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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000203101
提供館
(Library)
神奈川県立川崎図書館 (2120004)管理番号
(Control number)
川図16-10
事例作成日
(Creation date)
2016年08月11日登録日時
(Registration date)
2016年12月13日 11時39分更新日時
(Last update)
2016年12月13日 11時39分
質問
(Question)
動物が親子で呼び合う「クーイング」について、英語表記と、対象となる動物、どのような行動なのかを知りたい。
回答
(Answer)
以下の①~⑤の図書を紹介した。

①『行動生物学辞典』(上田恵介ほか、 東京化学同人、2013)

②『ペンギンの不思議』(宮崎正峰、誠文堂新光社、2014)

③『イラスト図説「あっ!」と驚く動物の子育て』(長澤信城、講談社、2006)

④『サルのことば』(小田亮、京都大学学術出版会、1999)

⑤『動物コミュニケーション』(T.R.ハリデイ、P.J.B.スレイター、西村書店、1998)
回答プロセス
(Answering process)
動物学の書架をブラウジングしたところ、①の辞典に、英語表記、対象となる動物、「鳴き交わし」の行動の定義がまとまっていた。具体例としてニホンザルが挙げられており、「クーコール(coo call)とよばれる音声を鳴き交わす」とあった。「coo call」には他にも関連表現があり、「コンタクトコール(contact call)」(母と子がお互いの位置を確認するなど、他個体の位置を確認し、群れのまとまりを保つ機能がある音)、「ホイッスル(whistle)」(イルカの鳴音)という表現が挙げられていた。
次に、親子など他個体との鳴き交わしという観点から、②~④の図書を選んだ。
最後に、「クーイング」についてインターネット検索をしたところ、複数のサイトで、生後3か月ごろの人間の赤ちゃんが発する「あー」、「うー」などの声を指す用語として解説されており、発達心理学や育児に関する資料も参考になるかもしれないとお伝えした。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
一般動物学  (481)
鳥類  (488)
哺乳類  (489)
参考資料
(Reference materials)
上田恵介 編集代表 , 上田, 恵介, 1950-. 行動生物学辞典. 東京化学同人, 2013.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024998914-00 , ISBN 9784807908370 (→p.402「鳴き交わし」という項目でまとめられており、その英語表記は「antiphonal calling, antiphonal vocalization」となっている。対象となる動物については「多くの鳥類や、哺乳類では霊長類、齧歯類、コウモリの一部などでみられる」とあり、「鳴き交わし」という行動については、「ある個体の鳴き声に応答して、少なくとも別の一個体が鳴き返すこと」と定義されている。)
宮﨑正峰 著 , 宮崎, 正峰, 1966-. ペンギンの不思議 = The Wonder of PENGUINS : 鳴き声に秘められた様々な役割. 誠文堂新光社, 2014.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025795138-00 , ISBN 9784416114506 (→児童書で、仲間を確認する声「コンタクトコール」、なわばりに侵入してきたものに対する警告のメッセージ「ブレイコール」(「ブレイ」は英語で「ロバのいななき」)、つがい相手を確認する「鳴き交わし」などについて、分かりやすく説明されている。)
長澤信城 著 , 長沢, 信城, 1930-. イラスト図説「あっ!」と驚く動物の子育て : 厳しい自然で生き抜く知恵. 講談社, 2006. (ブルーバックス ; B-1519)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008183976-00 , ISBN 4062575191 (→p22-「第2章 親子の絆の形成」に、鳴き声で親子の絆をつくるエンペラーペンギンの例が紹介されている。孵化前のヒナと親との間に「卵内ピッピング」と呼ばれる鳴き交わしが行われているという。)
小田亮 著 , 小田, 亮, 1967- , 河野, 昭一, 1936-2016. サルのことば : 比較行動学からみた言語の進化. 京都大学学術出版会, 1999. (生態学ライブラリー ; 2)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002876918-00 , ISBN 487698302X (→p.128-「第六章 音声による交わり」に、サルのコンタクト・コールについて、鳴き交わしの時間間隔、音響的特徴、鳴き交わす相手などに関して調査した研究成果が紹介されている。コンタクト・コールという用語は、特にニホンザルにおいては「クー・コール」、ワオキツネザルにおいては「ミャー・コール」と呼ぶとある。)
T.R.ハリデイ, P.J.B.スレイター 編 , 浅野俊夫, 長谷川芳典, 藤田和生 訳 , Halliday, Tim, 1945- , Slater, Peter J. B, 1942- , 浅野, 俊夫 , 長谷川, 芳典, 1952- , 藤田, 和生, 1953-. 動物コミュニケーション : 行動のしくみから学習の遺伝子まで. 西村書店, 1998.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002703167-00 , ISBN 4890132759 (→p.238-「8.5 個体を示す信号」では、アジサシの親子の鳴き交わしについて言及されている。
またp.468-「15.2.1 関係の初期形成」においては、哺乳類や鳥類の母親が子どもとの関係形成の初期段階に示す行動について解説されており、母親の鳴き声がヒナに大きな効果を与えるカモの例などが紹介されている。)
キーワード
(Keywords)
鳴き交わし
クーイング
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介 事実調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000203101解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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