レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2016/06/15 16:47
- 更新日時
- 2016/11/11 19:38
- 管理番号
- 宮城野2016-事2
- 質問
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解決
ロシア民謡に「ぐみ」の木が出てくる曲があるが、この「ぐみ」は日本の「ぐみ」とは違うのか?
- 回答
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『ロシア音楽事典』p207-208の「小さなぐみの木」の項に「楽団カチューシャの訳した題名だが、原題は「細きリャビーナ」といい、「リャビーナは日本ではナナカマドと呼ばれる灌木で、「ぐみ」ではない。」とあった。また、『トロイカから私を呼んでまで ロシア愛唱歌集 続』のp42-44にも「小さなぐみの木」の記載があり「「ぐみ」と訳されていますが、実はナナカマドです。」と、同様の記述があった。これらの資料で、原題の綴りもわかったので、露和辞典をひいてみると、「①ナナカマド ②その実」の訳が確認できた。結論として、「リャビーナ」は、「ナナカマド」であり、日本で言う「ぐみ」ではない。
- 回答プロセス
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植物図鑑でぐみの木について調べたが、ロシアと日本での違いについての記述はなかった。次に、インターネットで「ロシア民謡」、「ぐみの木」をキーワードに検索してみると、その民謡が「小さなぐみの木」という曲名であることがわかった。そこで、ロシア民謡やロシア音楽の本を調べ、上記の回答にたどりつき、原題の綴りも判明したところで、念のため、辞典をひいて意味も調べた。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 『ロシア音楽事典』 日本・ロシア音楽家協会/編 河合楽器製作所・出版部 2006年
- 『トロイカから私を呼んでまで ロシア愛唱歌集 続』 山之内重美/著 東洋書店 2004年
- 『研究社露和辞典』 東郷正延[ほか]/編 研究社 1988年
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000193319