レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/07/07
- 登録日時
- 2017/02/23 00:30
- 更新日時
- 2017/02/24 11:54
- 管理番号
- 千県東-2016-0004
- 質問
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解決
『藤沢周平 父の周辺』(遠藤展子著 文藝春秋 2006)の中に出てくる「満ち足りた晩年」という藤沢周平の本があれば読みたい。
- 回答
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藤沢周平の著作で「満ち足りた晩年」というタイトルの資料は見つからなかったが、
【資料1】『藤沢周平 父の周辺』(遠藤展子著 文藝春秋 2006)のp274-278「父の言葉、父の遺志」
を確認すると、「満ち足りた晩年」とは藤沢周平の遺書の一部に使われていた表現のようである。
【資料2】『藤沢周平全集 第25巻』(藤沢周平著 文藝春秋 2002)p333-334「書き遺すこと」に藤沢周平の遺書の全文が掲載されているので、そちらをご案内した。
遺書の中で藤沢周平は和子夫人に感謝を述べ、「病身にもかかわらず、人のこころに残るような小説も書け、賞ももらい、満ち足りた晩年を送ることが出来た。思い残すことはない。ありがとう。」と記している。
- 回答プロセス
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「満ち足りた晩年」というタイトルの資料を自館の蔵書検索システムで検索したが見つからなかったので、【資料1】の該当部分を利用者と一緒に確認した。すると遺書の一部に使われていた表現ということが分かったので、【資料2】を案内した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本文学 (910 9版)
- 参考資料
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- 藤沢周平父の周辺 遠藤 展子/著 文藝春秋
- 藤沢周平全集 第25巻 藤沢 周平/著 文藝春秋
- キーワード
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- 藤沢周平(フジサワシュウヘイ)
- 満ち足りた晩年(ミチタリタバンネン)
- 書き遺すこと(カキノコスコト)
- 遺言(ユイゴン)
- 遺書(イショ)
- 日本文学(ニホンブンガク)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000210448