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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000198488
提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2016-053
事例作成日
(Creation date)
2015年08月19日登録日時
(Registration date)
2016年10月20日 11時05分更新日時
(Last update)
2017年01月04日 13時41分
質問
(Question)
『勘定奉行荻原重秀の生涯』(村井淳志著 集英社 2007)で、荻原重秀が「代官ではなく近隣の大名に検地を実施させる」という記述を見たが、このことについて書かれた資料が見たい。
回答
(Answer)
代官ではなく大名が検地を実施したことについては資料が確認できたが、荻原重秀が大名に実施させたことについての記述は見当たらなかった。
下記の資料を紹介した。

『国史大辞典 2 う-お』(国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1980)
 p422〈延宝検地〉(えんぽうけんち)の項あり。
 延宝元年(1673)および同6年3月から翌7年8月にかけて、畿内の幕領に実施された江戸幕府の検地。太閤検地を古検と称したのに対し、延宝検地は新検といわれ、このとき決定された村高は幕末まで基本的に維持された。(中略)幕府は従来のように代官を検地担当者とすることをやめ、勘定所役人の付添いのもとに畿内最寄の譜代・外様の大名をあたらせたが(後略)」とあり。全部で33行の記述。
参考文献:「豊中市史」2、北島正元「江戸幕府の権力構造」、「延宝検地」(「高石市郷土史研究紀要」3)

『江戸幕府の権力構造』(北島正元著 岩波書店 1978)
  p516-519に延宝検地について記述あり。代官ではなく大名に検地を実施させたことについても記述あり。

『大阪府史 第5巻 近世編』(大阪府史編集専門委員会編 大阪府 1985)
  p685-694「延宝検地」の項あり。大阪の地方ごとに検地の詳細について記述あり。検地条目」も掲載されている。(「箕面市史」の引用、後ろの22カ条は略されている。)「延宝5年に計画され、同年夏から7年の秋にかけて、五畿内と近江・丹波・播磨の八カ国を中心とした幕府の直轄領に対して、統一した「検地御条目」に従って実施されたのである。」とあり。

『近世の検地と地域社会』(中野達哉著 吉川弘文館 2005)
  p201-203「寛文・延宝期の検地」に延宝の検地についての記述があるが、武蔵国の検地についてのみ。畿内で実施された大名にあたらせたものではない。

『幕藩体制史の研究』(藤野保著 吉川弘文館 1961)
  p381-400「寛文・延宝検地の正確とその地域的特質」に記述あり。
回答プロセス
(Answering process)
『勘定奉行荻原重秀の生涯』
 p57に質問の引用と同名の表題を確認する。この表題は「第2章 延宝検地」の中の一つ。

自館目録を全項目〈延宝検地〉で検索するが、書誌情報が1件ヒットするのみである。

参考図書を調査する。
『国史大辞典 2 う-お』(前掲資料)
『国史大辞典』の参考文献を調査する。
「豊中市史」「高石市郷土史研究紀要」は県立図書館所蔵なし。
『江戸幕府の権力構造』(前掲資料)

『東京市史稿』を調査する。
『東京市史稿 事項別目次索引』(東京都編 東京都 1998)
『東京市史稿 産業篇 第7』(東京都編 1960)
 p37 延宝元年に検地の記事あり。

『大阪府史』を調査する。
『大阪府史 第5巻 近世編』(前掲資料)

『勘定奉行荻原重秀の生涯』の参考文献を調査する。
『竹橋余筆別集』(村上直校訂 近藤出版社 1985)
 出典図書で取り上げている検地が実施されている最中に派遣された巡見(p59-60)についてはp235-266に「巡見御用之覚書」「御蔵入巡見御用書状之留」の項が関連すると思われる。

自館目録を書名〈近世 & 検地〉で検索する。
『近世の検地と年貢』(田中誠二著 塙書房 1996)
 延宝検地についてのまとまった記述はなし。
『近世の検地と地域社会』(前掲資料)

《国会図書館サーチ》( http://iss.ndl.go.jp/  国会図書館)を〈延宝検地〉で検索する。
『幕藩体制史の研究』(前掲資料)

『幕藩体制史の研究』の参考文献を調査する。
『太閤検地論 第1部 日本封建制確立史』(宮川満著 御茶の水書房 1959)
 該当の記述なし。

インターネット、データベースの最終アクセス日時は2015年8月19日。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本史  (210 9版)
参考資料
(Reference materials)
『国史大辞典 2 う-お』(国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1980), ISBN 4-642-00502-1
『江戸幕府の権力構造』(北島正元著 岩波書店 1978)
『大阪府史 第5巻 近世編』(大阪府史編集専門委員会編 大阪府 1985)
『幕藩体制史の研究』(藤野保著 吉川弘文館 1961)
『近世の検地と地域社会』(中野達哉著 吉川弘文館 2005), ISBN 4-642-03397-1
キーワード
(Keywords)
荻原 重秀(オギワラ シゲヒデ)
大名
検地
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000198488解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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