レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/07/06
- 登録日時
- 2016/07/27 00:30
- 更新日時
- 2017/11/10 15:50
- 管理番号
- 1000000856
- 質問
-
解決
「デイゴ(梯梧)」が沖縄県花になった理由を知りたい。
- 回答
-
①
『県民ハンドブック』(沖縄県総務部知事公室広報課企画・監修、沖縄県総務部広報課、2002.3)
表紙から3枚目 「深紅の花は、南国沖縄を象徴するのにふさわしく、観光資源として大きな効果があること、また幹材は、漆器の材料として用いられ経済的価値も高いという理由で「でいご」が県の花に選ばれました。」の記述がある。
②
『沖縄県農林水産行政史 第7巻』(沖縄県農林水産行政史編集委員会編、農林統計協会、1989.3)
p493 「「県の木」選定の同じ年、沖縄タイムス社は、緑化本部の後援と、琉球政府の関係部局及び諸団体の協賛でもって、「郷土の花(県花)」の選定運動を展開した。国に国花があって国民精神のシンボルとなっているように、各地方にもまた、その郷土の人心を象徴する花を持つことは、地域住民の精神生活の上にとって大切なことである。(略)沖縄全域に広く分布して全住民に親しまれ、南国沖縄のムードと住民性を象徴し、しかも他府県に例を見ないすばらしい「郷土の花」として選定されたのが「デイゴ」である。(略)このデイゴは「県の花」として、琉球政府によって「県の木」とともに四二年二月七日付け告示第二七号で公表されたが、本土復帰に伴う特別措置として、四七年一〇月二六日付け告示第一五七号で再公表された。」の記述がある。
③
『沖縄タイムス[マイクロフィルム複製本] 1965年6月』([沖縄県立図書館]刊、[2011.3])
1965.6.17朝刊1面 「社説 県花デイゴの選定」
→上記と同様の理由の記述がある。
④
『沖縄県公報 昭和47年9月-12月』
昭和47年10月26日付け公報第58号p39 「沖縄県告示第157号」の項目で、「1967年告示第27号で指定された沖縄県の花「でいご」、沖縄県の木「りゅうきゅうまつ」及び1972年告示第156号で指定された沖縄県の鳥「ノグチゲラ」は、それぞれ沖縄県の花、木及び鳥とする。昭和47年10月26日 沖縄県知事 屋良朝苗」の記述がある。
インターネット上の情報(2017.11.8現在)
『琉球政府公報 1967年 第11号』
http://www2.archives.pref.okinawa.jp/kouhou/PDF/ryukyu/1967-02-07.pdf
1967.2.7 p2 「告示第二十七号」の項目で、「森林審議会の答申に基づき次のとおり選定したので告示する。沖縄県の花 でいご 沖縄県の木 りゅうきゅうまつ 一九六七年二月七日」の記述がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
-
- 1 県民ハンドブック 沖縄県総務部知事公室広報課∥企画・監修 沖縄県総務部広報課 2002.3 K317/O52 表紙から3枚目
- 2 沖縄県農林水産行政史 第7巻 沖縄県農林水産行政史編集委員会∥編 農林統計協会 1989.3 K60/O52/7 p493
- 3 沖縄タイムス[マイクロフィルム複製本] 1965年6月 [沖縄県立図書館] [2011.3] K07/O52 1965.6.17朝刊1面
- 4 沖縄県公報 昭和47年9月-12月 沖縄県総務部文書学事課∥編 沖縄県総務部 1972.9-12 K317/O52 p39
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000195246