レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年05月13日
- 登録日時
- 2016/07/22 16:25
- 更新日時
- 2016/07/27 15:04
- 管理番号
- 岩手-272
- 質問
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盛岡藩郡山(現在の岩手県紫波郡紫波町)の代官の日記に、安政7年3月1日に、江戸から松前へ向かうロシア人男女5人が郡山を通ったという記載があった。幕府の役人や南部家の人間も付き従った大きな一行だったようだが、そのロシア人の名前が知りたい。
- 回答
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初代箱館領事ゴシケーヴィチと思われる。
『勝海舟と幕末外交』上垣外 憲一∥著 中央公論新社∥発行 2014年
⇒p.161“箱館領事ゴシケーヴィチは、一八六〇年二月には江戸にあって外交活動を行っていたが、幕府に箱館への帰路を陸路でとることを申請し、許可されたのである。ゴシケーヴィチは妻や医師を伴って、露暦一八六〇年二月二十四日(西暦三月七日、和暦安政七年二月十五日)に江戸を出発、露暦三月二十日(西暦四月一日、和暦三月十一日)に箱館に到着している。”
上記資料と、資料中で参考文献として挙げられていた、伊藤一哉『ロシア人の見た幕末日本』(当館未所蔵)を紹介する。
- 回答プロセス
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1、江戸時代後期の盛岡藩記録、紫波町に関する資料を調査。
2、北海道史、函館市史を確認。
3、日露関係に関する資料を確認。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210)
- 参考資料
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『勝海舟と幕末外交 イギリス・ロシアの脅威に抗して』上垣外憲一∥著 中央公論新社∥発行 2014年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025961089-00 , ISBN 9784121022974 (当館請求記号:210.5938/カミ) -
『函館市史 通説編 第2巻』函館市史編さん室∥編 函館市∥発行 1990年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002094178-00 (当館請求記号:211.8/ハ1/1-2-2) -
『ロシア人の見た幕末日本』伊藤一哉∥著 吉川弘文館∥発行 2009年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010077393-00 , ISBN 9784642080200
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『勝海舟と幕末外交 イギリス・ロシアの脅威に抗して』上垣外憲一∥著 中央公論新社∥発行 2014年
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000195119