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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000207042
提供館
(Library)
同志社大学 今出川図書館 (3310014)管理番号
(Control number)
2016-079
事例作成日
(Creation date)
2016年10月26日登録日時
(Registration date)
2017年01月20日 16時47分更新日時
(Last update)
2018年04月02日 12時42分
質問
(Question)
留岡幸助日記編集委員会編 『留岡幸助日記』(矯正協会, 1979)に記述のある人物「吉本襄」について調査している。
第1巻p.34下段の「九州八代にある江浪兄よりの言に、福岡にありて(中略)勢力家は小松金十郎なり。今は吉本襄と云へりと。」(明治21年8月11日頃の日記)について
1.『留岡幸助日記』の原本『留岡幸助日記手帖』の写真版を、同志社大学人文科学研究所が所蔵しているか。
 翻刻の誤りがないか調べたい。

2.吉本襄は小松金十郎と同一人物とされているが、別人ではないか。
  吉本襄と小松金十郎は別人であれば、小松金十郎は留岡幸助と同志社で知り合ったと考えている。
  小松金十郎が同志社に在籍していた記録はないか。

3.「江浪兄」は江浪喜平のことではないか。
 『八代教会創立記念125年誌』に、明治21年8月11日頃、江浪喜平が八代にいたことなどが記載されていないか。
回答
(Answer)
1.原本の写真版の所蔵
下記の資料の所蔵が本学人文科学研究所にあります。
・[留岡幸助著]『留岡幸助日記・手帖』[同志社大学人文科学研究所][1975-1976]
 注記に「マイクロフィルムを複製・製本したもの」とあります。
 第1巻p.34にあたる部分は、第6冊にあります。
 複写取り寄せについては、「人文科学研究所所蔵文書資料閲覧・複写申請書」を人文科学研究所に郵送の上、
公共図書館を通じてお申込みください。

2.小松金十郎の同志社大学在籍について
「小松金十郎」については同志社大学に在籍したことを示す資料は見つかりませんでした。
「小松金十郎」と留岡幸助の関係や、「吉本襄」と「小松金十郎」が別人かどうかは不明です。

3.「江浪兄」「江浪喜平」について
「江浪兄」が「江浪喜平」とする資料は見つかりませんでした。以下が調査資料からわかったことです。
・『八代教会創立125年記念誌』(日本基督教団八代教会、2012)は貸出中のため調査ができませんでした。
・留岡幸助と同じく明治21年6月に同志社の別科神学科を卒業した「江浪亀四郎」という人物が、明治23年1月に肥後八代より新島八重宛の葉書を送付しています。
・江浪喜平は岡山県の笹岡教会(明治17年3月設立)の初期信者であり、少なくとも明治16、17頃から明治31年頃までは笹岡に居住していたようです。
回答プロセス
(Answering process)
1.原本の写真版の所蔵
本学OPACを検索。

2.小松金十郎の同志社大学在籍について
以下の資料を調査するが、「小松金十郎」については記載なし。
(1)「小松金十郎」の同志社大学在籍について
・『校友会報』同志社校友会編(同志社校友会本部、1897-)
 同志社の卒業生・中途退学者が会員になる校友会の会報。
 第1号-第15号(1897-1904)の「校友会名簿」を調査。※「吉本襄」も記載なし。
・ 同志社, 同志社山脈編集委員会編『同志社山脈:113人のプロフィール』(晃洋書房, 2002)
・『同志社校友会便覧』同志社校友會本部 
・『同志社英学校生徒名』明治18年(1884.4)
 「新島遺品庫資料の公開」で閲覧可(資料番号0064)
  http://joseph.doshisha.ac.jp/ihinko/html/n02/n02010/N0201004G.html[ 参照 2017-01-18]

(2)「小松金十郎」と「吉本襄」の関係について
・『青空文庫』H.P. 作家別作品リスト No.1448 「作家名:吉本襄(よしもと のぼる)」
・『徳富蘇峰記念館』H.P. 人物検索「人物名:吉本襄」
・佐藤能丸「吉本襄小伝」『民衆生活と信仰・思想』民衆史研究会編著(雄山閣, 1985)

3.「江浪兄」「江浪喜平」について
(1)「江浪兄」について
・『校友会報』(上記)第2号(明治30年6月20日発行)
 p.34 「明治21年別科神学卒業」の会員名(10名)あり。
 「留岡幸助」と並んで「修学 米國チークランド 江浪亀四郎 岡山」とあり。
・同志社大学同志社社史資料センター編『新島八重関連書簡集』([同志社大学同志社社史資料センター], 2014)
 p.76(和文編、来簡 明治23(1890)年)に、明治23年1月28日、「肥後八代 江浪亀四郎」より新島八重宛に届いた弔問葉書の文章あり。

(2)「江浪喜平」について
・同志社大学人文科学研究所監修『キリスト教新聞記事総覧』第1巻-第10巻「巻末人名索引」
 →「江浪喜平」は確認できず。
・柿本真代. 初期同志社英学校に学んだ真鍋定造の軌跡 : 伝道師から児童雑誌の編集者へ. 新島研究. 2011, (112),p.113-134.
(本学機関リポジトリにて閲覧可能。 https://doors.doshisha.ac.jp/duar/repository/ir/15744/?lang=0  [参照 2017-01-18])
 p.120 ”真鍋が正式に笠岡定住伝道師となったのは、1883(明治16)年12月のことである(中略)真鍋は就任後、笠岡の信徒、江浪喜平宅に寄宿し”
・竹中 正夫. 岡山県における初期の教会形成. キリスト教社会問題研究. 1959,(3), p.1-32.
 p.12 ”笹岡には長い間の伝道の実がみのり明治十七年三月に、~教会の設立をみたのである。”
 p.15 ”笹岡教会初期の会員の構成をみるに主として小規模の商人や工芸人が多かった。初期の受洗者である江浪喜平は煙草の製造をなし、専売になってから建具屋に転じている”
 →「江浪喜平」は明治16年頃から「葉煙草専売法」が施行される1898(明治31)年頃までは岡山県笹岡に居住していたと思われる。
事前調査事項
(Preliminary research)
下記、確認済み
・留岡幸助日記編集委員会編『留岡幸助日記』(矯正協会、1979)
・土井洋一.『留岡幸助日記』人名索引(全5巻、同編集委員会編、矯正協会、1979年). 社會問題研究. 1999, 48(2), p.185-246. http://hdl.handle.net/10466/6796
小松金十郎と吉本襄は同一人物とされている。
・同志社大学人文科学研究所編『留岡幸助著作集』第1巻、第5巻(同朋舎、1978-1981)
・土井洋一『家庭学校の同行者たち』(大空社、1993)
・井上勝也「留岡幸助 人と思想(二)」人文学. 1976, (129), P.59-92.
 p.73およびp.88より留岡幸助は明治18(1885)~明治21(1888)年に同志社に在学。
 明治21年6月に別科神学科を卒業した。
 p.91 注1に、「留岡幸助日記」の原本の写真版を本学人文科学研究所が所蔵している、とある。
・松村 憲一. 留岡幸助の慈善事業における「社会改良観」の形成--地方改良運動の一論理. 社会科学討究. 1985, 31(1), p103-132.
・竹中 正夫. 岡山県における初期の教会形成. キリスト教社会問題研究. 1959,(3), p.1-32.
 p.15に江浪喜平のことが書かれている。
・[同志社社史史料編集所編]『同志社百年史』(同志社、1979)
 小松金十郎については記載なし。
・東京都立中央図書館、笹岡教会(岡山県)には問い合わせた。
NDC
個人伝記  (289 9版)
参考資料
(Reference materials)
留岡幸助日記編集委員会/編 , 留岡幸助. 留岡幸助日記 第1巻. 矯正協会, 1979.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005114255-00  (NCID:BN00375133)
[留岡幸助著]. 留岡幸助日記・手帖. [1975-1976]. (NCID:BA32428646, BA32481445
注記:マイクロフィルムを複製,製本したもの)
同志社校友會 [編]. 校友會報. 同志社校友會本部, 1897.2-.
同志社山脈編集委員会 編 , 同志社. 同志社山脈 : 113人のプロフィール. 晃洋書房, 2002.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003978732-00  (NCID:BA60107607)
同志社校友會便覽. 同志社校友會本部, -1944.3.
同志社英学校生徒名. 明治18年(1884). (「新島遺品庫資料の公開」( http://joseph.doshisha.ac.jp/ihinko/html/n02/n02010/N0201005G.html )で閲覧可。(2016-10-26 参照))
青空文庫 作家別作品リスト No.1448 「作家名:吉本襄(よしもと のぼる)」
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1448.html[ 参照 2017-01-18]
徳富蘇峰記念館 人物検索「人物名:吉本襄」
http://soho-tokutomi.or.jp/db/jinbutsu/343  [参照 2017-01-18]
民衆史研究会 編著 , 民衆史研究会. 民衆生活と信仰・思想 : 民衆史研究会25周年記念論集1. 雄山閣, 1985.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001773805-00 , ISBN 4639005229 (NCID:BN00169947)
同志社大学人文科学研究所監修. キリスト教新聞記事総覧. 日本図書センター. (NCID:BN1398362X)
柿本 真代. 初期同志社英学校に学んだ真鍋定造の軌跡 : 伝道師から児童雑誌の編集者へ. 2011-02. 新島研究 102 p. 113-134
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000024-I004837088-00  ( https://doors.doshisha.ac.jp/duar/repository/ir/15744/?lang=0  [2017-01-18 参照])
竹中 正夫. 岡山県における初期の教会形成. 1959-10. キリスト教社会問題研究 (3) p. 1~32
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I613695-00
同志社大学同志社社史資料センター 企画編集. 新島八重関連書簡集. [同志社大学同志社社史資料センター], 2014. (同志社社史資料センター叢書)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025393176-00 , ISBN 9784990486051 (NCID:BB15480261)
キーワード
(Keywords)
同志社
留岡幸助
吉本襄
小松金十郎
江浪喜平
江浪亀四郎
照会先
(Institution or person inquired for advice)
同志社大学社史資料センター  http://archives.doshisha.ac.jp/
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査 所蔵調査
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
社会人(一般)
登録番号
(Registration number)
1000207042解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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