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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000223265
提供館
(Library)
大阪市立中央図書館 (2210006)管理番号
(Control number)
2C17000927
事例作成日
(Creation date)
2007年04月01日登録日時
(Registration date)
2017年10月18日 00時30分更新日時
(Last update)
2018年01月06日 00時30分
質問
(Question)
何をもって「世界一周」というのか?例えば、マゼランやジョン万次郎の航海は「世界一周」と言われているが、たどった航路はそれぞれちがう。赤道を通過する、などの条件があるのでは?
回答
(Answer)
世界一周の定義は諸説あるようです。
関連記述のある図書資料、新聞記事、インターネットサイトを以下にご紹介いたします。

[図書]
『世界地図101の謎 = 101 Things You Don't Know about World Maps』(澤近 十九一/編 河出書房新社, 2008.6)
「第4章 大航海時代が地図をつくる」(p.50-69)のうち、p.50「066. 太平洋を最初に発見したのは世界一周をはたしたマゼランである?」の項に「一五二〇年、マゼランは大西洋から太平洋にはいり、世界ではじめて太平洋を横断し、はじめて世界一周をなしとげたのである。」と記載されています。

『時計の針はなぜ右回りなのか 改訂新版』(織田 一朗/著 草思社, 2012.8)
「世界一周の早周り記録は?」(p.332-335)の章のうち、p.332に「まずは船だが、世界一周航海の定義は「地球上の正反対の二地点を通過する」ことだ」と記載されています。
また、p.333に「次は「空」だ。国際航空連盟(FAI)は北(南)回帰線の長さ三万六七キロを超えた距離の一周飛行であれば、厳密に正反対の二地点を通過しない世界一周飛行と認めている。」と記載されています。

『ギネス世界記録 2004』(クレア・フォルカード/編 [石原 尚子/ほか編集 訳] ポプラ社, 2004.3)
p.125「航空機による最速の世界一周」の説明の中で、「FAIの定義では、「世界一周」は北回帰線、または南回帰線の長さ(3万6787.6km)をこえないと認められない。」と記載されています。

[新聞記事]
朝日新聞、毎日新聞に関連記述のある記事が掲載されています。
「[新刊]90日間世界一周 土井全二郎・著<光人社・1800円>」『毎日新聞』 1999年5月9日東京朝刊 11ページ「「世界一周の定義も「地球の正反対の2地点を通過すること」と調べ当てたり」とあります。
『90日間世界一周 : 客船「にっぽん丸」航海記』(土井 全二郎/著 光人社, 1999.4)は大阪市立図書館でも所蔵しております(2017.10.07時点)。

「夫婦1台で、世界一周 青木史也・直美さん、タンデム自転車で—港区 */東京」
(毎日新聞 2004年7月6日 地方版/東京 27ページ)
「世界一周の定義は、ジャパン・アドベンチャー・サイクリストクラブの基準「日本を出発点とし、赤道通過を含む2大陸以上、2万キロ以上の走破」に準じた」と記載されています。

以下の記事では「日本アドベンチャー・サイクリストクラブ」の世界一周の定義として「赤道を通過し大西洋をはさむ2大陸以上を走破、もしくはそれに値する行程」であることを会則で定めた旨の記載があります。

「世界一周自転車、一堂に 河内長野・サイクルセンター/大阪府」『朝日新聞』 2015年8月3日朝刊 大阪市内・1地方 27ページ)
「日本アドベンチャー・サイクリストクラブ10周年【大阪】」『朝日新聞』 1989年2月3日夕刊 らうんじ5ページ)
「ペダルで駆ける世界 日本アドベンチャー・サイクリストクラブ」『朝日新聞』1989年1月30日夕刊 らうんじ3ページ)

「世界一周のコースって?(はてなてれび)」『朝日新聞』1994年4月9日夕刊 芸能10ページ
読者の質問投稿への回答です。テレビ番組において「出演者の賞品に世界一周旅行がありますが、世界一周とは、どのコースを旅行するものなのですか」に対し、「「平成教育委員会」の番組広報担当者の話では、世界一周といっても、基本コースは、東京発、パリ、ロンドン、ニューヨークを回って東京に帰る一週間程度の旅行だそうです」と記載されています。

なお、新聞記事は商用データベースでもご覧いただけます。朝日新聞は「聞蔵Ⅱビジュアル」、毎日新聞は「毎索」をご利用ください。

[インターネットサイト]
・世界一周堂
http://www.sekai1.co.jp/explanation/03.html (2017.10.07確認)
「世界一周の定義」として「太平洋と大西洋を各々1回のみ渡って出発軸に戻ること。」との記述があります。
なお、このサイト運営者については、トップページに「「世界一周堂」は世界一周旅行を専門に取り扱う、日本で初めての旅行会社として設立された」と記載されています。

以下は世界一周の定義ではありませんが、世界一周のエピソードとしてご参考まで、ご紹介します。

『初めて世界一周した日本人』(加藤 九祚/著 新潮社, 1993.9)
江戸時代の中頃に嵐に会って漂流し、ロシアの船に乗って世界周航した石巻の漁民の周航の様子について記載されています。
巻頭地図に「若宮丸・津太夫ら一行の世界一周の概念図」として地図があります。

『江戸漂流記総集 : 石井研堂これくしょん 第6巻』(石井 研堂/[編] ; 山下 恒夫/再編 日本評論社, 1993.7)
アリューシャンへ漂着しロシアで生活したのち、そして世界一周船への同乗した回船乗りたちの江戸時代最大の漂流記録とされる『環海異聞』が収録されています。
p.821-832には『環海異聞』関係略年表も掲載されています。

『世界を見せた明治の写真帖』(三木 理史/著 ナカニシヤ出版, 2007.9)
「序章 第二回世界一周会の出発」(p.3-10)のうち、p.5に「トマス・クック社は、一八七二年にいち早く世界一周ツアーを企画し」と記載されています。同ページにトマス・クック社はイギリスの「団体旅行企画の老舗旅行社」との記述があります。

『世界一周の誕生 : グローバリズムの起源』(園田 英弘/著 文芸春秋, 2003.7)
前述『世界を見せた明治の写真帖』の序章の参考文献としてもあがっていた一冊です。
「第五章 地球一周時代の開幕」(p.127-p.178)ではコフィン、シューアードの世界一周およびジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』について触れ、p.178「「世界一周」という言葉は、十九世紀の後半に生きる人々にとって次第になじみのあるものになっていった。」と帰結しています。

また、個人の世界一周の写真帖として、大阪市立図書館では以下の資料を所蔵しています。

・『世界一周図絵』(長谷屋 為五郎/編 米田一義, 1930)

・『世界壱周紀念 : 大正拾参年』(水谷 政次郎/[写真] 水谷 政次郎, [1924])
上記は西区にあった大阪初のパン屋マルキパンの創業者 水谷 政次郎の世界一周旅行の写真帖です。
回答プロセス
(Answering process)
1.商用DB「JapanKnowledge」で“世界一周”→定義について言及した記事なし

2.商用DB「聞蔵Ⅱビジュアル」「毎索」「The Sankei Archives」「ヨミダス歴史館」「日経テレコン」で“世界一周”ד定義”または“世界一周とは”または“世界一周って”で検索し、資料1、2で該当記事が見つかる。

3.プロセス2の記事より資料3が見つかる。

4.当館所蔵資料をフリーワード“世界一周”で検索してヒットした資料を確認し、資料4、5、6、7、8、9、10、11が見つかる。

5.インターネット検索エンジンを“世界一周”で検索し、ヒットしたサイトを確認し資料12、13が見つかる。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
地理.地誌.紀行  (290 9版)
参考資料
(Reference materials)
当館書誌ID <0000735269>  90日間世界一周 -客船「にっぽん丸」航海記- 土井 全二郎/著 光人社 1999.4 9784769809043 (資料3)
当館書誌ID <0011669939>  世界地図101の謎 澤近 十九一/編 河出書房新社 2008.6 978-4-309-22485-5 (資料4)
当館書誌ID <0012567586>  時計の針はなぜ右回りなのか :改訂新版(草思社文庫 お1-1) 織田 一朗/著 草思社 2012.8 978-4-7942-1914-5 (資料5)
当館書誌ID <0000343832>  初めて世界一周した日本人(新潮選書) 加藤 九祚/著 新潮社 1993.9 9784106004452 (資料6)
当館書誌ID <0000322691>  江戸漂流記総集 -石井研堂これくしょん- 第6巻 石井 研堂/[編] 日本評論社 1993.7 9784535066168 (資料7)
当館書誌ID <0011491843>  世界を見せた明治の写真帖(叢書・地球発見 10) 三木 理史/著 ナカニシヤ出版 2007.9 978-4-7795-0010-7 (資料8)
当館書誌ID <0010572141>  世界一周の誕生 -グローバリズムの起源-(文春新書 328) 園田 英弘/著 文芸春秋 2003.7 9784166603282 (資料9)
当館書誌ID <0080287151>  世界一周図絵 長谷屋 為五郎/編 米田一義 1930  (資料10)
当館書誌ID <0012350851>  世界壱周紀念 -大正拾参年- 水谷 政次郎/[写真] 水谷 政次郎 [1924]  (資料11)
当館書誌ID <0010711121>  ギネス世界記録 2004 クレア・フォルカード/編 ポプラ社 2004.3 9784591995679 (資料12)
商用データベース「聞蔵Ⅱビジュアル」 (資料1)
商用データベース「毎索」 (資料2)
世界一周堂  http://www.sekai1.co.jp/explanation/03.html  (資料13)(2017.10.07確認)
キーワード
(Keywords)
世界一周
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000223265解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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