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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000189727
提供館
(Library)
千葉県立西部図書館 (2120003)管理番号
(Control number)
千県西-2016-3
事例作成日
(Creation date)
2003年8月28日登録日時
(Registration date)
2016年03月23日 09時44分更新日時
(Last update)
2016年03月23日 09時59分
質問
(Question)
1 能の『千手』の舞台となっている鎌倉にあった狩野介宗茂(かののすけむねもち)の館の詳しい場所が知りたい。
2 また静岡市手越の少将井神社に千手の像があるが、そこの詳しい場所も知りたい。
回答
(Answer)
1 狩野介宗茂の館について
当館所蔵の『謡曲ゆかりの古蹟大成 2』(木本 誠二著 中山書店 1983)p150-151に、千寿(千手)の曲の概要と古蹟が紹介されているが、狩野介宗茂の館についての記述なし。
当館に所蔵はないが、『謡蹟めぐり : 能の史跡を訪ねて 6 (中部篇)』(青木実著 桧書店 1988)を取り寄せて内容確認したところ、p20に「狩野介城址」の紹介がある。ただし、城跡は鎌倉ではなく静岡県の湯ヶ島柿木。

2 少将井神社について
 8月25日にGoogleで少将井神社を検索したところ、静岡県の小梳(おぐし)神社の通称であると情報を得た。当館所蔵の『静岡大百科事典』(静岡新聞社出版局編集 静岡新聞社 1978)を調べ、p128「小梳神社」の項目に「俗に少将井宮(少将井社)」とあるが、小梳神社の所在地は静岡市紺屋町と記載されている。

2016年2月3日追記
再調査を行った。
1 狩野介宗茂の館について
狩野介宗茂の館が鎌倉もしくは伊豆にあるという資料が見つかったが、詳しい場所は特定できなかった。参考までにインターネットで検索すると、鎌倉にある教恩寺が狩野介宗茂の館と思われるという記述が見つかるが、根拠に乏しい。

確認した資料を以下に記す。どの資料も詳細な場所の記載なし。
・鎌倉に館があったとする資料
 『能楽ハンドブック 「能」のすべてがわかる小事典』(戸井田 道三監修 三省堂 2008)
 『能百番』(長尾 一雄著 筑摩書房 1975)
 『新日本古典文学大系 57 謡曲百番』(佐竹 昭広ほか編集委員 岩波書店 1998)
 『解註謡曲全集 巻2』(野上 豊一郎編 中央公論社 1984)

 『謡曲大観 第3巻』(佐成 謙太郎著 明治書院 1982)
・伊豆にあったとする資料
 『平家物語全注釈 下巻 1 日本古典評釈・全注釈叢書』(富倉徳次郎著 角川書店 1978)
 『国史大辞典 8 す-たお』(国史大辞典編集委員会編 吉川弘文館 1987)
・館の位置についての情報がなかった資料。
 『能楽大事典』(小林 責著 筑摩書房 2012)
 『能百番 下 平凡社カラー新書』(増田 正造著 平凡社 1979)

・教恩寺についての資料
Googleで[鎌倉 重衡 狩野介]などで検索。個人ブログ上で教恩寺が狩野宗茂の屋敷跡と思われるという記述が見つかるが、典拠の記載がない。
 『神奈川県の歴史散歩 下 歴史散歩 鎌倉・湘南・足柄』(神奈川県高等学校教科研究
 会社会科部会歴史分科会/編 山川出版社 2005)
  p70「教恩寺」の項 館跡とは記載がないが、「本尊の阿弥陀如来像は重衡の念持仏ではないかといわれている」
 『大日本寺院総覧 上巻』(堀 由蔵編 名著刊行会 1974)
  p515 館跡とは記載がないが、「本尊阿彌(弥の旧字)陀如來は運慶作、平重衡の歸(帰の旧字)依佛なりと。寺寶(宝の旧字)として、重衡の千壽(寿の旧字)前と酒宴せしてふ盃を藏(蔵の旧字)す。」
 『鎌倉事典』(白井 永二/編 東京堂出版 1992)
  p96教恩寺の項はあるが館跡との記載なし。

2 少将井神社について
『全国神社名鑑 上巻』(全国神社名鑑刊行会史学センター編纂 全国神社名鑑刊行会史学センター 1977)左表紙p283に住所あり。所在地は静岡市駿河区手越である。

確認した資料とインターネット情報を以下に記す。
・『全国神社名鑑 上巻』(全国神社名鑑刊行会史学センター編纂 全国神社名鑑刊行会史学センター 1977)
 左表紙p283 住所あり
・静岡県の神社紹介(静岡県神社庁)( http://shizuoka-jinjacho.or.jp/shokai/)
 少将井神社の鎮座地あり
・『静岡県道路地図 県別マップル』(昭文社 2012)
 p45 E-2 駿河区手越に少将井神社あり。
(インターネットの最終アクセス:2016年2月5日)
回答プロセス
(Answering process)
2016年2月3日再調査分のプロセス
1 狩野介宗茂の館について
・「773」能楽・狂言の棚をブラウジング。
・国立国会図書館リサーチ・ナビ( http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/ )「本の内容情報からさがす」からキーワード「千手」「能」で検索。
・「9123」謡曲の棚をブラウジング。
・能の素材が「平家物語 十 千手前」であるので、『平家物語全注釈 下巻 1 日本古典評釈・全注釈叢書』、『国史大辞典 8 す-たお』を参照。
・Googleで[鎌倉 重衡 狩野介]などで検索。個人ブログ上で教恩寺が狩野宗茂の屋敷跡と思われるという記述が見つかるが、典拠の記載がない。教恩寺を調べるため『大日本寺院総覧』を参照。「29137」神奈川の地誌、「2137」神奈川の歴史の棚をブラウジング。

2 少将井神社について
・リサーチナビ 国立国会図書館を「神社」で検索。調べ方案内「神社を調べるには」( http://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-628.php )を参考に調査した。『全国神社名鑑 上巻』(全国神社名鑑刊行会史学センター編纂 全国神社名鑑刊行会史学センター 1977)を確認した。静岡県の神社紹介(静岡県神社庁) ( http://shizuoka-jinjacho.or.jp/shokai/) のページ下部の検索窓に「少将井神社」と入力し住所を得た。
・住所が判明したので地図で確認をとる。『静岡県道路地図 県別マップル』(昭文社 2012)のp45 E-2に少将井神社。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
能楽.狂言  (773 9版)
戯曲  (912 9版)
参考資料
(Reference materials)
『謡蹟めぐり : 能の史跡を訪ねて 6 (中部篇)』(青木実著 桧書店 1988)
『静岡大百科事典』(静岡新聞社出版局編集 静岡新聞社 1978)
『全国神社名鑑 上巻』(全国神社名鑑刊行会史学センター編纂 全国神社名鑑刊行会史学センター 1977)[千葉県立東部図書館] (2016年追記)
キーワード
(Keywords)
千手(千寿)
狩野介宗茂
平重衝
能楽
文学地理
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
地名
質問者区分
(Category of questioner)
(2003年時に記載なし)
登録番号
(Registration number)
1000189727解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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