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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000210019
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼久-2016-127
事例作成日
(Creation date)
2016年09月07日登録日時
(Registration date)
2017年02月16日 11時31分更新日時
(Last update)
2017年06月02日 15時05分
質問
(Question)
革の歴史について、特に加工方法の一つであるクロム鞣しについてその誕生の歴史がわかる資料が見たい。また、鞣し工場のエジプトの壁画が載っている資料はないか知りたい。
回答
(Answer)
以下の資料、情報に関連する記述があり、紹介した。

『鞣製学』(沢山智著 共立出版 1952)
 クロム鞣しの誕生の歴史について以下の記述あり。
 p117 「クロム鞣製法には、クロム二浴法とクロム一浴法の二つの方法があるが、何れも塩基性クロム塩の鞣皮性を応用する点においては全く同一である。二浴法は1884年オガスタス シュルツ(Augustus Schulz)が考案した鞣製法であって、工業的に応用されたのは、一浴法よりも早いのであるが、一浴法の研究が進んだ今日では、二浴法は特殊な革に応用されるに止まって、クロム革の大部分は一浴法によって鞣製されるようになった。」
 鞣し工場のエジプトの壁画について図あり。
 p7 「第12図 エジプト古代の鞣製術(テーベン壁画に依る)」あり。質問者事前調査情報《日本皮革技術協会》と同じ図である。

『皮革の実際知識』(菅野英二郎著 東洋経済新報社 1975)
 p40 「クロムなめしは比較的新しく、1852年に発見され、1884年二浴法が、また1893年一浴法が実用化された。」と記述あり。

『皮革科学』(日本皮革技術協会 1992)
p46 「第3章鞣製 1.2鉱物鞣製 1)クロム鞣剤」に「1858年Knappがアルミニウム、鉄、クロムの塩に皮を浸す事を提唱したのが始まりであるが、1884年Schulzが重クロム酸塩と塩酸による二浴法鞣しを発表してから実用化が始まった。その後Dennisが予め還元して調製した塩基性クロム塩溶液を使用する一浴法鞣しを開発して今日の鞣し法の基礎を築いた。」と記述あり。

『古代エジプト人の世界 壁画とヒエログリフを読む』(村治笙子著 岩波書店 2004)
 p80 該当図版あり。カラー写真。ただし、一部分が欠けている。

『世界美術全集 第21巻 オリエント』(角川書店 1965)
 図版16 「働く職人たち レクミラ墳墓壁画」に該当部分あり。カラー写真。本資料は頁数表記なし。

竹之内一昭著「古代の皮革 2.エジプト」(「かわとはきもの Leather & footwears No.154」東京都産業労働会館 2010.12)( http://www.hikaku.metro.tokyo.jp/images/pdf/154pdf/02.pdf  東京都皮革技術センター)
 レクミラー墓(BC15世紀)壁画の該当部分のトレース図あり。
回答プロセス
(Answering process)
1 NDC分類〈584〉の資料を調査する
2 自館目録を〈エジプト & 壁画〉で検索する
3 《Google》( https://www.google.co.jp/  Google)を〈テーベ壁画〉で検索する
4 NDC分類7類のエジプトに関する資料を調査する。

その他調査済み資料
『現代皮革工業の研究』(木村吾郎著 明石書店 1986)
『古代エジプト壁画 新王国』(仁田三夫著 日本経済新聞社 1977)
『古代エジプトの壁画』(仁田三夫写真 村治笙子解説 1997)
『古代エジプトの壁画』(薄井憲二著 大日本絵画 1982)
『エジプトの秘宝 2 新王国』(講談社 1984)
『古代エジプト展』(読売新聞社 1978)
『大エジプト展 ドイツ民主共和国ベルリン国立博物館(ボ-デ博物館)蔵』(東京国立博物館〔ほか〕編 日本テレビ放送網 1988)
『国際シンポジウムエジプトの壁画保存と日本の貢献』(吹田浩編 関西大学エジプト文化・文化財研究プロジェクトユニット 2008)
『皮革産業史の研究 甲冑武具よりみた加工技術とその変遷』(永瀬康博著 名著出版 1992)

ウェブサイトの最終アクセス日は2016年9月7日。
事前調査事項
(Preliminary research)
『日本大百科全書 6』(小学館 1985)の「革」の項目にて、クロムなめしは1884年に発見との記述あり。
エジプトの壁画については『日本大百科全書 6』p36に記述あり。
《日本皮革技術協会》( http://www.hikaku-kyo.org/
「革の技法」(クラフト学園研究室著 日本ヴォーグ社 2006)
『古代エジプトの壁画』(仁田三夫写真 村治笙子解説 岩崎芸術社 1997)
NDC
皮革工業.皮革製品  (584 9版)
エジプト  (242 9版)
参考資料
(Reference materials)
『鞣製学』(沢山智著 共立出版 1952)
『皮革の実際知識』(菅野英二郎著 東洋経済新報社 1975)
『皮革科学』(日本皮革技術協会 1992)
『古代エジプト人の世界 壁画とヒエログリフを読む』(村治笙子著 岩波書店 2004), ISBN 4-00-430922-0
『世界美術全集 第21巻 オリエント』(角川書店 1965)
「かわとはきもの Leather & footwears No.154」(東京都産業労働会館 2010.12)
キーワード
(Keywords)
クロム鞣し
鞣皮
皮革
エジプト-歴史-古代
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000210019解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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