レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年08月10日
- 登録日時
- 2016/08/20 00:30
- 更新日時
- 2016/12/05 00:30
- 管理番号
- 0A16003740
- 質問
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解決
「古今集」の写本で、藤原定家直筆のものは何種類あるのか。
- 回答
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1.商用データベース「JapanKnowledge」国史大事典の「古今和歌集」項で、古今集の概要を確認。
同じく、商用データベース「JapanKnowledge」日本大百科全書(ニッポニカ)の「古今和歌集」の項を確認したところ、「諸本」として、「現在広く流布しているのは、藤原定家筆写の系統で(1)貞応(じょうおう)二年本(二条家相伝)、(2)嘉禄(かろく)二年本(冷泉(れいぜい)家相伝)、(3)伊達(だて)家本。と記載があった。
2.『藤原定家-古典書写と本歌取-』
p.63-76「3.藤原定家の古典書写-嘉禄二年本『古今集』の場合」章末にある注2において、現存する定家自筆本は嘉禄二年本「古今集」と伊達家旧蔵無年号本の二点だけである」と記述あり。
また、p.94-112「5.藤原定家の用字小考-自筆本『古今集』における掛詞-」の章末にある注20において、伊達家旧蔵無年号本については「右筆の手によるものであり、定家による校訂本とする立場をとる研究者もいらっしゃる」と記述あり。研究者の間でも緒論があるようだとわかる。
- 回答プロセス
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1.商用データベース「JapanKnowledge」にて、キーワード”古今和歌集”で検索。
2.当館所蔵資料をフリーワード”藤原定家”×”書写”で検索してヒットした資料を確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 参考資料
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- 当館書誌ID <0011131881> 藤原定家 -古典書写と本歌取- 依田 泰/著 笠間書院 2005.12 9784305703095
- 商用データベース「JapanKnowledge」日本大百科全書、国史大辞典(2016.8.10確認)
- キーワード
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- 藤原定家
- 古今集
- 書写
- 諸本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000196200