レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/04/30
- 登録日時
- 2016/12/26 00:30
- 更新日時
- 2016/12/28 12:58
- 管理番号
- 所沢柳瀬-2016-009
- 質問
-
解決
昼食後、眠くなるのはなぜか知りたい。
- 回答
-
『睡眠障害のなぞを解く』によれば、「昼過ぎの時間帯は一時的に体内時計からの覚醒センサーに向けたシグナルが弱くなり、また食事によって血糖値が上がることも影響して眠くなることが多いのです。」という説があります。
また、以下の資料に記載があります。
〇『睡眠のはなし』 内山真/著 中央公論新社 2014年
〇『病気の原因は「眠り」にあった』 宮崎総一郎/著 実業之日本社 2012年
〇『 眠りを科学する』 井上昌次郎/著 朝倉書店 2006年
〇『 睡眠障害のなぞを解く』 櫻井武/著 講談社 2015年
- 回答プロセス
-
1 所蔵資料の内容確認
・「睡眠」「昼寝」等でキーワード検索。
〇『睡眠のはなし 』 内山真/著 中央公論新社 2014年
p.50-51「昼食後の眠気」の項あり、「午後の早い時刻には、食事をとったとらないに関係なく一過性に眠気が出現するが、夕方に向けてこれが減少していくこと、全体に体内時計のリズムが遅れていると午後の眠気が出現する時刻も遅れることなどから、午後の眠気は体内時計によって昼の時間帯に引き起こされる現象と考えた。これは、動物が昼寝をするのと同じで気温が最も高い時間帯に動き回るとエネルギーを消耗するため、これを防ぐ仕組みとしてできたものではないかと思っている。」の記載あり
〇『病気の原因は「眠り」にあった』 宮崎総一郎/著 実業之日本社 2012年
p.178-179「昼食後の眠気を防ぐには睡眠不足を解消すること」の項のなかで、「昼食後、午後2時すぎに眠気を感じるのは体内時計のリズムによるもの」の記載あり
〇『眠りを科学する』 井上昌次郎/著 朝倉書店 2006年
p.172、 「ヒトの眠気を時系列でみると、夜間の睡眠に向けて増大するばかりでなく、正午を過ぎたころにも小さなピークが出現します」の記載あり
p.173-174「眠りは食事に左右されるの項で、「栄養素のうちとりわけブドウ糖は血液を介して脳に入り、脳幹内の食欲中枢に作用して満腹物質を放出させます。・・・おもしろいことに満腹物質はお腹がいっぱいになったという信号を出すだけではなく、睡眠物質として眠気を高める作用を合わせもっています。昼食にかぎらず食事のあとの一時的な眠気の高まりは、このようなメカニズムがかかわっているのでしょう。」の記載あり
〇『睡眠障害のなぞを解く』 櫻井武/著 講談社 2015年
p.127-128「昼寝はしたほうがよい?」の項で、「昼過ぎの時間帯は一時的に体内時計からの覚醒センサーに向けたシグナルが弱くなり、また食事によって血糖値が上がることも影響して眠くなることが多いのです。」の記載あり
2 記載のなかった資料
×『睡眠は50歳から「老化」する』 坪田聡/著 大和書房 2013年
×『100歳まで元気でぽっくり逝ける眠り方』 大谷憲/著 片平健一郎/著 あさ出版 2013年
×『毎日ぐっすり気持ちよく眠る!』 南雲つぐみ/著 白坂龍雄/監修 トレランス出版 2011年
×『眠りと体内時計を科学する』 大塚邦明/著 春秋社 2014年
×『眠り上手』 大島清/著 新講社 2007年
×『眠りの悩み相談室』 粂和彦/著 筑摩書房 2007年
×『好きになる睡眠医学』 内田直/著 講談社サイエンティフィク 2013年
×『図で理解する眠りと夢』 杉山弘道/著 風詠社 2011年
×『不眠の悩みを解消する本』 三島和夫/著 法研 2015年
- 事前調査事項
- NDC
-
- 基礎医学 (491 9版)
- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 9版)
- 内科学 (493 9版)
- 参考資料
-
- 睡眠のはなし 内山真/著 中央公論新社 2014.1 491.371 978-4-12-102250-9
- 病気の原因は「眠り」にあった 宮崎総一郎/著 実業之日本社 2012.12 498.36 978-4-408-10963-3
- 眠りを科学する 井上昌次郎/著 朝倉書店 2006.11 491.371 4-254-10206-2
- 睡眠障害のなぞを解く 櫻井武/著 講談社 2015.4 493.7 978-4-06-259693-0
- キーワード
-
- 睡眠
- 眠り
- 昼寝
- 午後
- 眠る
- 医学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000204918