このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000222600
提供館
(Library)
大阪府立中央図書館 (2120005)管理番号
(Control number)
6001025980
事例作成日
(Creation date)
2017/07/15登録日時
(Registration date)
2017年09月30日 00時30分更新日時
(Last update)
2017年09月30日 00時30分
質問
(Question)
魔女狩りに影響を与えた『魔女への鉄槌』の内容とこれについて書かれている資料を教えてほしい。
回答
(Answer)
●『魔女への鉄槌』(以下『鉄槌』という)について
『悪魔学大全』(ロッセル・ホープ・ロビンズ/著 青土社 1997.2) によれば、本書は「それまでは黒魔術に関する民間伝承にすぎなかったものを、異端に対するキリスト教会の教義と結び付け」、厳格な法の形に結実させたものであり、書名は「Malleus Maleficarum」もしくは「Hexenhammer」で、初版は1486年。各国語に翻訳され、「少なくとも十六種のドイツ語版、十一種のフランス語版、二種のイタリア語版、そしていくつかの英語版がある」「著者は二人のドミニコ会士、ヤーコブ・シュプレンゲル(1436~95年、ケルン大学学部長)と修道院長ハインリヒ・クラーメル [ラテン名インスティトル](1430年頃~1505年)」とあります。

下記で紹介している『魔女の誕生と衰退:原典資料で読む西洋悪魔学の歴史』によれば、「魔女術に関する最初の百科全書であり、魔女の脅威を世に知らしめるとともに、魔女を裁く裁判官たちのための手引書」で、「伝統的なスコラ学書の構成にならい、計三部に分かれている。」とあります。


●『魔女への鉄槌』についての関連資料
<図書>
・『悪魔学大全』(ロッセル・ホープ・ロビンズ/著 青土社 1997.2)
p.569-572

・『魔女の誕生と衰退:原典資料で読む西洋悪魔学の歴史』(田中雅志/編訳・解説 三交社 2008.4)
p.98-115 

・『悪魔と悪魔学の事典』(ローズマリ・エレン・グィリー/著 原書房 2016.4)
p.420-423

・『魔女と魔術の事典』(ローズマリ・エレン・グィリー/著 原書房 1996.10)
p.420-421

・『エランベルジェ著作集 2 精神医療とその周辺』(エランベルジェ/[著] みすず書房 1999.8)
p.28-45「「魔女への鉄槌」を主題として」の論文があり、魔女裁判を精神医学史のなかでとらえたものです。

・『魔女 下(古典文庫)』(ミシュレ/著 現代思潮社 1977)
p.24-41 

・『異端事典』(C.S.クリフトン/著 三交社 1998.10)
p.205-208 

・『魔女の法廷:ルネサンス・デモノロジーへの誘い』(平野隆文/著 岩波書店 2004.1)
p.36-57

・『魔女狩りと悪魔学』(上山安敏/編著 人文書院 1997.3)
p.91-94、99-101、303-305、「日本の研究状況」について、p.340-345に記述があります。

・『図説魔女狩り (ふくろうの本)』(黒川正剛/著 河出書房新社 2011.3)
p.37-41

・『魔女狩り (ヨーロッパ史入門)』(ジェフリ・スカール/[著] 岩波書店 2004.10)
p.90-92

・『魔女狩り:西欧の三つの近代化(講談社選書メチエ)』(黒川正剛/著 講談社 2014.3)
p.35-39、50-54、72-93

・『魔女狩りの社会史:ヨーロッパの内なる悪霊』(ノーマン・コーン/著 岩波書店 1983.7)
p.220、311、348

・『魔女狩り(岩波新書 青版)』(森島恒雄/著 岩波書店 1979)
p.60-64

・『魔女と魔女裁判:集団妄想の歴史(りぶらりあ選書)』(クルト・バッシュビッツ/著 法政大学出版局 1979)
p.93-109
・『教皇と魔女:宗教裁判の機密文書より(叢書・ウニベルシタス)』(ライナー・デッカー/著 法政大学出版局 2007.11)
p.59-72

・『魔女現象』(ヒルデ・シュメルツァー/著 白水社 1993.5)
p.95-106、p.157-172 には「拷問」についての記述があります。

・『呪術の人類学』(白川千尋/編 人文書院 2012.3)
p.125-128

・『魔女の秘密展 公式図録 西村佑子/監修 中日新聞社 [2015]』
p.73 『魔女に与える鉄槌』の1519年版、1490年版の写真があります。

・『魔女とキリスト教:ヨーロッパ学再考(講談社学術文庫)』(上山安敏/[著] 講談社 1998.1)
p.213-220

<論文>
・清末尊大(キヨスエ タカオ)「最初の魔女狩り全書『魔女に下す鉄槌Manneus Maleficarum』の研究 (1)、(2・完)」『北海道教育大学紀要. 人文科学・社会科学編』 49(1-2) (北海道教育大学 1998.8-1999.2)
49(1)p.123-138、49(2)p.17-39に掲載されています。

・野村仁子(ノムラ ヒサコ)「『魔女への鉄槌』研究 ⑴― 第一部の分析を中心に ―」『愛知県立大学大学院国際文化研究科論集第』12 号(2011) インターネットで公開されています。(2017/7/15現在)
http://ci.nii.ac.jp/els/contents110009454238.pdf?id=ART0009925584

・平野隆文「ジャン・ボダンとヨーハン・ヴァイヤー : 悪魔学の医学的・法学的・司法的「テクスト戦略」を巡って」(博士論文)
「国立国会図書館デジタルコレクション」の図書館間送信参加館で閲覧できます。(2017/7/15現在)
p.8-49 第1章 『魔女への鉄槌:スコラの魔女学』


[事例作成日:2017年7月15日]
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
ヨーロッパ史.西洋史  (230 8版)
キリスト教  (190 8版)
民間信仰.迷信[俗信]  (387 8版)
参考資料
(Reference materials)
悪魔学大全 ロッセル・ホープ・ロビンズ∥著 青土社 1997.2 (569-572)
魔女の誕生と衰退 田中/雅志∥編訳・解説 三交社 2008.4 (98-115)
悪魔と悪魔学の事典 ローズマリ・エレン・グィリー‖著 原書房 2016.4 (420-423)
魔女と魔術の事典 ローズマリ・エレン・グィリー∥著 原書房 1996.10 (420-421)
エランベルジェ著作集 2 エランベルジェ∥[著] みすず書房 1999.8 (28-45)
魔女 下 ミシュレ∥著 現代思潮社 1977 (24-41)
異端事典 C.S.クリフトン∥著 三交社 1998.10 (205-208)
魔女の法廷 平野/隆文∥著 岩波書店 2004.1 (36-57)
魔女狩りと悪魔学 上山/安敏∥編著 人文書院 1997.3 (91-94、99-101、303-305)
図説魔女狩り 黒川/正剛∥著 河出書房新社 2011.3 (37-41)
魔女狩り ジェフリ・スカール∥[著] 岩波書店 2004.10 (90-92)
魔女狩り 黒川/正剛‖著 講談社 2014.3 (35-39、50-54、72-93)
魔女狩りの社会史 ノーマン・コーン∥著 岩波書店 1983.7 (220、311、348)
魔女狩り 森島/恒雄∥著 岩波書店 1979 (60-64)
魔女と魔女裁判 クルト・バッシュビッツ∥著 法政大学出版局 1979 (93-109)
教皇と魔女 ライナー・デッカー∥著 法政大学出版局 2007.11 (59-72)
魔女現象 ヒルデ・シュメルツァー∥著 白水社 1993.5 (95-106、157-172)
呪術の人類学 白川/千尋∥編 人文書院 2012.3 (125-128)
魔女の秘密展 西村/佑子‖監修 中日新聞社 [2015] (73)
魔女とキリスト教 上山/安敏∥[著] 講談社 1998.1 (213-220)
北海道教育大学紀要. 人文科学・社会科学編 北海道教育大学 編集 北海道教育大学  49(1-2)50(1)
http://ci.nii.ac.jp/els/contents110009454238.pdf?id=ART0009925584  (野村仁子(ノムラ ヒサコ)「『魔女への鉄槌』研究 ⑴― 第一部の分析を中心に ―」『愛知県立大学大学院国際文化研究科論集』12 号(2011))
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
書誌事項調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000222600解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!