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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000216947
提供館
(Library)
高崎市立中央図書館 (2310031)管理番号
(Control number)
0131024002
事例作成日
(Creation date)
2013年10月24日登録日時
(Registration date)
2017年06月06日 11時49分更新日時
(Last update)
2017年07月28日 10時56分
質問
(Question)
“和田の三石”について資料はあるか。
回答
(Answer)
和田の三石とは、高崎に言い伝えられている三つの名石のことで、それぞれ上和田の“円石(まるいし)”、下和田の“方石(かくいし)”、和田の“立石(たていし)”といい、「上州路 391号」の“特集 群馬の石と岩の伝説”で詳しく紹介されています。

高崎市の古文献である「高崎志」や「更正高崎旧事記」の中でも、この三石のことについて触れられており、和田氏や井伊氏も築城の際には、この名石を使おうとしなかったと書かれています。

“円石”は、もともと上和田の畑にあり、享保年間の末に善念寺の住職が地主に請うて、石工に命じてこれを切らせて門前の橋にした。しかし、名石を橋にして人に踏ませたということで異変があったらしく、その後他に移したが、めぐりめぐって成田町の成田山光徳寺におさまったそうです。

“立石”は赤坂にあり、井伊直政が城を修築した際に、ただ場所を移そうと人夫十余人にかつがせたがまったく動かず、それから百年、元禄の頃までそこにありました。
しかしその後、また石を動かすことになり、土地の人たちが集まって、どうしても石を動かしたいと石にお願いし、神と崇めてお祀りいたします、と誓ったところ、軽々と動くようになりました。そこで赤坂の観音堂に安置して大事に守ってきたそうです。
現在、この“立石”は高崎神社境内にあります。

“方石”は、若松町の佐藤病院の敷地内にあり、“化け石”とも呼ばれていました。この石が怪物に見え、源頼朝の馬が驚いて蹴ったという伝説があります。


以下、当館所蔵の参考資料になります。

高崎の名所と伝説
 成田山 p.22-24
  “円石”について触れられている。
  写真あり。
 和田の立石 p.97-98
  “大師石”、“おこり石”などの名称があると記述あり。
  写真あり。
 上和田の円石 p.99-100
  石工に石を切らせたときに二面とし、一面が成田山の境内に、他の一面は善念寺庫裡の池のほとりにある。
  と記述あり。
 下和田の方石 p.100-101
  写真あり。

上野の伝説
 岩・石に関する伝説
  立石 p.38
  方(ほう)石 p.39

上州の史話と伝説 その2 p.23-25
 法師の化石
  立石を中心に、三石について書かれている。

上州路 33(12) 通巻391号
 特集 群馬の石と岩の伝説
  高崎・安中の石 佐野進著
   和田の三石
    和田の立石 p.4-5
    上和田の円石 p.5-6
     「更正高崎旧事記」の作者土屋老平が、石工に命じて石を二面にわけた。
     一面は成田山の境内に老平の父、世平の碑として
     もう一面は善念寺の本堂前の築山の石としてある。
     と記述あり。
    下和田の方石 p.6
   ※三石の写真あり。

群馬県史料集 第1巻 p.176-177
高崎志「和田ノ三石」

新編高崎市史 資料編14
 高崎神社
  和田三石の「立石」 p.25-26
   写真あり。
 法道山弘真院善念寺
  和田三石のうちの円石(まるいし) p.265-266

新生 創刊号 p.3
 和田の三石 田島武夫著

ぐんまの城三〇選 p.109
 和田城
  指標の石
   写真あり。

高崎市史 第3巻
 高崎志
  観音堂 p.253-254
   “大師石”(立石、瘧石)について記述あり。
  和田ノ三石 p.283
 更正高崎旧事記 p.367-368
  和田三石・上和田円石
  同和田立石
  同下和田方石

新編高崎市史 民俗編 p.549-551
 石の伝説

商工たかさき 227号 p.11
 世平子日歌碑 田島武夫解説(高崎文学碑めぐり 25)
  円石を使って作成された、成田山にある武井世平の歌碑について解説している。

高崎風土記 p.28-29
 伝説16篇 田島武夫著
  和田の立石
  上和田の円石
  下和田の方石
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本  (291)
参考資料
(Reference materials)
田島武夫 著 , 高崎市秘書課 企画編集 , 田島, 武夫, 1899-1987 , 高崎市. 高崎の名所と伝説. 高崎中央ライオンズクラブ, 1973.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025517498-00  (当館資料番号 110356128)
都丸十九一/編著 , 都丸十九一. 上野の伝説. 第一法規出版, 1975.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I026340364-00  (当館資料番号 110356268)
上毛新聞社. 上州の史話と伝説. 上毛新聞社, 1974.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001259152-00  (当館資料番号 117018440)
特集 群馬の石と岩の伝説. 上州路 391号
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000030478-00  (当館資料番号 530057728)
群馬県文化事業振興会 編 , 群馬県文化事業振興会. 群馬県史料集 第1巻 (風土記篇 第1). 群馬県文化事業振興会, 1965.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000869075-00  (当館資料番号 110320645)
高崎市市史編さん委員会 編 , 高崎市. 新編高崎市史 資料編 14 (社寺). 高崎市, 2003.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007511821-00  (当館資料番号 117143537)
田島武夫. 和田の三石. 新生  創刊号 p. 3 (当館資料番号 150976645)
飯森康広 編 , 飯森康広, 清水豊, 秋本太郎 著 , 飯森, 康広, 1962- , 清水, 豊, 1963- , 秋本, 太郎, 1975-. ぐんまの城三〇選 : 戦国への誘い. 上毛新聞社事業局出版部, 2016.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027653466-00 , ISBN 9784863521650 (当館資料番号 117268144)
高崎市 , 高崎市史編さん委員会 編. 高崎市史 第3巻. 高崎市, 1968.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I002631542-00  (当館資料番号 111023198)
高崎市市史編さん委員会 編 , 高崎市. 新編高崎市史 民俗編. 高崎市, 2004.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007511791-00  (当館資料番号 117143602)
田島武夫. 世平子日歌碑. (高崎文学碑めぐり 25) 商工たかさき 227号 p. 11 (当館資料番号 157018615)
朝雲久児臣 編 , 朝雲, 久児臣. 高崎風土記. 高崎風土記出版委員会, 1980.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002155840-00  (当館資料番号 110328481)
キーワード
(Keywords)
和田の三石
和田三石
円石
立石
方石
伝説-高崎市
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
2017.6.22:「商工たかさき 227号」を追加。
2017.7.28:「高崎風土記」を追加。
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000216947解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決