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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000207507
提供館
(Library)
同志社大学 今出川図書館 (3310014)管理番号
(Control number)
2016-105
事例作成日
(Creation date)
2016年12月16日登録日時
(Registration date)
2017年01月30日 10時29分更新日時
(Last update)
2018年04月02日 12時45分
質問
(Question)
1.『和名類聚抄』の活字本はないか。
2.『群談採余』『湖広総志』はそれぞれどういう本か知りたい。
回答
(Answer)
1.活字本として、下記資料があります。
①狩谷棭斎著 ; 野口恒重編『箋注倭名類聚抄』(曙社出版部、1930-1931、10巻本)
国立国会図書館デジタルコレクションでも公開されています。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1175201  [2016-12-16 参照]

古活字本(文録から慶安年間にかけて出版された活字本)として次の資料もあります。
②[源順撰] ; 中田祝夫編『倭名類聚抄 : 元和三年古活字版・二十巻本 : 附関係資料集』 (勉誠社, 1978)

活字本・古活字本ともに収録されているものとして次の資料もあります。
③京都大学文学部国語学国文学研究室編『諸本集成倭名類聚抄』(臨川書店,1968)
本文篇に「箋注倭名類聚抄」「元和古活字那波道圓本」が収録されています。


2.「群談採余」について
・東洋文庫532「和漢三才図会18」p.138に「群譚採余 10巻。明の倪綰(げいわん)撰。万暦二十年刊」とありました。
・内閣文庫 [編] 『内閣文庫漢籍分類目録』(内閣文庫、1971)によると、
「群譚採餘」は「子部 十一 小説家類(雑事)」に分類されています。
・長沢 規矩也. 大阪天満宮漢籍善本解題. 書誌学. (24・25合併号), p.69-76, 1974
 p.72に、「群譚採餘」の解題がありました。

3.「湖広総志」について
・内閣文庫 [編] 『内閣文庫漢籍分類目録』(内閣文庫、1971)によると、
「湖廣総志」は「史部 十一 地理類(方志)(湖南省)」に分類されています。
・全国漢籍データベース「四庫提要」 http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/db-machine/ShikoTeiyo/  [2016-12-16 参照]
「湖広総志」で検索すると、漢文ですが説明があります。

その他詳細につきましては、回答プロセスをご覧ください。
回答プロセス
(Answering process)
1. 「和名類聚抄」の活字本について
・本学契約データベース「JapanKnowledge lib」で「和名類聚抄」を検索
→「和名類聚抄」(『国史大辞典』)
「『倭名類聚鈔』とも書き、『和名抄』『和名』『順和名(したごうがわみょう)』『順』などともいう。
(中略)
現存諸本は二十巻本系と十巻本系とに大別され、部立や内容に異同があるが、両系の前後関係については定説がない。
(中略)
江戸時代には元和三年(一六一七)那波道円刊の古活字版(二十巻本系)、ならびにそれに基づいた附訓整版本が流布した。狩谷斎は諸本を対校討究して十巻本を原撰本と認め、詳細な考証を加えて『箋注倭名類聚抄』十巻(文政十年(一八二七)成、明治十六年(一八八三)刊)を著わした。
(中略)
元和古活字本が『日本古典全集』第四期、『勉誠社文庫』二三に収められている。
(中略)
また京都大学文学部国語学国文学研究室編『(諸本集成)倭名類聚抄』には、高山寺本・真福寺本(稲葉通邦刻本)・元和古活字本・『箋注倭名類聚抄』(明治十六年刊本)・楊守敬校刊本(天文本)が、馬淵和夫『和名類聚抄(古写本声点本)本文および索引』には、高山寺本・真福寺本・京本・伊勢本(十巻本・二十巻本)・尊経閣文庫蔵本(十巻本)・元和古活字本が収載されている。」

・本学契約データベース「JapanKnowledge lib」で「古活字」を検索。
→「古活字版」(『国史大辞典』)
「安土桃山時代末期の文禄年間(一五九二―九六)から、江戸時代初期の慶安年間(一六四八―五二)にかけて出版された活字印本の称」

・京都大学文学部国語学国文学研究室編『(諸本集成)倭名類聚抄』は本学今出川図書館で所蔵。

・元和三年の古活字版「『日本古典全集』第四期、『勉誠社文庫』二三」
とあるので、これを本学OPACでキーワードを「元和古活字本」として検索
・[源順撰] ; 中田祝夫編『倭名類聚抄 : 元和三年古活字版・二十巻本 : 附関係資料集』 (勉誠社, 1978)
本学では文化情報学部が所蔵。

・また、「箋注倭名類聚抄」も検索。
狩谷棭斎著 ; 野口恒重編『箋注倭名類聚抄』(曙社出版部、1930-1931)
本学今出川図書館に所蔵あり。現物で活字本であることを確認。
国立国会図書館デジタルコレクションでも公開されていた。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1175201

2.「群談採余」「湖広総志」について
(1)「群談採余」
本学契約データベース「JapanKnowledge lib」で「群談採余」を検索
→東洋文庫532「和漢三才図会18」p.138
「群譚採余 10巻。明の倪綰(げいわん)撰。万暦二十年刊」

・NDLサーチで「群談採余」を検索
綏甫 纂輯『群談採餘』
別名に「群譚採餘」「群譚採余」「群談採余」とあり。

・CiNii Booksで「湖広総志」検索
「湖廣總志」がヒット。(明)徐学謨(じょがくぼ)[等纂修]
注記「内閣文庫原本所蔵」

内閣文庫 [編] 『内閣文庫漢籍分類目録』(内閣文庫、1971)
p.106、p.120に「湖廣総志」p.283に「群譚採餘」。
p.1に凡例。

「湖廣総志」は「史部 十一 地理類(方志)(湖南省)」に分類。
「群譚採餘」は「子部 十一 小説家類(雑事)」に分類。
凡例に「分類は特に四庫分類法により、それに多少の改訂を加えた」とあり。

・国立国会図書館図書部編『國立國会圖書館漢籍目録』(国立国会図書館、1987-1995)
p.467に「群譚採餘」。
子部 小説家類 雑事之属」に分類。
→四部分類(四庫分類)によりどんなジャンルの本かがわかる。

(2)「湖広総志」
・Google Booksでキーワード:「湖広総志」/「湖廣総志」/「群談採余」/「群譚採餘」で検索
→魏隠儒, 王金雨著 ; 波多野太郎, 矢嶋美都子訳『漢籍版本のてびき』(東方書店、1987)
「附編 漢籍版本の目録学研究に必要な知識」
2.漢籍の分類(p.204-)に「四部分類」の簡単な説明、各分類項目の解説あり。
p.207に、⑪地理類b方志の例として「湖広総志」あり。

・長沢 規矩也. 大阪天満宮漢籍善本解題. 書誌学. (24・25合併号), p.69-76, 1974-07.
p.72に、「群譚採餘」の解題あり。

・漢籍データベース
→全国漢籍データベース「四庫提要」
http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/db-machine/ShikoTeiyo/
「湖広総志」で検索すると説明の記述あり(漢文)。

※その他参考情報
・梅村佳代「吉海直人氏寄贈 江戸時代往来物の目録と解説」(奈良教育大学図書館・教育資料館 所蔵資料目録・図録)
図書は本学所蔵なし。奈良教育大学学術リポジトリで公開。 http://near.nara-edu.ac.jp/handle/10105/8934  [2016-12-16 参照])
p.14、15に、岡本賢蔵編『修身女訓』三・四において「群談採余」の一節が引用されていることが記載されている。

・岡本行敏編『修身女訓』は国立国会図書館デジタルコレクションで公開。
「修身女訓 岡本」と入力して検索。
巻3は八丁目(9コマ目)、巻4は四丁目(5コマ目)に記載あり。

※以下の資料には掲載なし。
・内山知也『漢籍解題事典』新釈漢文大系 ; 別巻(明治書院 , 2013)
・桂五十郎『漢籍解題』(明治書院、1905)
・佐村八郎編『漢書解題集成』(漢書解題集成発行所:六合館、1900-1901)
・長澤規矩也『漢籍解題』長澤規矩也著作集/長澤規矩也先生喜寿記念会編 第9-10巻(汲古書院、1985-1987)
・川越泰博『中国典籍研究』(国書刊行会、1978)
・日外アソシエーツ編集『中国古典文学案内』(日外アソシエーツ・紀伊國屋書店、2004)
・『中国の古典名著・総解説 : 中国4000年の叡知をこの一冊に集大成』改訂版(自由国民社 , 1993)
・東京大学中国文学研究室編『中国の名著 : 倉石博士還暦記念』(勁草書房、1961)
・近藤春雄『中国学芸大事典』(大修館書店 , 1978)
・近藤杢著 ; 近藤春雄校訂『中國學藝大辭典』改訂版(東京元々社、1959)
・『アジア歴史事典』(平凡社 , 1959-1962)
・瀧本弘之編著『中国歴史人物大図典』(遊子館、2004-2005)
・『地理・職官類』四庫提要:訓點本/原田種成編;史部4(汲古書院、1990)
事前調査事項
(Preliminary research)
1.本学OPACで検索したが影印しか見つからなかった。
2.本学OPACではヒットしなかった。
NDC
辞典  (813 9版)
図書.書誌学  (020 9版)
一般書誌.全国書誌  (025 9版)
参考資料
(Reference materials)
狩谷棭斎 著 , 狩谷, 棭斎, 1775-1835. 箋注倭名類聚抄 上,下巻. 曙社出版部, 1931.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000760030-00  (NCID:BN03513663)
源順 [撰] , 源, 順, 911-983. 倭名類聚抄 : 元和三年古活字版・二十巻本. 勉誠社, 1978. (勉誠社文庫 ; 23)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001378435-00  (NCID:BN02912776)
「和漢三才図会18」東洋文庫532, 本学契約データベースJapanKnowledge Lib, http://japanknowledge.com, (参照 2017-01-27)
内閣文庫. 内閣文庫漢籍分類目録 改訂. 内閣文庫, 1971.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001237342-00  (NCID:BN02019694)
長沢 規矩也. 大阪天満宮漢籍善本解題. 1974-07-00. 書誌学 / 日本書誌学会 [編] (24・25) p. 69~76
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I115731-00
全国漢籍データベース「四庫提要」( http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/db-machine/ShikoTeiyo/  [2016-12-16 参照])
「国史大辞典」, 本学契約データベースJapanKnowledge Lib, http://japanknowledge.com, (参照 2017-01-27)
魏隠儒, 王金雨 著 , 波多野太郎, 矢嶋美都子 訳 , 魏, 隠儒 , 王, 金雨 , 波多野, 太郎, 1912- , 矢嶋, 美都子, 1950-. 漢籍版本のてびき. 東方書店, 1987.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001863563-00 , ISBN 449787186X (NCID:BN00992129)
梅村佳代 編 , 梅村, 佳代, 1944-. 江戸時代往来物の目録と解説 : 吉海直人氏寄贈. 梅村佳代, 2012.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024070700-00  ( http://near.nara-edu.ac.jp/handle/10105/8934  [2016-12-16 参照])
岡本行敏 編 , 岡松甕谷 閲 , 岡本, 行敏 , 岡松, 甕谷, 1820-1895. 修身女訓. 北畠茂兵衛等, 1882.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000420256-00  (国立国会図書館デジタルコレクションで公開。)
キーワード
(Keywords)
和名類聚抄
倭名類聚鈔
和名抄
和名
順和名(したごうがわみょう)
元和古活字本
元和三年古活字版
箋注倭名類聚抄
群談採余
群譚採余
群譚採餘
湖広総志
湖廣總志
漢籍
四庫
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介 所蔵調査
内容種別
(Type of subject)
言葉
質問者区分
(Category of questioner)
学生
登録番号
(Registration number)
1000207507解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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