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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000198161
提供館
(Library)
安城市図書情報館 (2310061)管理番号
(Control number)
S-5094
事例作成日
(Creation date)
2009年10月15日登録日時
(Registration date)
2016年10月14日 15時59分更新日時
(Last update)
2016年10月31日 15時31分
質問
(Question)
名前の伝承について。
大河ドラマの毛利元就のドラマで言われた言葉だと思いますが、記憶は確かでありません???「せんぎ」だったかな?
家系図の中(例)毛利家なら毛利元就ー隆元ー輝元のように祖父ー父ー子と元の文字が名前に受け継がれます。これを「せんぎ」と言ったような気がします。子供に名前を付けるうえで参考にしたく、これを何と言ったか?「せんぎ???」
また、これを解説した本があれば手にしたいと思います。
徳川で言えば家康ー秀忠ー家光のうちで家が祖父と孫の間で繋がります。
回答
(Answer)
血縁・家系・所属などを表すため、人名に特定の文字を系統的に用いること、および、その字を「通字」もしくは「系字」といいます。

こちらについて丸々1冊を使って解説した資料は当館にはございませんが、事典等の項目で詳細な解説がありましたのでご紹介いたします。

1.『国史大事典』(吉川弘文館)【210.0/コ】
第9巻のp703に「通字」の項目があり、(二)に解説が掲載されています。

2.『日本史大事典』(平凡社)【210.0/ヘ】
第4巻のp1062に「通字」の項目があり、解説が掲載されています。

3.『日本禅宗史論集;上』(思文閣,1976)【188.8/タ/1】
p95~102の「日本人名の通字について」という論考で、通字の歴史が詳しく論じられています。


さて、お尋ねのような特定の文字が伝わる制度、およびその字は「通字」「系字」といいますが、それに対して諱(いみな)のうち通字でない方を偏諱(へんき)と呼びます。武家社会では主従関係における授与・拝領という形でこの偏諱を共有することがあり、これを「一字拝領」と呼びました。例えば、足利高氏は褒章として後醍醐天皇の諱である「尊治」の一字を賜り「尊氏」と改名しています。
これらについては、先の文献の1・2の「一字拝領」「諱(いみな)」の項目に解説が載っています。よろしければ併せてご覧ください。

※『  』は書名、(  )は出版社・出版年、【  】は図書館の分類(ラベル)を表します。

さて、赤ちゃんの名付けについてご参考までにご案内いたします。
図書館では各種名付け事典を所蔵しております。もしご入用でしたら148.3のラベルの棚をご覧いただくか、検索端末で「なづけ」などでお探しください。
回答プロセス
(Answering process)
①Googleにて「名前」「武士」「一字」「代々」「継承」などのキーワード組み合わせで予備調査
→wikipedia「諱」の項に“平安時代中期、漢字二字からなる名が一般的になってから後の日本では、「通字」、あるいは「系字」といい家に代々継承され、先祖代々、特定の文字を諱に入れる習慣があった”との記述あり。また、二字名のうち、通字ではない方の字を「偏諱」(へんき・かたいみな)といい、貴人から臣下への恩恵の付与として偏諱を与える例が多かったとの記述あり。
②『世界大百科~』『日本百科~』にて、「通字」「系字」「偏諱」で索引を見る→×
③『国史大事典』事項索引にて、「通字」「系字」「偏諱」を見る。→「通字」「系字」に項目がいくつかあり。
・「系字」(第5巻p29)
・「通字」(第9巻p703) 参考文献として、「日本人名の通字について」『日本禅宗史論集;上』p95~102の紹介あり。
④『日本史用語大辞典』『日本歴史大事典』→×
⑤『日本史大事典』→「一字拝領」「通字」の項あり。安城市中央図書館 図書係の市川と申します。
この度はe-レファレンスをご利用いただきありがとうございます。

血縁・家系・所属などを表すため、人名に特定の文字を系統的に用いること、および、その字を「通字」もしくは「系字」といいます。

こちらについて丸々1冊を使って解説した資料は当館にはございませんが、事典等の項目で詳細な解説がありましたのでご紹介いたします。

1.『国史大事典』(吉川弘文館)【210.0/コ】
第9巻のp703に「通字」の項目があり、(二)に解説が掲載されています。

2.『日本史大事典』(平凡社)【210.0/ヘ】
第4巻のp1062に「通字」の項目があり、解説が掲載されています。

3.『日本禅宗史論集;上』(思文閣,1976)【188.8/タ/1】
p95~102の「日本人名の通字について」という論考で、通字の歴史が詳しく論じられています。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本史  (210 9版)
各宗  (188 9版)
日本史  (21 9版)
参考資料
(Reference materials)
国史大辞典 第9巻 (たかーて). 国史大辞典編集委員会 編.吉川弘文館, 1988.(210.0/コ/9)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001939682-00 , ISBN 4642005099
国史大辞典 第5巻 (けーこほ). 国史大辞典編集委員会 編. 吉川弘文館, 1985.(210.0/コ/5)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001708653-00 , ISBN 4642005056
日本禅宗史論集 上 玉村竹二/著 京都 思文閣出版 1976(188.8/タ/1)
日本史大事典 第1巻. 平凡社, 1992.(210.0/へ/1)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002215788-00 , ISBN 4582131018
日本史大事典 第4巻. 平凡社, 1993.(210.0/へ/4)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002283515-00 , ISBN 4582131042
キーワード
(Keywords)
名前
武士
一字
継承
代々
一般書
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000198161解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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