このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000194619
提供館
(Library)
豊中市立図書館 (2310050)管理番号
(Control number)
6000028341
事例作成日
(Creation date)
2016/06/26登録日時
(Registration date)
2016年07月13日 00時30分更新日時
(Last update)
2016年09月27日 14時54分
質問
(Question)
画家の野村廣太郎について知りたい。野村廣太郎の「なにわ百景シリーズ」というのは、野村廣太郎の作品か、コレクションか。また、野村廣太郎は昭和63年にこの「なにわ百景シリーズ」のうち54点を豊中市に寄贈したそうだが、現在市内でこの「なにわ百景シリーズ」見られるところはあるか。図書館に所蔵のある本で見られるものがあれば、それでもよい。
回答
(Answer)
画家の野村廣太郎は明治37年(1904)年4月5日、大阪市東成区唐物町に生まれ、昭和17(1942)年頃から豊中に住むようになった。平成12年(2000)6月12日、曽根東町にて没。

「なにわ百景シリーズ」とは野村廣太郎が昭和41年(1966)頃から、戦前(特に明治・大正期)の大阪風俗を懐かしみをもって描いてきた作品群。昭和62(1987)年7月には豊中市立中央公民館において市教委主催のもとに個展を開催し、翌63年(1988)6月28日、同シリーズの中から54点が野村廣太郎より豊中市に寄贈された。

これら54点の作品は、通常は倉庫にて保管してあり、市内に常設展示している場所はない。市が所蔵している野村廣太郎の作品一覧は『新修豊中市史 第6巻 美術』のP532-534に掲載されている。

図書館では、『明治・大正 なにわ百景』(野村 廣太郎)、『明治・大正 大阪百景』(保育社)、『おおさか百景いまむかし』(東方出版)の3冊の画集を所蔵しており、こちらで野村廣太郎の作品をご覧いただくことができる。また『新修豊中市史 第6巻』の口絵121やP386-387にも掲載されている。
回答プロセス
(Answering process)
豊中にゆかりのある画家とのことだったので、『新修豊中市史 第6巻 美術』(豊中市)を調べると、P386-387に野村廣太郎についての解説があり、「(昭和)63年なにわ百景シリーズの中から54点を豊中市に寄贈」との記述があった。

同資料には、豊中市の所蔵する美術作品一覧があり、その中に87点の野村廣太郎の作品名が掲載(P532-534)されていた。

これらにより、現在豊中市では野村廣太郎の作品を87点所有しており、その中の54点は「なにわ百景シリーズ」として昭和63年に野村廣太郎本人より市に寄贈されたものであることはわかったが、その54点の作品名を特定することはできなかった。

野村廣太郎が豊中市に寄贈した「なにわ百景シリーズ」を、現在市民が見られる場所があるかを調べるため、同資料の第五章第三節「美術館・コレクションと美術活動」P446-464を確認したところ、「市民ギャラリーとよなか」の解説がされている箇所(P446)にて、野村廣太郎が同ギャラリーにて「なにわ百景展」を開催したという記述があった。「市民ギャラリーとよなか」は平成13年8月末をもって閉鎖となり、その後を「豊中市立市民ギャラリー」を引き継いでいることも合わせてわかった。

「豊中市立市民ギャラリー」は現在は「JOY大都ギャラリーとよなか(豊中市立市民ギャラリー)」という名称で運営されており、Webサイトを確認したところ、2016年6月上旬に、「市所蔵作品 野村廣太郎作品展 とよなか・むかし」という作品展が開催されたことがわかった。

「JOY大都ギャラリーとよなか」に問い合わせたところ、市が所蔵している野村廣太郎の作品は、通常はすべて倉庫に保管してあり、常設展示している場所はないこと、野村氏から市に寄贈された作品は豊中の風景を描いたものもあるが豊中以外の大阪の風景を描いたものもあること、今年度は6月以降「JOY大都ギャラリーとよなか」で野村廣太郎の作品展開催の予定はないとのことがわかった。

図書館の市内所蔵資料を「野村廣太郎」をキーワードに検索したところ、『明治・大正 大阪百景』(保育社)、『明治・大正 なにわ百景』(野村 廣太郎)、おおさか百景いまむかし』(東方出版)の3冊の画集を所蔵していた。

それぞれ内容を確認したところ、『明治・大正 なにわ百景』の中に、『新修豊中市史 第6巻 美術』P532-534にて確認できる市所蔵作品と同じタイトルや近しいタイトルの絵が収録されていた。市所蔵作品と同一であると断言することまではしかねるが、野村廣太郎の絵はこれらの画集で見ていただけることをご紹介した。

また、市所蔵の美術作品についての問い合わせ先である、文化芸術課の連絡先も合わせてご案内した。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC 
参考資料
(Reference materials)
新修豊中市史第6巻豊中市史編さん委員会/編集豊中市 (P357,P386-387,P532-534)
明治・大正 なにわ百景野村 廣太郎/画野村 廣太郎
明治・大正 大阪百景野村 広太郎/画保育社
おおさか百景いまむかし野村 広太郎/絵東方出版
日本石板版画の思い出野村 広太郎/編集富士精版印刷
キーワード
(Keywords)
豊中(トヨナカ)
洋画家(ヨウガカ)
野村廣太郎(ノムラヒロタロウ)
なにわ百景(ナニワヒャッケイ)
大阪百景(オオサカヒャッケイ)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
市内に所蔵はないが、『明治・大正大阪府景風俗画集』(野村聡明)という画集も出版されている。
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土,人物
質問者区分
(Category of questioner)
一般
登録番号
(Registration number)
1000194619解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!