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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000210449
提供館
(Library)
千葉県立東部図書館 (2110047)管理番号
(Control number)
千県東-2016-0003
事例作成日
(Creation date)
2016/06/09登録日時
(Registration date)
2017年02月23日 00時30分更新日時
(Last update)
2017年02月24日 11時53分
質問
(Question)
カントとヘーゲルが、①「自由」について、②「音楽」について論争したと聞いたことがある。これについて書かれた資料が見たい。
回答
(Answer)
①「自由」について
【資料1】『ヘーゲル』(今村仁司編 講談社 2004)
p.73カントは「自由の根拠を、実在から離れた人間の内面の超越論的理念として想定し、それゆえ現実世界を越える永遠の目的とみなす。」とあり、これに対し共感しながらも部分的には批判しているヘーゲルの考え方も書かれている。

②「音楽」について
【資料2】『美のゆくえ カント・ヘーゲル・アドルノ・ハイデッガー』(大橋良介著 燈影舎 2007)
p.106「ヘーゲルの音楽論」という項目では、ヘーゲルの音楽に対する考え方が書かれており、カントとの比較がなされている。
またp.108には「音楽に関しては、カントはこれを文化価値として最低とみなした(『判断力批判』五三節)。」とある。
【資料3】『判断力批判』(カント著 作品社 2015)を確認すると五三節p.313で「音楽は、だがもちろん開化というよりはむしろ享受であって(中略)、だから理性によって判定されるなら、他のどのような芸術よりも価値がすくない。」というカントの音楽に対する捉え方が書かれている。

この他カントとヘーゲルを比較している資料として、【資料4】『カントとヘーゲル』(高橋 昭二著 晃洋書房 1984)と【資料5】『カントとヘーゲル 形而上学と弁証法』(ハンス・フリードリッヒ・フルダ著 晃洋書房 1994)を提供。

なお【資料6】『ヘーゲル事典』(加藤 尚武ほか編 弘文堂 1992)p85「カント」の項目にヘーゲルは「ヘーゲルはとりわけカントとの対決を通して自己の思想的立場を確立したと言える。」と書かれ、ヘーゲルのカント哲学への批判などが解説されているが、【資料7】『カント事典』(有福孝岳ほか編 弘文堂 1997)p471「ヘーゲル」の項目には「カントとの間には面識も書簡のやりとりもなかった。」と書かれている。
回答プロセス
(Answering process)
自館の蔵書検索システムで「カント」「ヘーゲル」「自由」「音楽」等のキーワードを用いて検索。および自館書架NDC134(ドイツ・オーストリア哲学)をブラウジング。カントとヘーゲルに関する資料の内容を確認し、関連のある【資料1】~【資料3】をご案内した。一緒に【資料4】~【資料7】も提供した。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
ドイツ.オーストリア哲学  (134 9版)
参考資料
(Reference materials)
ヘーゲル 今村 仁司/編 講談社
美のゆくえ 大橋 良介/著 燈影舎
判断力批判 カント/[著] 作品社
カントとヘーゲル 高橋 昭二/著 晃洋書房
カントとヘーゲル ハンス・フリードリッヒ・フルダ/著 晃洋書房
ヘーゲル事典 加藤 尚武/[ほか]編集 弘文堂
カント事典 有福 孝岳/[ほか]編 弘文堂
キーワード
(Keywords)
カント(カント)
Immanuel Kant (カント)
ヘーゲル(ヘーゲル)
Friedrich Georg Wilhelm Hegel (ヘーゲル)
自由(ジユウ)
音楽(オンガク)
美学(ビガク)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
一般
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000210449解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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