レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2016/10/08 00:30
- 更新日時
- 2016/10/08 00:30
- 管理番号
- 滋2016-0059
- 質問
-
解決
太平洋戦争中、滋賀県内に陸軍または海軍の施設はどのようなものがあったのか知りたい。
- 回答
-
滋賀県平和祈念館のホームページには、主な軍事施設として八日市飛行場(現在の東近江市)、大津連隊区司令部、大津海軍航空隊、滋賀海軍航空隊、大津陸軍少年飛行兵学校、比叡山桜花432型ロケット基地(いずれも大津市)、饗庭野演習場、船木飛行場(いずれも現在の高島市)、木曽飛行場(多賀町)が紹介されています。(http://www.pref.shiga.lg.jp/heiwa/tenji/map.html 2016.7.8確認)
『もっと知りたい滋賀で学ぶ戦争の記録』という同館発行の子ども向けの冊子にも、同様の内容が記載されています。
八日市飛行場については『八日市市史 第4巻』に、飛行場開設の経緯や軍用飛行場への変容、戦中の状況等が記述されているほか、『陸軍八日市飛行場 戦後70年の証言』や『八日市と飛行場』といった資料があります。また、『滋賀県史 昭和編 第2巻』にも簡単に紹介されています。
大津連隊区司令部、大津海軍航空隊、滋賀海軍航空隊、大津陸軍少年飛行兵学校については『新大津市史 上』、『新修大津市史 第6巻』および『滋賀県史 昭和編 第2巻』に、比叡山桜花432型ロケット基地については『本土決戦と滋賀』、饗庭野演習場については『今津町史 第3巻』、船木飛行場については『南船木史』、
木曽飛行場については『本土決戦と滋賀』に、それぞれ掲載されています。
このほか滋賀県平和祈念館のホームページでは、捕虜を収容していた施設として、捕虜収容所第8分所(野洲市)、第9分所(東近江市)、第10分所(米原市)が挙げられています。捕虜収容施設については『滋賀県史 昭和編 第2巻』にも記載されています。なお第10分所については『米原町史 通史編』で簡単に紹介されています。
また、『滋賀県史 昭和編 第2巻』には大津市の旧陸軍墓地に関する記述もあります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210 8版)
- 参考資料
-
- 1 もっと知りたい滋賀で学ぶ戦争の記録 滋賀県平和祈念館学習用小冊子編集委員会∥編集 滋賀県平和祈念館 2012年 SP-3900- 12 p.10
-
2 八日市市史 第4巻 近現代 八日市市史編さん委員会∥編 八日市市役所 1987年 S-2142-4 p.436-457,487-491,544-547 -
3 陸軍八日市飛行場 中島伸男∥著 サンライズ出版 2015.7 S-3942- 15 -
4 八日市と飛行場 奥井清弘∥著 中川三治郎 1996年 S-6842- 96 -
5 滋賀県史 昭和編 第2巻 行政編 滋賀県史編さん委員会∥編さん 滋賀県 1974年 S-2700-2 p.443-445,505-506 -
6 新大津市史 上 奈良本辰也∥編集 大津市役所 1962年 S-2111-1 p.235-256 -
7 新修大津市史 第6巻 現代 林屋辰三郎∥[ほか]編 大津市役所 1983年 S-2111-6 p.216-226 -
8 本土決戦と滋賀 水谷孝信∥著 サンライズ出版 2014.8 S-3900- 14 p.155-214,49-51 -
9 今津町史 第3巻 近代・現代 今津町史編集委員会∥編集 今津町 2001年 S-2113-3 p.314-319 -
10 南船木史 南船木区史編集委員会∥編集 南船木区 1999年 S-2115- 99 p.378-380 -
11 米原町史 通史編 米原町史編さん委員会∥編集 米原町役場 2002年 S-2164-1 p.1118
- キーワード
-
- 軍事施設
- 太平洋戦争
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000197913