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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000195321
提供館
(Library)
同志社大学 今出川図書館 (3310014)管理番号
(Control number)
2016-001
事例作成日
(Creation date)
2016年4月20日登録日時
(Registration date)
2016年07月28日 16時24分更新日時
(Last update)
2018年04月02日 12時33分
質問
(Question)
小泉精三・小泉新兵衛の2名について
① 東京高等商業学校在学・卒業の記録はないか。
② N.Y.のコロンビア大学に留学・卒業の記録はないか。
留学時期は明治34~43(1901~1910)年頃と考えられる。
回答
(Answer)
①東京高等商業学校について
『高等商業学校一覧』『東京高等商業学校一覧』に両氏の氏名の記載がありました。
小泉精三は、明治30年の在学を確認しました。
小泉新兵衛は、明治30~33年本科に在籍、33年本科卒業、35年専攻部卒業を確認しました。

こちらの資料は以下にて閲覧できます。
一橋大学リポジトリHERMES-IR>Special Collections>学園史関係資料>学校一覧 
https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/da/handle/123456789/7363  [参照2016-07-29]

②コロンビア大学留学について
小泉精三については、『Columbia University. Catalogue.』 v. 1903/1904 に「seizo koizumi」の記載があり、明治36~37(1903~1904)年の在学が確認できます。
こちらの資料はHathi Trustにて閲覧できます( http://hdl.handle.net/2027/nnc2.ark:/13960/t5p84zz2r?urlappend=%3Bseq=13 [参照2016-07-29])。

小泉新兵衛については、コロンビア大学への留学が確認できる資料は見つけられませんでした。
一方、明治37-40年にドイツの大学に留学しているとする論文がありました。

詳しくは回答プロセスをご覧下さい。

※質問者が上記回答で了承のため、コロンビア大学への参考調査は実施せず。
回答プロセス
(Answering process)
1.両氏の経歴についての調査
人名事典、契約データベース等を調査した。
→2名とも東京高等商業学校に在学していたことが確認できた。
 清三氏はコロンビア大学でも修学との記載があったが、
 新兵衛氏はコロンビア大学との関わりには言及なく、ライプツィヒの大学に留学との記載があった。

<小泉精三>
『昭和人名事典』(1)第3巻:近畿・中国・四国・九州篇(日本図書センター,1987)
兵庫63頁「明治十一年七月生る東京高商及米国コロンビヤ大学各修業」

<小泉新兵衛>
・五十嵐栄吉著・編纂『大正人名辞典』Ⅱ・下巻(日本図書センター,1989)
 p.1989「明治四十一年四月を以て生れ同三十四年家督を相続す同三十三年東京高等商業学校を卒業し」
・リサーチナビ『日本人名情報索引(人文分野)データベース』 http://rnavi.ndl.go.jp/jinmei/index.php  [参照2016-08-01]
 キーワード「小泉新兵衛」で1件ヒット。
 『日本=ザクセン文化交流史研究』松尾展成著、大学教育出版、2005
 第6章「ザクセンに滞在した日本人」>第8節「ライプツィヒ」>(I)大学
 滞在した日本人の一覧があり、(85)に小泉新兵衛の氏名、滞在期間など記載。(p.294)

※以下の資料には新兵衛氏について記載があるが学歴については言及なし
『人事興信録』明治44年4月 第3版く之部‐す之部(人事興信所, 1911)
『日本紳士録』明治45年用第16版(交詢社, 1911)
『人事興信録』昭和3年7月 第8版(人事興信所、1928)

※以下の資料には記載なし
『明治人物事典』
『明治大正人物事典』
『人物レファレンス事典』
『郷土ゆかりの人々』
本学契約データベース Who Plus, 聞蔵Ⅱ, 毎索, ヨミダス歴史館


2.東京高等商業学校についての調査
(1)国立国会図書館デジタルコレクションに収録の東京高等商業学校同窓会名簿を調査。
→新兵衛氏は、東京高等商業学校を明治三十三年に卒業していることが分かった。
・『東京高等商業学校同窓会々員録. 明治44年11月改』  http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/779936  [参照2016-08-22]
 p.87 「小泉新兵衛(三三年)」
・『東京高等商業学校同窓会名簿 大正3年12月改正』  http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/912796  [参照2016-08-22]
 p. 118 「小泉新兵衛(三三年)」

(2)一橋大学図書館に参考調査
精三氏については上記には記載がないため、一橋大学図書館に参考調査。
→『東京高等商業学校同窓会名簿』大正4年~昭和3年には記載なしとのことで、一橋大学リポジトリHERMES-IR内の学園史関係資料を案内して頂く。

(3)一橋大学 学園史関係資料の調査
一橋大学リポジトリHERMES-IR>Special Collections>学園史関係資料>
『03高等商業学校一覧』 https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/da/handle/123456789/7363[ 参照2016-08-01]
・明治30年(1897)明治30年12月20日印刷 
 p.79~「本校学生々徒現員 本科第一年生」に2名とも氏名あり
・明治31年(1898)明治31年12月20日印刷 
 p.78~「本校学生々徒現員 本科第二年生」に新兵衛のみ氏名あり
以降、年を追って確認すると次のことがわかった。
・精三氏:明治30年のみ在学を確認。卒業記録は見当たらず。
・新兵衛氏:明治30~33年本科に在籍、33年本科卒業、35年専攻部卒業。


3.明治期の海外渡航者・留学生についての調査
以下の資料を調査したが、両氏の記載無し。
・『幕末明治期海外渡航者人物情報事典』金沢工業大学,2003
・『文部省外国留学生表』明治35-39, 42-45年 文部省專門學務局
・渡辺實著『近代日本海外留学生史』上下巻(講談社、1977-1978)
・石附実著『近代日本の海外留学史』ミネルヴァ書房、1972
・亀井俊介著『自由の聖地 日本人のアメリカ』研究社出版、1978
・塩崎智著『アメリカ「知日派」の起源』平凡社、2001

※未調査の資料
・外交史料館所蔵 外務省『航海人明細鑑』および『航海人明細等』
→外務省記録の内容は『外交史料館所蔵外務省記録総目録:戦前期』および外交史料館HPにて確認。
また、外交史料館HPによると”戦前期資料の大部分は国立公文書館アジア歴史資料センターのデジタルアーカイブで閲覧できます”とあるが、『航海人明細鑑』および『航海人明細等』が含まれる3門8類は公開されていない。
なお、外交史料館HP>外交史料館に聞いてみよう!のページに問い合わせ先掲載あり。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/qa/index.html  [参照2016-07-29]


4.コロンビア大学についての調査
(1)アルモニについて
コロンビア大学HPにアルモニのページあり。英語表記が「Almuni」であることがわかる。
現在のアルモニの名簿は会員のみに公開されており、過去の名簿等の情報は無し。

(2)『Columbia University. Catalogue.』
Hathi Trust Digital Libraryにて公開されているコロンビア大学資料を調査。
(「Koizumi」で全文検索し、Original Location を Columbia Universityで絞込み。)
『Columbia University. Catalogue.』 v. 1903/1904( http://hdl.handle.net/2027/nnc2.ark:/13960/t5p84zz2r [参照2016-07-29])に以下の記載あり。
p.351 (Register of students) seizo koizuni(原文ママ。p.513 Directory of studentsではseizo koizumiと記載あり)
→ v.1900/1901からv.1908/1909までDirectory of StudentsのKの項を調査するが、上記以外には記載なし。

※以下の資料には記載なし
・『The Japanese Student : a bimonthly for Japanese students in America』1916-1919(Yusyodo Press,1995)
 『The Japan review : a herald of the Pacific era』1919-1922(Yusyodo Press,1995)
 →コロンビア大学の日本人学生による雑誌。
・Robert A. McCaughey『Stand,Columbia : a history of Columbia University in the city of New York, 1754-2004』Columbia University Press, 2003


5.小泉新兵衛氏の留学について調査
(1)一橋大学 学園史関係資料『04東京高等商業学校一覧』
以下の資料が、新兵衛の海外留学の期間の参考になる可能性あり。
『04東京高等商業学校一覧』
明治35年(1902)明治36年2月発行 p.99新兵衛 「小泉合名会社」に就職とあり
明治36年(1903)明治36年12月発行 p.104新兵衛 就職欄は空欄
明治37年(1904)明治37年12月発行 p.110新兵衛 「海外遊学」
明治41年(1908)明治42年12月15日印刷 p.129新兵衛 「海外遊学」
明治42年(1909)明治43年3月18日印刷 p.130「海外遊学」
明治43年(1910)明治43年12月20日印刷 p.113新兵衛「自家営業」

(2)Michael Rauck 『Japanese Economics and Businessmen in Germany (1871-1914) (I)』「経済と経済学」69号、1991年12月、p.21-34
『日本=ザクセン文化交流史研究』の参考文献から調査を進めたところ、上記の資料が見つかった。
p.26に留学期間1904-1907(明治37-40)年、留学先はドイツのEberswalde agricultural School, Leipzigの大学, Bonnの大学とあり。

(3)上田正一著『上田貞次郎伝』(泰文館,1980)
p.92 ドイツ転住・スイス旅行 "明治四十年七月、貞次郎は・・・ドイツではまずボンに行き、旧友小泉新兵衛をたよって同氏方に落着いた"


※小泉精三についての参考情報
・『The Intercollegian.』 no.27  1904/1905. 
Hathi Trustにて全文閲覧可能。 http://hdl.handle.net/2027/mdp.39015074647291  [参照2016-08-01]
p.10-11 “Appeal from Japanese, Chinese, Indian Students, Assembled at the Northfield Conference, 1904”
末尾に[Signed]として「seizo koizumi」の記載あり。学生の集合写真あり(小泉精三が写っているかは不明)。

・小泉精三著『東へ東へ』(東京堂,1907)
国立国会図書館デジタルコレクションでも公開あり。
p.1 ”明治三十五年五月の末日見送りの友人や家人と共に”
p.18 「最後の目的地ニューヨーク…正に二十四日午後九時であつた」
p.111 「米国に留まる事前後二ヶ年半…英国に向かつたのは明治三十七年七月二十九日」
より米国滞在が明治35年6月~明治37年7月とわかる。

・末永國紀著『近江商人』(中公新書, 2000)
p.151 大正十三年 ”米国留学経験のある小泉精三に…精三は滋賀県五個荘町の出身で、貿易商として兵庫県武庫郡芦屋村に居住し”
p.157 米国にて "小泉精三の旧学友アンダーソンの出迎えを受け”
事前調査事項
(Preliminary research)
紳士録などは調査済み。
日本人で、コロンビア大学を卒業した(または在籍したことがある)人は、「アルモニ」という会に入るらしい。
NDC
日本  (281 9版)
大学.高等.専門教育.学術行政  (377 9版)
参考資料
(Reference materials)
Columbia University. Catalogue v.1903/1904. p. 351,513
http://hdl.handle.net/2027/nnc2.ark:/13960/t5p84zz2r  [参照2016-07-29]
高等商業学校一覧 1897. 高等商業学校, 1897. p. 79
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/da/handle/123456789/7497 [参照2016-07-29] (1987-1901を参照。NDLデジタルコレクションにて閲覧可の年もあり)
東京高等商業学校一覧 1902. 東京高等商業学校, 1902. p. 99
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/da/handle/123456789/7500  (1902-1910を参照。NDLデジタルコレクションにて閲覧可の年もあり)
昭和人名辞典 1  第3巻 近畿 中国 四国 九州篇 複製版. 日本図書センター, 1993. (昭和人名辞典)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I025179338-00 , ISBN 4820506951
小泉精三 著. 東へ東へ. 東京堂, 1908.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001892517-00
末永國紀 著.近江商人 : 現代を生き抜くビジネスの指針. 中央公論新社, 2000. (中公新書)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002897796-00 , ISBN 4121015363
人事興信録 3版(明44.4刊)く之部―す之部 ※目次は第3冊にあります. 人事興信所, 1911.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001894654-00
大正人名辞典 2 下巻. 日本図書センター, 1989.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I004964717-00 , ISBN 4820520342
日本紳士録 [第1]-16版. 交詢社, 1911.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000434955-00
人事興信所 編 , 人事興信所. 人事興信録 第8版(昭和3年). 人事興信所, 1928.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000790480-00
児玉忠善 編 , 児玉, 忠善. 東京高等商業学校同窓会々員録 明治44年11月改. 東京高等商業学校同窓会, 1911.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000434859-00
東京高等商業学校同窓会. 東京高等商業学校同窓会名簿 大正3年12月改正. 東京高等商業学校同窓会, 1914.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000535221-00
手塚晃, 石島利男 共編 , 手塚, 晃, 1923-2002. 幕末明治期海外渡航者人物情報事典. 金沢工業大学, 2003.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004321947-00 , ISBN 4906122493
外務省外交史料館 編著 , 外務省外交史料館. 外交史料館所蔵外務省記録総目録 : 戦前期 第1巻(明治大正篇). 原書房, 1992.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002219743-00 , ISBN 4562023007
東京大学総合図書館. “一般的なレファレンス 明治期の留学生について知りたい” 東京大学総合図書館.
http://www.lib.u-tokyo.ac.jp/sogoto/contents-e/faq_1.html  [参照2016-08-22]
文部省専門学務局. 文部省外国留学生表 明治35,36,43-45年. 文部省専門学務局, 1912.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000456057-00
渡辺実 著 , 渡辺, 実, 1911-1978. 近代日本海外留学生史 下. 講談社, 1978.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001372389-00
渡辺実 著 , 渡辺, 実, 1911-1978. 近代日本海外留学生史 上. 講談社, 1977.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001338153-00
The Japanese Student : a bimonthly for Japanese students in America 1916-1919. Yusyodo Press, 1995.
The Japan review : a herald of the Pacific era. 1919-1922. Yusyodo Press, 1995.
Robert A. McCaughey. Stand,Columbia : a history of Columbia University in the city of New York, 1754-2004. Columbia University Press, 2003.
上田, 貞次郎, 1879-1940. 上田貞次郎日記 明治25-37年. 上田貞次郎日記刊行会, 1965.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001281810-00
上田, 正一. 上田貞次郎伝. 泰文館, 1980-05-08.
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000025-I000631656-00  (JAIROから本文閲覧可能)
The Intercollegian. No.27. 1904/1905. Student Dept. of the International Committee, Young Men's Christian Associations and the Student Volunteer Movement for Foreign Missions, 1905. p. 10-11
http://hdl.handle.net/2027/mdp.39015074647291  [参照2016-08-23]
リサーチナビ 日本人名情報索引(人文分野)データベース
http://rnavi.ndl.go.jp/jinmei/index.php  [参照2016-08-01]
松尾展成 著 , 松尾, 展成, 1935-. 日本=ザクセン文化交流史研究. 大学教育出版, 2005.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008022868-00 , ISBN 488730644X
Michael Rauck , Michael Rauck. Japanese Economists and Businessmen in Germany(1871-1914)-1-. 1991-12. 経済と経済学 (69) p. p21~34
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I3417940-00
キーワード
(Keywords)
小泉精三
小泉新兵衛
留学
Columbia University
コロンビア大学
東京高等商業学校
一橋大学
名簿
明治時代
照会先
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一橋大学図書館
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
人物
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