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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000190467
提供館
(Library)
北海道立図書館 (2110028)管理番号
(Control number)
参調 15-0007
事例作成日
(Creation date)
2015/06/04登録日時
(Registration date)
2016年03月31日 00時30分更新日時
(Last update)
2016年03月31日 00時30分
質問
(Question)
昭和30年に自動車免許を取った人から、当時の免許を取るための交通法規が載っている資料はないかと質問を受けた。
そのような資料は所蔵しているか。ある場合、貸出は可能か。

*飲酒運転について、現在の取り締まりと異なっていたと思う。
回答
(Answer)
昭和30年適用されていた交通関係の法律は「道路交通取締法」。「自動車受験関係法規集」「自動車受験総まとめ」「自動車法令全集 昭和31年版」などに掲載されている。

自動車取締法規の変遷を見ると、
大正8年「自動車取締令」
昭和8年「自動車取締令」
昭和23年「道路交通取締法」
昭和35年「道路交通法」
となる(「自動車日本発達史 法規資料編」掲載「自動車取締法規の変遷と時代の区分表」による)

「道路交通政策史概観 資料編 」324ページに、大正8年の「自動車取締令」、332ページに、昭和8年の「自動車取締令」が掲載されている。

飲酒について最初に掲載があるのは昭和8年の「自動車取締令」第62条「運転者ハ酒気ヲ帯ビテ自動車ヲ運転シ又ハ運転中喫煙スベカラズ」第82条「左ニ揚グル者ハ拘留又ハ科料ニ処ス 1 故意又ハ過失ニ因リ(中略)第62条(酒気、喫煙)(中略)ノ規定ニ違反シタル者」

昭和23年の「「道路交通取締法」では第7条「無謀操縦禁止」として「①車馬又は軌道車の操縦者は無謀な操縦をしてはならない。②前項において無謀な操縦とは、左の各号の一に該当する行為をいう。(中略)三 前号の外、酒に酔いその他正常の運転ができない虞があるにかかわらず、諸車又は軌道車を運転すること。」とあり。

昭和35年「道路交通法」は「図解新道路交通法」「新道路交通法」「わかりやすい新交通法」などに掲載あり。
飲酒については、第65条に「何人も、酒気を帯びて(身体に政令で定める程度以上にアルコールを保有する状態にあることをいう。以下同じ)車両等を運転してはならない。(罰則 第118条第一項第二号 六月以下の懲役又は五万円以下の罰金)」とある。
「政令で定める程度」のアルコールとは、「道路交通法施行令」第27条にある「法第65条の政令で定める身体に保有するアルコールの程度は、血液1ミリリットルにつき0.5ミリグラム又は呼気1リットルにつき0.25ミリグラムとする」。
なお、「図解新道路交通法」71ページに「第65条酒気帯び運転の禁止」の解説として「たとえ酔っ払っていなくても、政令で定める量以上のアルコールを体内に帯びているときは運転してはならないことになります。なお、この酒気帯び運転禁止に違反したときの罰則は、次のようになります。
○その人が酒に酔って(アルコールの影響により車両や路面電車の正常な運転ができない状態にあること)いるときは、酔っ払い運転として罰せられることになります。この点は今までと同じです。
○酔わないでも、一定量以上のアルコールを体内に帯びているときは、運転することだけでは罰せられませんが、無免許運転、スピード違反、信号無視などの違反をしたときは、それらの違反に対する罰則の二倍まで刑が重くなることがあるようになります」とあり。

昭和45年5月21日に「道路交通法の一部を改正する法律」が公布され、「(身体に政令で定める程度以上にアルコールを保有する状態にあることをいう。以下同じ)」を削り、酒気を帯びた場合の運転の全てを禁止している。また、「2 何人も、前項の規定に違反して車両等を運転することとなるおそれがある者に対し、酒類を提供し、又は飲酒をすすめてはならない。」の一項が加えられている。

昭和45年改正後の「道路交通法」が掲載されている資料としては「自動車六法 昭和47年版 」があるが館内利用資料。解説つきであれば「道路交通法解説 16-2訂版 執務資料」がある。(平成19年改正により「酒気を帯び車両を運転することとなるおそれがあるものに対し車両を提供してはならない(2項)」「酒気を帯びていることを知りながら運転を要求すること、酒気を帯びて運転する者の車両に同乗してはならない(4項)」が追加されている)
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
自動車工学  (537 7版)
参考資料
(Reference materials)
1 自動車受験関係法規集 木村 良吉∥著 愛隆堂 1955 537.8/KI/673

2 自動車受験総まとめ 受隆堂編集部∥編 愛隆堂 1954 537/A/780

3 自動車法令全集 昭和31年版 日本自動車法令研究会∥編 文憲堂七星社 1956 537.8/NI/725

4 道路交通政策史概観 資料編 道路交通問題研究会?編 プロコムジャパン 2002.12 685.1/D/シリヨウ

5 図解新道路交通法 黒瀬/豊彦?編 東栄堂 1961 537/KU/761

6 新道路交通法 新道路交通指導会∥編 西沢弘文堂 1961 537.8/SH/737

7 わかりやすい新交通法 警察庁保安局交通課∥編 日本放送出版協会 1961 5版 537.8/KE/759

8 道路交通法解説 野下 文生∥編著 東京法令出版 1995.2 685.12/D

9 道路交通法解説 野下/文生?原著 道路交通執務研究会?編著 東京法令出版 2015.2 685.1/D

1 自動車日本発達史 大須賀和美∥編著 大須賀和美 1992.2 685.12/J

2 自動車六法 昭和47年版 自動車法規研究会∥編著 運輸省自動車局∥監修 柏林書房 1972 685.12/NI/S47
キーワード
(Keywords)
交通法規
免許
自動車
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事項調査
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000190467解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決