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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000211831
提供館
(Library)
東京都立中央図書館 (2110013)管理番号
(Control number)
0050003577
事例作成日
(Creation date)
20160828登録日時
(Registration date)
2017年03月16日 00時30分更新日時
(Last update)
2017年03月16日 11時53分
質問
(Question)
1945(昭和20)年にアメリカが日本に投下した原子爆弾に関連して、以下の3点について知りたい。
1 用意していた原子爆弾の数
2 3弾目の投下予定日時・場所。
3 広島と長崎に投下した原子爆弾を完成させたのはいつか。
回答
(Answer)
原子爆弾投下に関する資料を調査した。

1 用意していた原子爆弾の数
資料1は、3弾目の存在について記述されている資料で、p.245-262に、広島に原子爆弾を投下した飛行機の機長だったティベッツ将軍へのインタビュー「空軍戦史部,1966年のティベッツの談話」があり、p.259に「もし使えと言われたら使うように、3発目の原子爆弾は準備の途中であった」とある。

資料2のp.13に、「もし一発目で日本が降伏しなかったら、アメリカの政策決定者はさらに多くの原子爆弾、少なくとも八月の終わりまでに三発目、そして予定されていた本土侵攻作戦の前までにさらに数発の爆弾を使用することもあり得ると考えていた。」とある。

2 3弾目の投下予定日時・場所
(1)日時
投下予定時刻について記述のある資料は見出せなかった。

資料3のp.246-262に「十二 原爆投下」の章があり、長崎への原子爆弾投下後の動向に関する記述がある。
p.247-248に、「テニアンでは広島、長崎投下後、「ファットマン」と同じプルトニウム型の第三弾の組み立てを急ぐこととし、八月十七日または十八日以降の好天に投下できるように準備を始める。」とある。

資料2のp.148に「次の爆縮型原爆は一九四五年八月二十四日以降の最初の好天時に標的へ運搬するよう準備を整えるよう予定されていた。」とある。

資料4のp.758-760に「第三弾問題」があり、「「八月二四日よりもあとの最初の好天日」に投下できる段取りになっていた。しかし製造過程を四日分速めることができたので、八月一七日または一八日よりもあとの最初の好適な天候の日」に投下可能になる予定だった」とある。

(2)場所
候補地として、東京、札幌、函館、小樽、横須賀、大阪、及び名古屋が挙げられている。

資料3のp.247-248に、「ファレル准将とスパーツ大将は、日本の首脳陣が依然として集中している東京を、心理的効果の面から目標として選定するよう強く勧告する。また、第20航空軍では札幌、函館、小樽、横須賀、大阪、名古屋の順で目標を選定するよう勧告している。しかし、第三弾は、日本が八月十日にポツダム宣言の受諾を連絡してきたため、(中略)新たな目標も選定されないままで終わる。」とある。

資料2のp.145-146に「次のセンターボード[原爆攻撃の意:引用者注]の標的は東京にすべきである」とあり、加えて、「札幌、函館、小樽、横須賀、大阪、名古屋」が挙げられている。

資料4のp.758-760「第三弾問題」で、「ファレルおよびスパーツは、このさい、東京を目標にすることを強く勧告した」とあり、「トゥワイニング第二〇航空軍司令官は、(中略)札幌、函館、小樽、横須賀、大阪、名古屋を配列優先順に目標として検討するよう勧告している」とある。

3 広島と長崎に投下した原子爆弾を完成させたのはいつか
(1)広島に投下された原子爆弾
資料3のp.246-262の「十二 原爆投下」の章に原爆の組み立てに関する記述がある。p.247に「「リトルボーイ」はテニアンの組み立て工場で組み立てられ、七月三十一日に準備完了する。」とある。

資料4のp.751-752に「原爆の輸送と組み立て」があり、「(前略)部品は、別々に分けて、七月二八日から二九日にかけて、(中略)空輸された。(中略)組み立て工場で組み立てられ、七月三一日までに原爆の準備を完了した」とある。

資料5のp.71-73に原子爆弾投下までの簡略化された日程表「テニアン日誌(1) 一九四五年七月」があり、23日に「装置組み立て完了」、30日に「起爆装置の「弾丸」発射器等を装着」、31日に「起爆装置の安全プラグ、テニアン到着」とある。

(2)長崎に投下された原子爆弾
資料3のp.247に「ファットマンの準備が急がれ、(中略)八月八日午後十一時に組み立てを終わる。」とある。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本史  (210 9版)
兵器.軍事工学  (559 9版)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】原爆投下の経緯 米軍資料 / 奥住 喜重/訳 / 東方出版 , 1996.9 <3932/3035/96>
【資料2】原爆投下とアメリカ人の核認識 通常兵器から「核」兵器へ / マイケル・D.ゴーディン/著 / 彩流社 ,2013.9 <253.0/5156/2013>
【資料3】原爆はこうしてつくられ落とされた 悲運の長崎と被爆した学友たち / 上山 惟康/著 / デジタルプリント ,1999.8 <210.75/5011/1999>
【資料4】資料マンハッタン計画 / 山極 晃/編 / 大月書店 , 1993.9 <5597/3011/93>
【資料5】広島原爆 8時15分投下の意味 / 諏訪 澄/著 / 原書房, 2003.8 <210.75/5092/2003>
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000211831解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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