レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016-02-23
- 登録日時
- 2016/07/21 00:30
- 更新日時
- 2016/07/21 00:30
- 管理番号
- D160212163203
- 質問
-
未解決
柳田國男の言葉に「美しい村などはじめからあったわけではない。美しく生きようとする村人がいて、村は美しくなったのである」というのがある。この言葉の出典を知りたい。
- 回答
-
ご照会のあった件について、資料1に収録されている「豆の葉と太陽」という作品の中に「美しき村」という随筆がありますが、「村は住む人のほんの僅かな気持から、美しくもまづくもなるものだといふことを、考へるやうな機会が私には多かった。」という文章はあるものの、お探しの言葉は見当たりませんでした。
なお、国立国会図書館のレファレンス協同データベースにも類似のレファレンス(資料2)が収録されておりますので、参考までにご紹介いたします。
○参照資料一覧
【 】は当館請求記号
( )のURLへの最終アクセスは2016年2月19日
1.柳田国男 著『柳田國男全集.第12巻』筑摩書房, 1998【GD1-G83】
*pp.197-356に「豆の葉と太陽」が収録されています。引用した「村は住む人のほんの僅かな気持から・・・」はp.246に記されています。
*1941年刊行の『豆の葉と太陽』が国立国会図書館デジタルコレクションでインターネット公開されておりますので、複写等はデジタルコレクションをご利用ください。「村は住む人のほんの僅かな気持から・・・」は52コマ目に記載されています。
柳田国男著『豆の葉と太陽』創元社,1941【381.1-Y529m3】
(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1453837)
2.レファレンス協同データベース 管理番号 MYG-REF-090195
(https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000063269)
○その他の主要調査済み資料一覧
・柳田国男 著『柳田國男全集』筑摩書房, 1997-2015【GD1-G83ほか】
*インターネット上にお探しの言葉は柳田の『都市と農村』の中の文章だとあったため、全集のうち『都市と農村』が収録されている4巻を確認しましたが、お探しの文章は見当たりませんでした。また、資料2のレファレンス協同データベース調査後に刊行された『柳田國男全集』第22、34、35巻も確認しましたが、お探しの文章は見当たりませんでした。
・神島二郎 編『柳田国男研究』筑摩書房, 1973【GD1-43】
・後藤総一郎 編『柳田国男研究資料集成』日本図書センター, 1986-87【GD1-288】
・尚学図書 編『日本名言名句の辞典』小学館, 1988【US57-E8】
・大隅和雄ほか著『知っておきたい日本の名言・格言事典』吉川弘文館, 2005【US57-H93】
・桑田忠親 編『日本名言辞典』東京堂出版, 1969【US57-3】
・伊藤友信 [ほか]編『日本の思想家名言事典』雄山閣出版, 1983【HA5-82】
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000194938