レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/05/30
- 登録日時
- 2017/06/02 00:30
- 更新日時
- 2017/06/08 10:56
- 管理番号
- R1001160
- 質問
-
解決
「モートン病」の症状・対処法について書かれている本を探している。
- 回答
-
以下の2冊を紹介しました。
①『標準整形外科学』松野丈夫/総編集,医学書院,2014
②『医学書院医学大辞典』伊藤正男/総編集,医学書院,2009
- 回答プロセス
-
1.グーグルで正式病名を確認
→「モートン病」で間違いないよう。
2.当館OPACフリーワード検索で「モートン病」を検索。
→『新・足のクリニック』井口傑/著,南江堂,2015 がヒットしたが当館に所蔵なし。
3.494.67付近をブラウジング
『足の大学』,大杉京子ほか/著, フレグランスジャーナル社,2016
『はじめてのフットケア』中西健史/著,メディカ出版,2012
『家庭医学大全科』高久史麿/総合監修,法研,2010
→記載なし
以下の書籍に記載あり
①『標準整形外科学』松野丈夫/総編集,医学書院,2014
P719~720「Morton(モートン)病」より抜粋
【病態】
20~50歳台の女性に好発し、歩行時に釘を刺したような鋭い痛みを生じる。ハイヒールのような踵が高く前足部が圧迫される靴を履くと、中足骨の骨頭部に荷重が集中して原因となる。
【治療】
足趾が十分使えない状況では中足骨頭部への負荷が増すため、ハイヒールは避けトウボックスの広い靴を選ぶようにする。疼痛が著しい場合は神経ブロックが有効であり、保存治療に抵抗する場合には神経剥離術や神経切離術を考慮する。
②『医学書院医学大辞典』伊藤正男/総編集,医学書院,2009
P2771「モートン病」より抜粋
好発部位は第3,4趾間で、中年の女性に多い。中足より足趾に及ぶ疼痛および知覚障害を訴える。疼痛は長距離歩行後、長時間起立後あるいは窮屈な靴を履くことで出現する。(中略)窮屈な靴を履かないこと、ステロイドの局注、消炎鎮痛薬投与が効果的である。軽快しない例には神経腫の摘出術を行う。
(追加調査・その他の資料)
・『メルクマニュアル 第18版』p.359-360“モートン神経腫”
・『レタスクラブ 2015/12/25号』p.115特集ページあり
・『クロワッサン 2016/05/10号』p.115特集ページあり
- 事前調査事項
-
テレビで「モートン病」のことを知った。自分の症状と同じようなので確認したい。
- NDC
-
- 外科学 (494 9版)
- 参考資料
-
- 標準整形外科学 松野丈夫/総編集 医学書院 2014.2 494.7 , ISBN 978-4-260-01787-9
- 医学書院医学大辞典 伊藤正男/総編集 医学書院 2009.2 490.33 , ISBN 978-4-260-00582-1
- メルクマニュアル マーク・H.ビアーズ/英語版編集 日経BP社 2006.12 490.36 , ISBN 4-8222-0398-0 (p.359-360 モートン神経腫)
- レタスクラブ 2015/12/25 p.115 WOMEN'S CLINIC 「モートン病」 KADOKAWA 1987.11.10 590.5
- クロワッサン 2016/05/10 マガジンハウス 1977.4 051.7 (p.115 今これ、治せるかも。足のトラブル②モートン病)
- キーワード
-
- モートン病
- Morton
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000216789