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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000211221
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼久-2016-133
事例作成日
(Creation date)
2016年10月14日登録日時
(Registration date)
2017年03月07日 17時32分更新日時
(Last update)
2017年06月07日 19時41分
質問
(Question)
エジプトにあるナイル川のダム「アスワン・ハイ・ダム」の構造、建設の過程、建設した結果で起きた出来事・社会問題等が知りたい。
回答
(Answer)
質問に関する記述のある以下の資料を紹介した。
1 ダムの構造について
《日本ダム協会》( http://damnet.or.jp/  日本ダム協会)
TOP 〉ダム便覧 〉世界のダム 〉Aswan High( http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/WAll.cgi?db3=026
 アスワン・ハイダムについて、完成年、ダムタイプ、機能、堤高/堤頂長/堤体積、貯水池容量の項目あり。

2 建設の過程
『国際水紛争事典 流域別データ分析と解決策』(へザー・L.ビーチほか著 アサヒビール 2003)
 p114 「ナイル川協定(中略)モティベーション/リンケージ 財政面:アスワン・ハイ・ダムの建設資金集め(中略)ハイ・ダム建設の資金確保には隣接国との協定が不可欠だったこともあり(後略)」とあり。

『ダムと神殿 ヌビアの遺跡を訪ねて』(レスリー・グリーナー著 酒井傳六訳 紀伊國屋書店 1963)
 歴史と旅行記を織りまぜた形で、アスワン・ハイ・ダムとダム建設により水没地域となるヌビアについて書かれている。

3 建設した結果で起きた出来事・社会問題等
『乾燥地の水をめぐる知識とノウハウ』(北村義信著 技報堂出版 2016)
 p109 「住血吸虫症はエジプトでも、アスワンハイダムおよび灌漑用水路開発に伴って、ビルハイツ住血吸虫症、マンソン住血吸虫症が発生している。過去において、灌漑事業の導入後3年間に、ある集落では住血吸虫症の罹患率が人口の10%から44%に上昇したとの報告もある」とあり。

『地球の水が危ない』(高橋裕著 岩波書店 2003)
 p67-72 「アスワン・ハイ・ダムの完成」の項あり。建設した結果の影響について記述されている。

『世界の大河で何が起きているのか』(エレン・ウォール著 一灯舎 2015)
 p115-163 「第4章 ナイル川」にダム建設前後の状況の記述あり。
 p513  「アスワン・ハイダムだけで、ナイル川の年間流砂量を一億トンからほぼゼロへ激減させた」とあり、その影響として、海岸線の後退、淡水域生物多様性の減少を指摘。氾濫原の農地化による治水機会の喪失を受け、健全な流域を目指すことが必要と書かれている。

《ナセル湖上流域総合環境改善事業調査 調査報告書》(www.ecfa.or.jp/japanese/act-pf_jka/H18/renkei/yachiyo_egypt.pdf 社団法人 海外コンサルティング企業協会八千代エンジニヤリング株式会社)
 「3 アスワンハイダムの状況」にダム建設による影響が利益的側面と負の側面からの記述あり。

《J-STAGE》( https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/  国立研究開発法人 科学技術振興機構)で以下の論文が閲覧できる。
中山幹康著「アスワン・ハイ・ダムの環境影響評価手法に起因する一般的認識に関する考察」(「水文・水資源学会誌 10(3)」p238-247 1997)
 アスワン・ハイ・ダムの環境影響評価などについて書かれている。
回答プロセス
(Answering process)
1 NDC分類〈517〉の書架とダムに関連する資料を調査する。(回答資料)
『乾燥地の水をめぐる知識とノウハウ』
『国際水紛争事典』
『地球の水が危ない』
『世界の大河で何が起きているのか』

2 《Google》( http://www.google.co.jp/  Google)を〈アスワン・ハイダム〉で検索する。
(1)《日本ダム協会》(回答資料)
TOP 〉ダム便覧 〉古賀河川図書館ダム関係蔵書一覧( http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/Koga.cgi?sy=s )から、関連記述のありそうな資料を確認する。
『ダムと神殿 ヌビアの遺跡を訪ねて』(回答資料)

(2)《Wikipedia アスワンハイダム》の脚注から《ナセル湖上流域総合環境改善事業調査 調査報告書》を確認する(回答資料)。

3 《CiNii Articles》( http://ci.nii.ac.jp/  国立情報学研究所)を〈アスワン・ハイ・ダム〉で検索する。
中山幹康著「アスワン・ハイ・ダムの環境影響評価手法に起因する一般的認識に関する考察」(回答資料)

「ナセル湖;カンブリア系~セノマニアン系砂岩(ヌビア砂岩)の上を往く現世の水」(『地学雑誌 121(1)』東京地学協会 2012)
 写真の解説のみ。

「アスワン・ハイダムの建設と文化財の救出」(『建築雑誌 vol.76 no.3』p11 日本建築学会 1961.1)
 文化財救出の必要性が述べられているが、詳細な記述はなし。

ウェブサイトの最終アクセス日は2016年10月14日。
事前調査事項
(Preliminary research)
『世界百科事典』(平凡社 2007)、《ウィキペディア》、『水の世界地図』(ロビン・クラーク著 丸善 2006)
NDC 
参考資料
(Reference materials)
『国際水紛争事典 流域別データ分析と解決策』(へザー・L.ビーチほか著 アサヒビール 2003), ISBN 9784879505644
『ダムと神殿 ヌビアの遺跡を訪ねて』(レスリー・グリーナー著 酒井傳六訳 紀伊國屋書店 1963)
『乾燥地の水をめぐる知識とノウハウ』(北村義信著 技報堂出版 2016), ISBN 978-4-7655-3468-0
『地球の水が危ない』(高橋裕著 岩波書店 2003), ISBN 9784004308270
『世界の大河で何が起きているのか』(エレン・ウォール著 一灯舎 2015), ISBN 978-4-907600-36-5
キーワード
(Keywords)
アスワン・ハイ・ダム
エジプト
ナイル川
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000211221解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決