レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015/10/16
- 登録日時
- 2016/03/28 00:30
- 更新日時
- 2023/12/24 00:30
- 管理番号
- M16020615277419
- 質問
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日本刀の手入れの仕方について知りたい。道具はどのようなものが必要か。また手入れの方法・手順を、写真つきで解説しているものが見たい。
- 回答
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①から⑥の資料すべてに、道具の写真は載っている。しかし、手入れの手順については写真が載っていないものもある。①と②の資料は手順を細かく写真で図示しているが、③は手順の一部を写真で表示しており、④・⑤は文章のみで説明している。そして、⑥は手入れ方法の記述がない。
①の資料では、手入れ用の道具として、目釘抜き、打粉、丁子油、ティッシュペーパー、ネルの布が必要だと書かれている。手入れの手順は刀の鑑賞法と合わせて順序が記されている。そのため、油を拭う作業工程の次に、鑑賞するという手順が入り、その後に、油を塗る作業工程が示されている。作業中の注意事項、手入れの頻度、刀剣を傷めないための刀身の抜き方・収め方の記述がある。
②の資料では、目釘抜き、当木、木槌、丁子油、拭紙、ティッシュペーパー、打粉、ベンヂン、セーム革、プラスチック容器が手入れ用具として紹介されている。手入れでの禁止事項を分かりやすく表示している。また、彫り物がある刀の手入れ方法も載っている。
③の資料では、手入れに必要な道具として、打ち粉、刀剣油、目釘抜、綿ネル、あれば便利な道具として、木槌、当て木が紹介されている。手入れの手順は、箇条書きで簡単に説明されている。
④の資料では、目釘抜、打粉、拭い紙、油、油塗紙、その他のもので、ベンジンが手入れ道具に紹介されている。手入れの手順は③よりも詳しく文章で書かれている。手入れの際の注意事項の記述がある。
⑤の資料については、①から④の資料のような手入れの道具それぞれの説明はないが、手順の中に示しされている。手入れ道具をまとめて写した写真は掲載がある。手入れ方法の説明については、順を追って詳しく書かれている。
⑥の資料では、目釘抜、打粉、拭い紙、油、油塗りが手入れ道具として紹介されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 金工芸 (756 9版)
- 参考資料
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①『図説・日本刀大全 : 決定版』 学習研究社,2006,143p. 参照はp.116-119.
②河内國平, 眞鍋昌生『刀匠が教える日本刀の魅力』 里文出版,2004,163p. 参照はp.44-65.
③渡邉妙子, 住麻紀『日本刀の教科書』 東京堂出版,2014,314p. 図版16p. 参照はp.264-269.
④杉浦良幸『日本刀・刀装事典』 里文出版,2011,246p. 参照はp.119-123.
⑤小笠原信夫『日本刀の鑑賞基礎知識』 至文堂,1995,252p. 参照はp.154-155.
⑥久保恭子『図解日本の刀剣』 東京美術,2014,143p. 参照はp.92.
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①『図説・日本刀大全 : 決定版』 学習研究社,2006,143p. 参照はp.116-119.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2016020615263077419
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000189949