このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000191099
提供館
(Library)
安城市図書情報館 (2310061)管理番号
(Control number)
S-5155
事例作成日
(Creation date)
2011年07月08日登録日時
(Registration date)
2016年04月13日 18時23分更新日時
(Last update)
2017年12月22日 12時59分
質問
(Question)
「つきづき・・・」の作者、出典について

「月々に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月」と言う歌がありますが、この作者と出典、意味を知りたいです。
回答
(Answer)
○まず、出典についてです。
・参考図書①『広文庫』(明治時代以前の文献を基にした百科事典のようなもの)、⑦『古典籍総合目録』などで調べたところ、以下に記載があることを確認しました。

『小窓閑語』 鈴木忠候/著

・こちらは当館所蔵の②『日本随筆大成第2期8巻』(吉川弘文館 1994年)【914.5/ニ/2-8】に載っています。
・『一挙博覧』という書名で巻之二53にあります。書名が違いますが、『一挙博覧』『小窓閑語』『間窓随筆』の三書は同一書の改題本であると記してあります。(以下全文です)

・宦家の女中は、八月十五夜に芋を箸につらぬき、其穴より月を見て、月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月、といふ歌を吟ぜらるるとなり。或人云、此歌三十一文字の中に、八月十五夜といえる事こもれりとぞ。

・あくまで出典元は書かれていません。
・『一挙博覧』という書物自体、
”『日本書紀』以下『太平記』『平家物語』に至る誤を正し、時代の風俗言語を弁ず”(以上抜粋)
としているように、鈴木忠候が著者ではないので出典元を辿るのは難しいかと思います。

・また、落語の「雪てん(雑俳またはてん)」という演目にも出ていました。何個か出てくる歌の1つにありました。
③『立川談志独り会 第2巻』(三一書房 1993年)【913.7/タ/2】にあります。
・噺家によって出てくる歌が変わるようで、所蔵している資料では立川談志の演目でのみ確認できました。他の噺家では見当たりませんでした。

○補足ですが、何冊かの古語辞典で調べた際に、”八月十五夜に芋・まんじゅう・萩などを供え、芋・まんじゅうなどを箸で刺して穴から見る”といった風習があると載っていました。

○続いて作者です。
・出典と同じく、作者は不明です。

○最後に意味です。

・『一挙博覧』より、”或人云、此歌三十一文字の中に、八月十五夜といえる事こもれりとぞ。”という一文が歌の意味を説明しているのではないかと思われますが、現代語訳や意味については説明された資料は探すことができませんでした。
・申し訳ございませんが、これ以上は古語辞典を見ての私自身の訳になってしまいますので、図書館としてはお答えすることができません。古語辞典がございますので、お調べいただければと思います。

※『  』は書名、(  )は出版社・出版年、【  】は図書館の分類(ラベル)を表します。

○あくまで出典元不明・詠み人しらずのため、はっきりとしたお答えを申し上げることができませんが、ご了承ください。
回答プロセス
(Answering process)
【出典】
・ネットで検索
→レファレンス協同データベースに同じ和歌で質問有
・『広文庫』:月見の中の”月見の芋”に”小窓間語”出典とある。
・小窓閑語で『古典籍総合目録』をあたる:鈴木忠候/著、随筆、寛政2年刊とあり。
・Webcat Plusにて著者名で検索:『日本随筆大成 第2期8巻』あり。
・『日本随筆大成』を確認:『一挙博覧』『小窓閑語』『間窓随筆』の三書は同一書の改題本であると記載。巻2の53項に「月々に~」の記載有り。
【作者】
・歌の出典は記載されていない。
【意味】
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
評論.エッセイ.随筆  (914 9版)
小説.物語  (913 9版)
辞典  (813 9版)
参考資料
(Reference materials)
①広文庫 物集高量/著 広文庫刊行会 1924 (031/モ)
②日本随筆大成 第2期 第8巻.日本随筆大成編輯部 編. 吉川弘文館, 1994.(914.5/ニ/2-8)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002357740-00 , ISBN 4642090312
③立川談志独り会 第2巻.立川, 談志 5世, 1936-2011. 三一書房, 1993.(913.7/タ/2)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002264222-00 , ISBN 438093540X
④小学館古語大辞典.中田祝夫/〔ほか〕編 , 中田‖祝‖夫. 小学館, 1994.(813.6/ナ)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I016751717-00 , ISBN 4095012315
⑤角川古語大辞典 第2巻.中村 幸彦/編 , 岡見 正雄/編 , 阪倉 篤義/編 , 中村‖幸彦 , 岡見‖正雄 , 阪倉‖篤義. 角川書店, 1984.(813.6/ナ)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000102937-00 , ISBN 4040119207
⑥角川古語大辞典 第4巻 (たーは).中村幸彦 [ほか]編 , 中村, 幸彦, 1911-1998. 角川書店, 1994. (813.6/ナ/4)  http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002420344-00 , ISBN 4040119401
⑦(古典籍総合目録 : 国書総目録続編)国文学研究資料館 , 国文学研究資料館. あ‐し. 岩波書店, 1990.(025.9/イ/1)    http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064962823-00 , ISBN 4000087355
キーワード
(Keywords)
作者
出典
意味
古典
古語
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000191099解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
Twitter

このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!