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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000196114
提供館
(Library)
長野市立長野図書館 (2310222)管理番号
(Control number)
長野市立長野-16-011
事例作成日
(Creation date)
2016/8/13登録日時
(Registration date)
2016年08月18日 11時54分更新日時
(Last update)
2017年07月17日 15時17分
質問
(Question)
長野市若穂保科にある清水寺(せいすいじ)の三重塔の建立と廃滅年を探している。出来たら当時の高さなども知りたい。
回答
(Answer)
建立年はおよそ平安初期。
最終的な廃滅年は官報の公示から、1916年5月10日。


『長野県上高井郡誌』より、高さ等は方二間二尺二寸五分、高七十尺。
回答プロセス
(Answering process)
若穂保科の清水寺の三重塔。

『長野県町村誌 第一巻(北信篇)』p692より清水寺の項あり。
「境内東西三十五間・南北十六間五尺四寸、面積一反九畝二十一歩、眞言宗紀伊國龍光院末派なり。創立大同元年眞雅僧正開山となす。境内に大日堂あり。寺傳に仏像丈け一丈一尺五寸、光法大師作、脇士の四天王、運慶、堪慶父子の作なりといふ。確乎たらず。丈各一丈ニ尺余あり。」


『長野県上高井郡誌』p693に清水寺と三重塔の項あり。
清水寺は桓武天皇延暦二十年、東奥蝦夷討伐の際に立ち寄り戦勝を祈願し、鍬形や直刀を寄進したと伝わる。

p695から三重塔。
「又三重塔≪方二間二尺二寸五分、高七十尺≫を建て中心の柱に佛舎利を藏む。此の大塔數星霜を経て斜に傾き、將に破壊せんとす。よりて天保五年大修繕を加ふ。此際外観を新にせるを以て、現存せる三重塔は一見徳川時代の建築なる感あり。然れども内部の構造、屋根の勾配及相輪≪寶珠・水煙・九輪・覆輪及受鉢の總稱≫と他の部分との割合を見れば、平安初期の建築物なること疑ふべからず。」

ここからは高さ等は分かったが建立年は平安初期としか判明しない。p697には、「弘仁十年田村麿の囑により空海の弟子眞雅、此寺に来り、三重塔の第三層に空海所寫金剛胎藏界の曼荼羅を安んじ~、」とあることから、弘仁(八一九年)には三重塔があったことが伺える。


廃滅に関しても同時にあたる。
『長野県上高井郡誌』p699の6行目に「明治三十九年夏、工学博士関野貞氏来りて、中院及び三重塔を調査したるが、四十年八月、内務省特別保護建造物に編入せられたり。」とある。
調べていく中で、国会デジタルコレクション内の『官報 1916年6月1日』p2に「長野縣上高井郡保科村清水寺ノ國寶及特別保護建造物燒失」の公示があり、同年五月十日に火災で焼失した特別保護建造物の中の一つに三重塔の名があった。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2953259/2


これ以上の資料が見つからなかった為、以上をもってご案内とした。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC 
参考資料
(Reference materials)
『長野県町村誌 第一巻(北信篇)』 郷土出版社 1985 <N290ナ1>
『長野県上高井郡誌』 上高井郡教育会/編纂 千秋社 1999.11 <N216カ>, ISBN 4-88477-240-7
『官報 1916年6月1日』「長野縣上高井郡保科村清水寺ノ國寶及特別保護建造物燒失」(国会デジタルコレクション) ( http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2953259/2 )
キーワード
(Keywords)
長野市 若穂保科 清水寺  三重塔
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000196114解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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