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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000188941
提供館
(Library)
大阪府立中央図書館 (2120005)管理番号
(Control number)
6001014655
事例作成日
(Creation date)
2016/03/05登録日時
(Registration date)
2016年03月06日 00時30分更新日時
(Last update)
2016年03月06日 00時30分
質問
(Question)
日本で初めてワインを造った都道府県を知りたい。
回答
(Answer)
当館の蔵書によると、「山梨県」が定説となっているようです。

1.『世界大百科事典 24: ヒヌ-フノ(改訂新版)』(平凡社 2007.9)当館請求記号【031/44N/24】
p.696 「ブドウ酒」
日本におけるブドウ酒醸造は、1870-71年(明治3-4)ころ、山梨県甲府における山田宥教の試醸を嚆矢とする説が流布されているが、確証はない。しかし、74年前後から小規模な醸造が勝沼およびその周辺地区で始まり、77年には大日本山梨葡萄酒会社(通称、祝村葡萄酒会社)が設立され、社員2名をフランスに留学させ、本格的なブドウ酒の生産が行われるようになった。

この説明に続いて、明治政府が殖産興業政策の一環として、山梨県勧業試験所付属葡萄酒醸造所を助成し、開拓使札幌官園・官営播州葡萄園に醸造所を併設して、ブドウ酒事業の振興をはかったこと、しかし84年頃ヨーロッパからの輸入苗木と一緒に侵入してきた病害虫により事業が壊滅したこと、これ以降、栽培の容易なアメリカ系ブドウを原料にし、滋養強壮をうたった甘いブドウ酒が1965年頃まで主流だった、とのことです。 

2.この「山梨県甲府の山田宥教と詫間憲人」説は、次の資料が根拠です。
『明治後期産業発達史資料 第338巻: 大日本洋酒鑵詰沿革史』(竜渓書舎 1997.1)【602.1/31N/338】
※原著の出版は、1915年(大正4)です。
第四章 本邦に於ける洋酒の起源と其の沿革
第二節 葡萄酒の起源と其の沿革
第一項 概説 
p.214 「葡萄酒の起源を述べんと欲せば、吾人は筆を山梨県に起さざるを得ず、同県は葡萄の産地として夙に其の名を海内に馳せ、巳に明治三四年頃(ママ)甲府市広庭町山田宥数同八日町詫間憲人の両人共同して之が醸造を企て、超えて明治十年には同県勧業課に於て、葡萄酒醸造場を設置したるの事蹟あり。」

3.また、この説は次の資料でも紹介されています。
『日本のワイン・誕生と揺籃時代: 本邦葡萄酒産業史論攷』(麻井宇介/著 日本経済評論社 1992.1)【588.5/38N】
一 国産ワインの始まり p.4

『翔べ日本ワイン: 現状と展望』(大塚謙一/編 料理王国社 2004.1)【588.5/390N】
1.日本のワインの変遷 p.19 

『日本ソムリエ協会教本 2014ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート』(テキスト編集委員会/編 日本ソムリエ協会 2014.2)【673.9/747N】
2.日本のワイン
II 歴史、気候、風土 p.57     

[事例作成日:2016年3月5日]
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
食品工業  (588 8版)
参考資料
(Reference materials)
世界大百科事典 24 改訂新版 平凡社 2007.9 (696)
明治後期産業発達史資料 第338巻 竜渓書舎 1997.1 (214)
日本のワイン・誕生と揺籃時代 麻井/宇介∥著 日本経済評論社 1992.1 (4)
翔べ日本ワイン 大塚/謙一∥編 料理王国社 2004.1 (19)
日本ソムリエ協会教本 2014 テキスト編集委員会‖編 日本ソムリエ協会 2014.2 (57)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000188941解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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