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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000224083
提供館
(Library)
豊中市立図書館 (2310050)管理番号
(Control number)
6000036642
事例作成日
(Creation date)
2017/10/18登録日時
(Registration date)
2017年10月31日 00時30分更新日時
(Last update)
2017年11月05日 14時17分
質問
(Question)
「かるた」について、日本においての起源や、その歴史、名前の由来について。正月遊びにおける、かるたの位置づけについて。また、豊中市内で作られた市にまつわる「かるた」などがあれば、そのことについて教えてください。
回答
(Answer)
〈名前の由来・起源・歴史〉
『遊びの大事典』(東京書籍)p.78に、名前の由来は「ポルトガル語の「Carta」をそのまま用いた名称」とある。起源や歴史についても詳しく書かれている。
 
『日本大百科全書 第5巻』(小学館)p.902では「Carta」が語源としつつも、「古く中国から伝わった博打遊びのかり樗蒲(かりた・ちょぼ)からきたという説もある。」と別の説もあることが分かる。

『江戸時代こども遊び大事典』(東京堂出版)p.61には「かるたはポルトガル語のカルタが語源とされ、ヨーロッパをはじめ各国に類似のカードゲームがある。」とポルトガル語が語源であると書かれている。続けて、「だが、多くは賭け事遊びに使われ、日本のように格言や和歌を織り込んだものは見当たらない。いろはかるたも歌かるたも江戸社会が産んだ日本独自の教養豊かな知的ゲームであり、特に百人一首や源氏物語のかるたは、庶民が楽しみつつ古典文学・王朝文化に触れることができるすばらしい遊び文化であった。」と締めくくられている。p.60には「歌がるたは貝の実と蓋に和歌の上下の句を書き、これを合わせて遊ぶ貝おおいに始まったが、ポルトガルから伝わったうんすんかるたの形式を取り入れて長方形のカードとなり、江戸後期には女性と子どもの代表的な正月遊びとなった。」と貝おおいからカードへ変化したことも紹介されている。

『日本を知る事典』(社会思想社)には、天正かるた、花かるた、ウンスンかるた、歌貝、百人一首かるた、いろはかるた、について遊び方を含めて説明が載っている。「天正かるた」は「日本におけるかるた遊びの源流をなすもので、16世紀後半に西洋人の手をへて伝来し、天正年間(1573~92)に日本風に模造された。講義における〈ウンスンかるた〉、すなわち南蛮系カルタの初期のものというべきもの」」とある。この図書にはいろはがるたの京と江戸の違いも載っている。

『日本風俗史事典』(弘文堂)には「カルタ(トランプ)の起源は中国またはインドといわれ、ヨーロッパでは、14世紀の松に一般に普及した。」とカルタの起源が書かれている。日本にはヨーロッパのカルタ(トランプ)が「16世紀後半にわが国に伝えられ、賭博具として流行し製作されるようになったが、のちにその一枚に「天正金入極上仕入」と印したので、これを天正カルタと呼んだ。」とある。遊戯方法は「『博戯犀照』などに詳しく紹介されている。」とある。また、「カルタは賭博として流行したので、しばしば禁令が発布された。」「平安時代以来行われていた貝合・花合を取り入れて四季一組12箇月の花ガルタ四八枚が文化・文政期(1804~30年)に創案された。」と和製のかるたが作られるようになったいきさつが書かれている。

〈正月遊びとかるた〉
『日本のたしなみ帖 しきたり』(自由国民社)p.32に「伝統的な正月の遊び」と題して「「かるた」も正月ならではの遊びです。藤原定家の「小倉百人一首」を覚えるために行われていた行事が、江戸時代以降、正月の遊びとして定着。」とある。正月遊びとして定着した理由は書かれていなかった。
『親子で楽しむ365日暮らしの行事』(大泉書店)にお正月あそびが紹介されてありかるたも含まれている。たこあげや福わらいは遊びに込められた意味が書かれているが、かるたについては書いていなかった。

〈豊中市にまつわるかるた〉
「蛍池かるた」が「豊中市第一号の郷土かるた」とESDリソースセンターとよなかのWebサイトで紹介されている。
http://esdtoyonaka.net/simin/simin41/sim41hap.htm (2017/10/17確認)
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
風俗史.民俗誌.民族誌  (382)
社会.家庭生活の習俗  (384)
詩歌  (911)
参考資料
(Reference materials)
『遊びの大事典[本編]』 東京書籍 (p.78)
『江戸時代子ども遊び大事典』 中城 正堯/編著 東京堂出版 (pp.60-61)
『日本大百科全書5』 小学館 (p.902)
『江戸時代子ども遊び大事典』中城 正堯/編著 東京堂出版 (pp.60-61)
『しきたり』 『現代用語の基礎知識』編集部/編 自由国民社 (p.32)
『だれも知らなかった<百人一首>』 吉海 直人/著 春秋社 (pp.94-101)
『親子で楽しむ365日暮らしの行事』 早未 恵理/監修 大泉書店 (pp.16-18)
『日本を知る事典』 大島 建彦/[ほか]編 社会思想社 (pp.699-701)
『日本風俗史事典』 日本風俗史学会/編 弘文堂 (p.132-133)
キーワード
(Keywords)
かるた(カルタ)
お正月(オショウガツ)
遊び(アソビ)
百人一首(ヒャクニンイッシュ)
カード(カード)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
庁内
登録番号
(Registration number)
1000224083解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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