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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000218089
提供館
(Library)
相模原市立図書館 (2210034)管理番号
(Control number)
相市-H29-03
事例作成日
(Creation date)
2017年05月19日登録日時
(Registration date)
2017年06月30日 10時30分更新日時
(Last update)
2017年07月09日 16時30分
質問
(Question)
キアシドクガ、ミズキの生態について詳しく知りたい。
木もれびの森(相模原中央緑地)でキアシドクガが大量発生し、ミズキの葉が食い尽くされている。
・樹木医が「葉が食べられても問題はないが、この状態が5~6年続くと枯れてしまう」と言っていたが、根拠となる資料はないか。
・ミズキ科の中でも、ミズキとクマノミズキは葉を食べられていて、他の種類は被害がない。その違いが分かる資料はあるか。
回答
(Answer)
回答プロセスのとおり資料を提供した。

・キアシドクガの食樹はミズキ、クマノミズキ、エゴノキ。卵は寄主植物の幹に産みつけられる。
・ミズキは食樹被害による枯死から4~5年で倒伏するようである。
回答プロセス
(Answering process)
■キアシドクガについて調査
『昆虫レファレンス事典』日外アソシエーツ編集部/編 日外アソシエーツ 2005【R486 S24380073】より

『原色日本蛾類図鑑 下 改訂新版』江崎 梯三/(他)著 保育社 1982【R486 S21062625】
 p27, きあしどくが 「幼虫はミズキやエゴノキの害虫」と記載あり
『原色昆虫大図鑑 1』井上 寛/(他)著 白水 隆/著 北隆館 1967【R486 S00678755】
 p167,114図 「6~7月に出現し、幼虫の食草であるミズキ・エゴノキ付近を昼間飛ぶ」と記載あり
『原色日本蛾類幼虫図鑑 上』六浦 晃/(他)著 保育社 1982【R486 S04861118】
 p177,59図 「食草:ミズキ、クマノミズキ」と記載あり
『日本幼虫圖鑑』河田 党/(他)著 白水 隆/著 北隆館 1976【R486 S00679126】
 p256, 「ミズキ・クマノミズキの葉を食う。卵は寄主植物の幹に1層に産みつけられる」と記載あり
『日本産蛾類大図鑑 第1巻 解説編』井上 寛/(他)著 講談社 1982【R486.8 S07366057】(相模大野図書館所蔵)
 p632, 「幼虫の食樹はミズキ、クマノミズキ」と記載あり


■ミズキ・クマノミズキ・エゴノキについて
『植物レファレンス事典』日外アソシエーツ編集部/編 日外アソシエーツ 2004【R470 S22397970】より
次の資料には虫害に関する記載はなかった。
『日本の野生植物 木本 2 新装版』佐竹 義輔/(他)編 平凡社 1999【R470 S22366140】
 p109-112,117(写真) ミズキ科
『原色日本植物図鑑 木本編 1』北村 四郎/著 村田 源/著 保育社 1982【R470 S23570203】
 p100, エゴノキ、p197, ミズキ、クマノミズキ
『樹に咲く花 離弁花 2』茂木 透/写真 石井 英美/著 山と溪谷社 2007【R479 S24169401】
 p648, ミズキ、p652, クマノミズキ
『原色花卉図鑑 下』塚本 洋太郎/著 保育社 1983【R627 S04860896】
 p59, ミズキ
『原色樹木大図鑑』林 弥栄/(他)編 北隆館 1985【R653 S04864526】
 p535, ミズキ、p536, クマノミズキ、p623, エゴノキ(チシャノキ)
『木の写真図鑑 完璧版 TREES』アレン・コーンビス/著 マシュー・ウォード/写真 日本ヴォーグ社 1994【R653 S20974176】
 p134, ミズキ、p136, クマノミズキ、p299, エゴノキ


■Google検索 “キアシドクガ”
 → キアシドクガ - Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%89%E3%82%AF%E3%82%AC (最終アクセス:2017/7/6)
   形態・生態、食樹被害に関する記載あり
   ↓ 食樹被害に関する参考資料を調査
  「自然教育園におけるキアシドクガの異常発生について(第6報)(PDF)」国立科学博物館 2011年
    http://www.kahaku.go.jp/research/publication/meguro/download/42/ns-r-42_2.pdf (最終アクセス:2017/7/6)
  「自然教育園においてキアシドクガによるミズキの大量枯死が森林に与えた影響と将来予測(PDF)」国立科学博物館 2011年
    http://www.kahaku.go.jp/research/publication/meguro/download/42/ns-r-42_6.pdf (最終アクセス:2017/7/6)
   国立科学博物館付属の自然教育園(東京都港区白金台)における、キアシドクガによるミズキの食樹被害についての報告。
   この報告によると、ミズキは枯死後4~5年で倒伏するようである。


■他にもキアシドクガに関する論文がないかCiNii Artickesで調査
 キーワード “キアシドクガ”
 「東京都港区におけるキアシドクガ蛹の捕食寄生性昆虫のついて」中野 敬一 環動昆 20(3), 127-131, 2009
   http://ci.nii.ac.jp/naid/130005431562 (最終アクセス:2017/7/6)
  この論文の参考文献の中に、1977年頃に相模原市の都市林で大発生した際の調査結果があった。
  ↓
 「14 不快害虫としてのキアシドクガ」三原 実 衞生動物 29(1), 57, 1978-03-15
   http://ci.nii.ac.jp/naid/110003815560 (最終アクセス:2017/7/6)
  Web上での公開なし
   → CiNii Booksで検索 “衞生動物”
     近隣では、麻布大学附属学術情報センターに所蔵あり


※【】内は自館の請求記号と資料コードです。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
昆虫類  (486)
植物学  (470)
参考資料
(Reference materials)
『昆虫レファレンス事典』日外アソシエーツ編集部/編 日外アソシエーツ 2005
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I046749446-00 , ISBN 9784816923111
『原色日本蛾類図鑑 下 改訂新版』江崎 梯三/(他)著 保育社 1982
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I053941632-00
『原色昆虫大図鑑 1』井上 寛/(他)著 白水 隆/著 北隆館 1967
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I004192727-00
『原色日本蛾類幼虫図鑑 上』六浦 晃/(他)著 保育社 1982
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000074-I000591355-00 , ISBN 9784835445410
『日本幼虫圖鑑』河田 党/(他)著 白水 隆/著 北隆館 1976
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I015783409-00
『日本産蛾類大図鑑 第1巻 解説編』井上 寛/(他)著 講談社 1982
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001580497-00 , ISBN 4061240374
キーワード
(Keywords)
キアシドクガ
ミズキ
食樹被害
虫害
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000218089解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決