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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000214382
提供館
(Library)
東久留米市立中央図書館 (2310081)管理番号
(Control number)
【7】中2016-066
事例作成日
(Creation date)
2017年03月11日登録日時
(Registration date)
2017年04月02日 12時23分更新日時
(Last update)
2017年11月29日 10時01分
質問
(Question)
「越前住伯耆守藤原汎隆」について知りたい。また、その子孫について知りたい。
回答
(Answer)
「伯耆大掾汎隆」「越前住伯耆守藤原汎隆」【資料1】「伯耆大掾汎隆」「越前住伯耆守下坂汎隆」「伯耆守藤原汎隆越前住」【資料4】など

汎隆初代は江戸時代前期、康継[初代、肥後大掾藤原下坂越前住]の門人。【資料1】作刀は「元和年間(1615-1624)から寛永年間(1624-1644)頃」【資料1】、「承応貞享年間」【資料2】、「明暦」【資料3】、「寛文」【資料4】と諸説あり。
二代については、「通常見るのは播磨大掾重高[二代]との合作もある汎隆二代の作」【資料1】作刀は「寛文年間(1661-1673)」【資料1】、「貞享ころ」【資料4】と諸説あり。

「二代目は「広高」と改名して、加賀の国に移り住み「加州住広高」等の銘を残している」という説もあり、【資料2】【資料4】によると、おなじ「藤原姓」。越前より加賀に来住。と共通項もあるが明らかな資料は見つからず。
回答プロセス
(Answering process)
Q.「越前住伯耆守藤原汎隆」について
1)所蔵資料調査
×『刀装金工事典』 /R756/ 若山猛/編著 雄山閣 1984
×『美術家人名事典 工芸篇 古今の名工2000人』 /R750/ 日外アソシエーツ 2010
○『図解日本刀事典』 /756/ 歴史群像編集部/編 学研 2006 p.195 【資料1】
「新刀の刀工」の項目に「汎隆【ひろたか・ぼんりゅう】」と記載あり。「伯耆大掾汎隆」「越前住伯耆守藤原汎隆」汎隆初代は江戸時代前期、康継[初代、肥後大掾藤原下坂越前住]の門人とあり、元和年間(1615-1624)から寛永年間(1624-1644)頃に作刀。また、二代は寛文年間(1661-1673)に作刀。「通常見るのは播磨大掾重高[二代]との合作もある汎隆二代の作」とある。この合作についてはp.187「重高【しげたか】二代」の項に詳しく「一振りの茎(なかご)を重高は栗尻(くりじり)に(差表側)、汎隆は剣形(けんぎょう)に(差裏側)、それぞれ仕上げた珍しいもの」とある。
○『大日本人名辞書 5』 /R281/ 講談社 1974 p.173 【資料2】
「刀剣鍛冶叢伝」に「ヒロタカ 汎隆」の項目に「藤原性伯耆守と称す越前の刀匠にして承応貞享年間の人なり」と記載あり。
○『趣味の日本刀』 /756/ 柴田光男/著 雄山閣出版 1991 p.341 【資料3】
「最新刀剣価格一覧」の「汎隆(ひろたか)」の項目に「伯耆守 越前(明暦)越前下坂一派。伯耆大掾、のち伯耆守。作風は播磨大掾重高に似る。」と記載あり。
○『日本刀銘鑑』 /R756/ 石井昌国/編著 雄山閣 1976 【資料4】
p.815に「汎隆(ひろたか)」の項目に「伯耆大掾汎隆」「越前住伯耆守下坂汎隆」「伯耆守藤原汎隆越前住」など初代は寛文に作刀。二代は貞享ころ作刀。ともに越前。」と記載あり。また、p.1477の「日本刀工年表」にも「1662年(寛文二)伯耆守汎隆(~寛文10)」と記載あり。

Q.汎隆(越前住伯耆守藤原汎隆)の子孫について
2)インターネット調査
キーワード="汎隆 子孫"
ヤフー知恵袋「越前汎隆てどんな刀鍛冶なんでしょか。人気また市場ではどうなん...」ベストアンサーより
越前の住人で、越前関の「道本兼植(かねたね)」門人と言われている越前下坂(しもさか)系の鍛冶。(下坂系で著名なのは”葵下坂”とも”御紋康継”ともいわれた「越前守康継」=「やすつぐ」)作刀期間は、「承応から明暦のころ(1652-1657)」とある。また、「二代目は「広高」と改名して、加賀の国に移り住み「加州住広高」等の銘を残している」とある。

3)「加州住広高」について
×『図解日本刀事典』 /756/ 歴史群像編集部/編 学研 2006 【資料1】
○『大日本人名辞書 5』 /R281/ 講談社 1974 p.173 【資料2】
「刀剣鍛冶叢伝」に「ヒロタカ 廣高」の項目に「加賀の刀匠にして天和年間の人なり又越中に住す或は云う年代詳ならず姓は藤原なりと」と記載あり。
×『趣味の日本刀』 /756/ 柴田光男/著 雄山閣出版 1991 【資料3】
○『日本刀銘鑑』 /R756/ 石井昌国/編著 雄山閣 1976 p.799 【資料4】
「広高(ひろたか)」の項目に「「加州住藤原広高」「越中魚津住広高」寛永中越前より加賀に来住。天和元越中魚津住。貞享二年没。寛文ころ。越中。」と記載あり。

4)「日本刀」について
『世界大百科事典 21 ナ-ニン 改訂新版』 /R031/ 平凡社 2007 p.457 【資料5】
「「日本刀」おもな日本の刀工分布」によると、江戸時代<越前(福井)>、<加賀(金沢)>の欄に「汎隆」「広高」ともに記載なし。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
金工芸  (756)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】歴史群像編集部 編 , 歴史群像編集部. 「図解」日本刀事典 : 刀・拵から刀工・名刀まで刀剣用語徹底網羅!!. 学習研究社, 2006.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008402345-00 , ISBN 4054032761
【資料2】大日本人名辞書刊行会 著. 大日本人名辞書. 講談社, 1974.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001228762-00
【資料3】柴田光男 著 , 柴田, 光男, 1923-. 趣味の日本刀. 雄山閣出版, 1991.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002105260-00 , ISBN 4639010265
【資料4】石井昌国 編著 , 本間薫山 校閲 , 石井, 昌国, 1916-1990 , 本間, 順治, 1904-1991. 日本刀銘鑑 2版. 雄山閣出版, 1976.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001284483-00
【資料5】世界大百科事典 21 (ナ-ニン) 改訂新版. 平凡社, 2007.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009140551-00
キーワード
(Keywords)
刀工
刀剣--日本
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000214382解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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