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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000190480
提供館
(Library)
北海道立図書館 (2110028)管理番号
(Control number)
参調 15-0041
事例作成日
(Creation date)
2015/08/01登録日時
(Registration date)
2016年03月31日 00時30分更新日時
(Last update)
2016年03月31日 00時30分
質問
(Question)
身近な植物(野菜)から粉状の顔料を取り出して、手作りクレヨンを作りたい。
 ((1) クレヨンの作り方 (2) 顔料の作り方)

●その質問の出典や情報源、調査済み事項など
標茶町の「トナカイ」という店で作っていたり、青森県で野菜を主原料としたクレヨンを製造・販売している。
回答
(Answer)
クレヨンは1903年に教師用の埃の出ないチョークをアイデアに米国人のビニーとスミスの従兄弟が発明した商品。
クレヨンはチョークと油性をあらわすフランス語を掛け合わせた造語である。8色で発売された商品には「school crayons for educational color work」と書かれていた。蛍光色が加えられるようになったのは1970年代以降。(『人類の歴史を変えた発明 1001』 p.524)

(1) クレヨンの作り方 
<『クレヨンはどうしてつくりますか』>
 シリーズ名「なぜなぜ絵文庫」の一編に『クレヨンはどうしてつくりますか』という児童図書があり。身の回りの製品の作られ方を紹介した資料だが、この中に2ページ程度の解説がある。基本はロウに「こまかいいろのこなをろうにまぜます」とあり、顔料は粉のものが使われるらしい。(低学年児童向け)
<『土のコレクション』>
 1万種類以上の土を集めたコレクターの本。土で遊ぶの項に絵の具の作り方が解説されていて、これに付随する形でパステルとクレヨンの作り方が載っている。いずれも絵の具についてはノリを良くするために木工用ボンドを少し混ぜると良いと解説されていて、パステルは型にはめて乾燥させればよく、さらにこれを粉上にすりつぶして「蜜蝋(みつろう」を混ぜて「よく練ったあとで、棒のようにまとめておくとクレヨンができる」となっている。やはり、ロウと粉の顔料が使われている。(p.38-39)
<『炭と墨の実験 たのしい科学あそび』>
 墨がまだ身近な素材だった頃に刊行された実験本。手作りクレヨンの作り方が載っている。(p.23-26)
 こちらもロウを利用するが、クレヨンの説明として色の細かい粒である顔料を利用するとあり。また、顔料に対して水に溶ける色素のものを染料として紹介し、「染料は布を染めるのに使われます」と書いてある。

(2) 顔料の作り方
 (1)の『炭と墨の実験』で染料と顔料について触れられているが、クレヨンを作る場合には顔料を作り出す必要がある。
このため、草花(野菜)から色素を取り出した後に顔料に仕立て上げなければならない。
<染料の資料>
 天然素材から染料を作る資料には、『子どもと楽しむ染め時間』『色の大研究』『草木染の絵本』などが参考になると思わる。
<顔料の資料>
 次に顔料の作り方だが、日本画では、貝を細かくパウダー状にした胡粉(ゴフン)を塗って下地にしたり、色素を混ぜて顔料として利用することがある。これらの技法の解説書が参考になるかもしれない。胡粉は画材店で入手できるが、色の白い岩を細かく砕いたもの(すりつぶしたもの)も同様に色を混ぜる場合に利用するので身近な素材で試してみても良いかもしれない。当館からは、日本画による方法を紹介した資料を紹介する。(『原色・原寸小さな日本画の制作』『画材と技法』)

(3) その他
日本絵具クレヨン工業協同組合のホームページに、現在のクレヨンの作られ方が紹介されている。
製品の方はロウではなくワックスと書かれている。また、クレヨンの起源についても諸説含めて冒頭のアメリカ以前の説が紹介されている。
http://www.jccma.jp/5.html  最終確認日 2016年2月25日
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
自然科学  (400 7版)
参考資料
(Reference materials)
1 クレヨンはどうしてつくりますか 三石/巌?文 吉崎/正巳?絵 ポプラ社 1968 J40/NA/43 (1書庫地層)

2 土のコレクション 栗田/宏一?著 フレーベル館 2004.2 J40/TS 土なんて、どれも同じじゃないの? でも、ゆっくりページを開いていってごらん。ピンク、オレンジ、黄色、青、紫、緑…。日本全国をかけめぐるようになって10年。1万種をこえる土のコレクションの中から厳選して紹介する。

3 炭と墨の実験 馬場/勝良?著 田島/董美?絵 さ・え・ら書房 1997.4 J40/SU 炭や墨は工夫しだいで、色々な科学あそびに使えます。自分で炭を焼いたり、墨を作ったり、できた炭で思いがけないものを作ったり、楽しく実験するうちに、科学する心が芽生えてきます。

4 ものづくり探検 2 日用品のできるまで ものづくり探検編集室?編著 理論社 2003.3 J/MO/2 (支援資料 木古内町貸出中。幕別町所蔵)子どもたちに身近な文房具やかばん、教科書をはじめ、スプーン、せっけん、歯ブラシなどの日用品がどうやってつくられるのか、写真と図解入りでわかりやすく楽しく紹介する。

5 子どもと楽しむ染め時間! 村田/浩子?著 かもがわ出版 2011.1 376.157/KO 身近な材料や道具を使って、子どもたちと気軽かつ安全にチャレンジできる、草木染め、藍染め、顔料染めを紹介。「染めものワークショップ」でおこなっている染めの工程と手法を、写真でわかりやすく説明します。

6 「色」の大研究 3 色であそぼう 日本色彩研究所?監修 岩崎書店 2007.3 J75/I/3

7 NHKやってみようなんでも実験 5 草木染めに挑戦! 理論社 1997.4 J40/NH/5 好きな花や葉で布を染めてみましょう。まずは叩き染め、布の下に材料を入れて木づちで叩きます。それから材料を煮出す草木染め。桜、あい、椿、よもぎ、ぶどう…。もようをつけたり、土で染めたり楽しみましょう。

8 原色・原寸小さな日本画の制作 浦上/義昭?著 国書刊行会 2001.5 724.1/G 色紙・扇子・団扇などに描く日本画の制作方法を、経験豊富な著者が初歩からていねいに解説した今までにない本。原色・原寸の作例写真を数多く掲載し、初心者の製作に配慮した。

9 画材と技法 林/功?監修 箱崎/睦昌?監修 同朋舎出版 1997.4 724.1/G 線や色がきれいで独特の美しさをもつ日本画。その絵具の扱い方や筆の選び方から基本的な制作手順、彩色方法などまで、初めての人にもわかりやすく紹介。画材の購入に便利な全国画材店リスト付き。

1 やさしいかがくの工作 10 いろのこうさく 竹井/史郎?著 小峰書店 1998.4 J407 色の三原色、光の三原色など色の基本をやさしく解説。絵の具を重ね合わせたり、セロファンを使ったり、虹をつくったり、不思議な色の世界を、楽しい実験と工作を通して紹介。

2 人類の歴史を変えた発明1001 ジャック・チャロナー?編集 小巻/靖子?[ほか]訳 ゆまに書房 2011.1 507.1/J

3 箸の絵本 兵左衛門?へん つちはし/としこ?え 農山漁村文化協会 2008.3 J38/HA

4 よみがえった古代の色 金子晋∥著 学生社 1990.7 753.8/Y

5 よみがえった古代の塩と染 金子/晋?著 アド・ポポロ 2013.11 669/Y ソフトな感触と加減のいい辛味、いつまでも口内に残る甘味-。「下町の研究家」金子晋が、<藻塩>復元の成果を綴るとともに、「万葉集」「播磨国風土記」を手がかりとした古代鉱物染色の再現の過程を紹介する。

6 こんなふうに作られる! ビル・スレイヴィン?文 ジム・スレイヴィン?文 玉川大学出版部 2007.11 J50/KO (支援課貸出中)サッカーボールにギター、鉛筆に消しゴム、せっけんにハミガキ、パンにチーズにチョコレート…。毎日ふつうに使っているものがどうやって作られるのか見てみよう! もの作りの工程が見開き「ひと目」でわかる絵解き図鑑。

7 土と石のじっけん室 地学団体研究会『シリーズ・自然だいすき』編集委員会?編 大月書店 2004.9 J61/TS 土や石って、あまりに身近すぎて、「どこが面白いの」って思うかもね。でも、そこには不思議がいっぱい詰まっている。自然のしくみと、そのなりたちの不思議を案内する。

8 びっくり!科学あそびの本 科学あそびの会くれよん?著 メイツ出版 2000.7 J40/B (1書庫地層)

9 おえかきだいすき!クレヨン 岡井/禎浩?監修 チャイルド本社 2007.11 JJ576.97 おえかきって楽しいね! クレヨンがあれば、なんだってかけちゃうんだ。でも、クレヨンってどうやって作るのかな? たくさんの色はなにでできているんだろう? クレヨンの秘密やできるまでのお話をイラストで紹介します。(貸出中。帯広市、幕別町で所蔵)

10 絵具材料ハンドブック ホルベイン工業技術部?編 中央公論美術出版 1997.4 576.97/E 絵具を構成する3つの成分、発色成分、固着成分、絵具の能力を高める溶剤等の補助成分を、使用上の便を考え、概観、組成、性質、製法、用途の5つに区分し具体的に解説する。1991年刊の新装普及版。

11 最新モノの事典 最新モノの事典編集委員会?編著 鈴木出版 2009.2 J50/SA

12 すっきりわかる!くらしの中の化学物質大事典 森田/昌敏?監修 くもん出版 2011.1 J49/SU 日本だけで数万種類あるといわれる化学物質。それらとうまくつきあうためには、正しい理解が欠かせない。くらしの中で利用されているさまざまな化学物質を紹介し、その性質や問題点などを解説する。
キーワード
(Keywords)
クレヨン
 手作り
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
所蔵・事項調査
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000190480解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決