レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/10/28
- 登録日時
- 2017/12/17 00:30
- 更新日時
- 2018/01/15 11:21
- 管理番号
- 6000036861
- 質問
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解決
亥の子まつりについて書かれた児童書を探している
- 回答
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亥の子まつりではないが十日夜が載っている児童書や年中行事などの本を提供した。絵本『祭りのこころ』に十日夜の絵が見開きで大きく描かれており、『近世のこども歳時記』には記述が載っている。行事のことが書かれた箇所をコピーして児童書とわらべうたの本を借りて行かれた。
『年中行事儀礼事典』(東京美術)p.185に「亥の子」の説明があり、「旧歴十月(亥の月)の亥の日の亥の刻(午後九時―十一時)に新穀でついた餅(亥の子のぼた餅などという)をつくって食べ、無病と子孫繁栄を祈る行事である。」と書かれている。また、「亥の日を祝う同様の行事は、関東では十日夜(とうかんや)と呼ばれ、この日は田の神が山へ帰るという俗信があって、子どもたちがわら鉄砲で地面をたたき、もぐら除けのまじないをする。」とある。
『年中行事図説』(岩崎書店)p.225に九州、岡山、京都、熊本の行事の挿絵あり。
- 回答プロセス
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件名「年中行事」場所区分「児童室」と入力して検索し、全項目「11月」「秋」「大阪」「近畿」「関西」をそれぞれ絞り込み検索したところ沢山ヒットしたが自館資料がなく内容を確認しないとわからない本ばかりだった。書名「歳時記」場所区分「児童室」と入力して検索し直すと自館の書架に3冊あることがわかった。内容確認したところ2冊に十日夜が載っていた。亥の子まつりに似ているが別の行事であることを質問者に伝えたところ、関西と関東という違いがあるが同じ時期の同じ意味合いの行事なのでこれでよいとのことだった。
- 事前調査事項
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能勢町で亥の子まつりが行なわれていた。
- NDC
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- 近畿地方 (216)
- 年中行事.祭礼 (386)
- 伝説.民話[昔話] (388)
- 参考資料
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- 『近世のこども歳時記』 宮田 登/文 岩波書店
- 『祭のこころ』 松田 けんじ/絵と文 イデア・インスティテュート
- 『年中行事・儀礼事典』 川口 謙二/[ほか]著 東京美術 (p.184)
- 『年中行事図説民俗学』 研究所/編 岩崎書店 (p.225)
- 『能勢町史第5巻』 能勢町史編纂委員会/編集 能勢町
- 『近畿の民間信仰』 倉田 正邦/[ほか]共著 明玄書房
- 『民間信仰辞典』 桜井 徳太郎/編 東京堂出版 (p.27)
- 『民俗行事歳時記』 窪寺 紘一/著 世界聖典刊行協会 (p.205)
- 『わたしたちのまちとよの下巻』 豊能町社会科副読本編集委員会/編集 豊能町教育委員会
- 『能勢地方民謡わらべうた集』 加堂 義男/著 桜楓社
- キーワード
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- 亥の子(イノコ)
- 十日夜(トウカンヤ)
- 年中行事(ネンジュウギョウジ)
- 稲刈り(イネカリ)
- 餅つき(モチツキ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000226623