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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000198491
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2016-055
事例作成日
(Creation date)
2015年08月18日登録日時
(Registration date)
2016年10月20日 11時57分更新日時
(Last update)
2017年01月04日 13時44分
質問
(Question)
宇多天皇と菅原道真はどのような付き合いをしていたか知りたい。
回答
(Answer)
下記の資料を紹介した。

『菅原道真(すがわらみちざね)事典』(神社と神道研究会編 勉誠出版 2004)
 p20「宇多天皇」の項に「宇多天皇の「寛平御遣誡」には、後の醍醐天皇の立太子にあたり道真一人に相談し左右大臣方の意見を求めなかった経緯と、それゆえ道真を大切に扱うよう言い残されている。」とあり。参考文献複数あり。
 p270-275「政治家菅原道真」の項に「道真は、基経没の直後に蔵人頭に抜擢され、天皇に常に密着するこの職掌を通じて、「君臣水魚の交わり」を結ぶに至り、やがて参議(兼式部少輔)として入閣し、国政の中枢に参画する。(中略)宇多が道真を抜擢した最大の理由はその諫臣ぶりにあり、(中略)儒門の総師としての優れた学識、正鵠を射た諫言を「功」として高く評価したのである。道真は宇多にとってまさに儒教理念の体現者であったのであり(谷口孝介氏)、(後略)」との記述あり。
 p274「寛平九年(八九七)、宇多はまだ三十一歳というのに東宮(醍醐)に譲位した。(中略)宇多は廷臣あまたある中、道真だけに相談して譲位を断行したのである。」「譲位後も道真は宇多と昵懇であったようで、譲位二箇月後、宇多の御所で行われた「閑居、秋水を楽しぶ」(巻六・四四三)なる題で賦す詩会では、道真はその詩序において次のように述べる。宇多は、今や、世俗の雑事を超越して羽化登山の境地にあり、そうした宇多とは「玄談(幽玄風流の話)」を交わすのみだと。」との記述あり。

『消された政治家菅原道真 文春新書 115』(平田耿二著 文藝春秋 2000)
 p87「十一月十七日の宇多天皇の即位式の日に叙位。京で年を越し、翌四年の春にふたたび讃岐に戻った(中略)この間、閏十一月二十七日に阿衡の紛議が起こっているが、道真は傍観したまま帰任している。」
 p95「さらに、阿衡の紛議が起ると、道真も強い関心を示したが、(中略)自分が学者として京にいる身の上ではなかったのは幸いだったと安堵の胸をなでおろし、(中略)自分が京にいなかったことを喜んでいる――など、要するに左遷を嘆き、政治に積極的にとりくもうとしない道真の姿である。」との記述あり。
 p98「秋の終わりには天皇の常の居所である清涼殿は侍している。国司上がりの並みの貴族に許されることではない。彼は宇多天皇のもとで何をしていたのであろうか。作文もしたであろうが、清涼殿への昇殿を許されたということは、宇多天皇に親しく政治上の問題を進講していたとみるべきであろう。翌年三月に蔵人頭となるまえに、すでに政治家としての活動を開始していたのである。宇多天皇の信任はますます厚くなり、(後略)」との記述あり。

『菅原道真(すがわらみちざね)の実像 臨川選書 20』(所功著 臨川書店 2002)
 p17「それを伝え聞かれた天皇が、道真の勇敢な言動に感心され、全幅の信頼を寄せられるようになったのは、けだし当然であろう。」
 p19「このように宇多天皇が、道真を最も深く信頼され、その忠勤を新帝に対しても強く期待されていたことは、もはや贅言を要しないであろう。」

『図説歴代天皇紀』(水戸部正男編著 肥後和男〔ほか〕著 秋田書店 1989)
 p185-188「第五九代 宇多天皇」
 p186「「道真は新帝の為の重臣」と退位のときのいわゆる『寛平御遣誡』に言葉をつくしてのべられたのにもその信任の厚かったことがよくうかがわれる。」
 p188「宇多天皇はともかく道真を深く信頼信任していた。立太子のような重要なことも道真一人にはかったといわれるのは、全く特別のことである。」

『菅原道真 人物叢書 新装版』(坂本太郎著 吉川弘文館 1990)
 p102「宇多天皇は(中略)『寛平御遣誡』にも、(中略)道真は鴻儒であって、深く政事を知るから、自分は博士として多く諫正をうけてきた。新帝の立太子と即位とについて大きな貢献もした。総じて朕の忠臣というより、新君の功臣というべきであると、(中略)諭している。」
回答プロセス
(Answering process)
自館目録をキーワード〈菅原道真〉で検索する。

前掲の『菅原道真(すがわらみちざね)事典』の参考文献を確認する。
「天皇宮家人物総覧」(『歴史読本 2000年3月臨時増刊号』 KADOKAWA 2000)
 該当する記述なし。

自館目録をキーワード〈宇多天皇〉で検索する。
『中世の教訓 季刊論叢日本文化 12』(籠谷真智子著 角川書店 1979)該当する記述なし。
『説話論集 第14集 中国と日本の説話』(説話と説話文学の会編 清文堂出版 2004)
 p239-278「宇多天皇雲林院子日行幸と菅原道真」該当する記述なし。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
個人伝記  (289 9版)
参考資料
(Reference materials)
『菅原道真(すがわらみちざね)事典』(神社と神道研究会編 勉誠出版 2004), ISBN 4-585-06044-8
『消された政治家菅原道真 文春新書 115』(平田耿二著 文藝春秋 2000), ISBN 4-16-660115-6
『菅原道真(すがわらみちざね)の実像 臨川選書 20』(所功著 臨川書店 2002), ISBN 4-653-03757-4
『図説歴代天皇紀』(水戸部正男編著 肥後和男〔ほか〕著 秋田書店 1989), ISBN 4-253-00297-8
『菅原道真 人物叢書 新装版』(坂本太郎著 吉川弘文館 1990), ISBN 4-642-05181-3
キーワード
(Keywords)
宇多天皇(ウダテンノウ)
菅原 道真(スガワラ ミチザネ)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000198491解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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