1994年【1100350188】)
「吉坂トンネル」開通(昭和25年6月30日)の記載のほか、青葉トンネル開通(昭和31年2月7日)の記載がありますが、青葉トンネル開通の出典が「市広報」となっていますので、「広報まいづる」(当時は「舞鶴市政だより」というタイトルだったと思われます。)の当該記事に、吉坂隧道崩壊に関して参考になる情報が掲載されている可能性もあります。(舞鶴市立図書館には『広報まいづる縮刷版』の所蔵あり)
回答プロセス
(Answering process)
最初に3件新聞記事の調査依頼あり
・昭和25年9月30日前後3日間の新聞記事に、吉坂トンネル(ないし吉坂隧道)の開通に関する記事があるか。
・昭和29年10月1日前後3日間の新聞記事に、新トンネルの着工に関する記事があるか。
・昭和31年3月31日前後3日間の新聞記事に、新トンネル(青葉トンネルないし青葉隧道)に関する記事があるか。
いずれもマイクロフィルムの通覧では、記事を発見できなかったため、一旦「記事は発見できませんでした。」と回答。


その後、他の資料も利用して再調査を行ったところ、『京都府百年の年表 7』への「吉坂トンネル」の記載を確認。(「青葉トンネル」の記載は確認できず)
ここから、本トンネルは昭和25年6月30日開通で、本トンネルに関する京都新聞の記事は、昭和25年1月26日に掲載されているとわかる。
また、『舞鶴市史 年表編』にある「吉坂トンネル」の記述は、出典が『京都府百年の年表 7』となっています。

<資料5>
『京都大事典 府域編』(淡交社、1994【1100349735】)に記載は見あたらず。
「青葉山」「国道27号線」の項目はあり。なお、「国道27号線」の項目で現在のトンネルを「吉坂トンネル」と記載。


※『福井県土木史』と『京都府百年の年表 7』で、開通(完成)日が異なる(昭和25年9月30日と6月30日)理由は不明。
同様に、青葉トンネルも『福井県土木史』と『舞鶴市史 年表編』で開通(完成)日が異なる(昭和31年3月31日と2月7日)理由は不明。
事前調査事項
(Preliminary research)
当初の質問は、「昭和25年から35年頃までの京都新聞の見出しに、「吉坂峠」「吉坂トンネル」「青葉トンネル」といった3つのキーワードのいずれかを含むものがないか。」というもの。
この時期の京都新聞はマイクロフィルムで所蔵しているため、見出し検索ができずお受けできないと回答。

その後質問者から、以下の依頼あり。
「『福井県土木史』(昭和58年発行)という資料を確認したところ、吉坂峠の隧道について、次のようなことが書かれていました。

昭和18(1943)年4月1日 吉坂隧道、着工。
昭和25(1950)年9月30日 同、完成。
昭和27(1952)年--月--日 トンネル内に亀裂が発生。
同年7月18日 吉野地震で被害。トンネル内の亀裂が急速に進行。
昭和28年--月--日 中央部から崩壊し通行不可能になった。
昭和29年10月1日 新トンネルを着工。
昭和31年3月31日 新トンネルが完成。青葉トンネル(青葉隧道)と命名。
以上を参考に、次の事柄を調べる事は出来ないでしょうか。
・昭和25年9月30日前後3日間の新聞記事に、吉坂トンネル(ないし吉坂隧道)の開通に関する記事があるか。
・昭和29年10月1日前後3日間の新聞記事に、新トンネルの着工に関する記事があるか。
・昭和31年3月31日前後3日間の新聞記事に、新トンネル(青葉トンネルないし青葉隧道)に関する記事があるか。」

※『福井県土木史』は京都府立図書館では未所蔵資料です。

<資料6>
『角川日本地名大辞典 京都府 上巻』(「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店 1982年【1105911844】)
・p.506には、「〔近代〕吉坂 明治22年~現在の大字名。(略) 昭和25年吉坂トンネルが完成したが、同28年の災害により崩壊。同44年北寄りに新トンネルが完成した。」との記載があるとのことです。
(府立図書館で確認したところ、この資料でも現在のトンネルを「吉坂トンネル」と記載しています。また、現在のトンネルの完成年が昭和44年とされている理由も不明です。)
NDC
陸運.道路運輸  (685 9版)
道路工学  (514 9版)
参考資料
(Reference materials)
<資料1> 京都府立総合資料館 , 京都府立総合資料館 編. 京都府百年の年表 7 (建設・交通・通信編). 京都府, 1970.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I002617741-00
<資料2> 京都新聞. 京都新聞社.
<資料3> 京都府企画管理部広報課・編. 週刊庁内の動き 38. 京都府企画管理部広報課.
<資料4> 舞鶴市史編さん委員会 編 , 舞鶴市. 舞鶴市史 年表編. 舞鶴市, 1994.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002384659-00
<資料5> 京都大事典 府域編. 淡交社, 1994.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002359538-00 , ISBN 4473013278
<資料6> 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編. 角川 日本地名大辞典 26 京都府 上巻. 角川書店, 1982-07.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000329150-00
キーワード
(Keywords)
吉坂トンネル
国道27号線(旧国道35号線)
青葉トンネル(舞鶴通洞)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
現在は国道27号線の青葉トンネル(青葉隧道/別名:舞鶴通洞)となっているトンネルの旧道トンネル。
旧トンネル開通当時は、国道35号線吉坂トンネル(吉坂隧道)。

==========
レファレンス依頼人による現地レポートがWeb上で公開されています。(京都府立図書館のWebレファレンスを利用したとの記載があります。)
山さ行がねが「隧道レポート 国道27号旧道 吉坂隧道」  http://yamaiga.com/tunnel/kissaka/main.html
※リンク先の内容を安易に真似しないでください。
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000228233解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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