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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000188831
提供館
(Library)
大阪府立中央図書館 (2120005)管理番号
(Control number)
6001012975
事例作成日
(Creation date)
2015/10/10登録日時
(Registration date)
2016年03月04日 00時30分更新日時
(Last update)
2016年03月04日 00時30分
質問
(Question)
百人一首の36首目の歌人、清原深養父にゆかりのエピソードや、史跡、場所などあればお教えいただけないでしょうか。
また肖像画などもあればお教え下さい。
回答
(Answer)
1.清原深養父について
・『平安時代史事典:本編上』(角田文衛/監修 角川書店 1994.4)
「清原深養父」の項目に以下の記述があります(p.676)
生没年不明。平安中期の官人、歌人。中古歌仙三十六人の一人。『百人一首』の作者としても知られる。出自については『古今集目録』に豊前介房男とするが、『中古歌仙』には「先祖不見」とある。また『清原系図』等には元輔の祖父とし、『尊卑分脈』は元輔の父とする。内匠大允、内蔵大允等を歴任。延長八年(930)朱雀天皇の即位に際し、諸司労20年により叙爵。内蔵頭に至ったと伝える。歌人としての足跡は、『古今和歌集』以下勅撰集に41首入集。特に『古今』17首最多、『後撰』『新古今』に各5首。『後撰』には、中納言藤原兼輔邸において琴を奏し、兼輔・紀貫之がこれをたたえた和歌が収められている。また貴紳の歌合にも出席している。晩年北山に補陀落寺を営むという(『平家』灌頂、『拾芥抄』下、『井蛙抄』)。和歌は理知的な中に叙情の新鮮さを保つ作風である。『深養父集』一巻がある。以下参考文献の記述が続きます。
下記の2点の辞書にも同様の記述があります。

・『日本古代中世人名辞典』(平野邦雄/編 吉川弘文館 2006.11)
p.289に「清原深養父」の項目があります。

・『和歌文学大辞典』(『和歌文学大辞典』編集委員会/編 古典ライブラリー 2014.12)
p.1035に清原深養父ならびに深養父集の項目があります。

次に辞書以外の資料を紹介します。

・『山岸徳平著作集 2』(山岸徳平/著 有精堂 1971)
「深養父集と千里集」と題する論文が収録されており、深養父および和歌に関しての記述があります(p.131-148)。

・『古今和歌集』(『一冊の講座』編集部/編 有精堂 1987.3)
川村裕子による「深養父」と題する論文が収録されており、経歴や交友関係について書かれています(p.410-412)。

・『平安朝歌人の研究』(村瀬敏夫/著 新典社 1994.11)
「清原深養父:その歌人としての生き方」と題する文章が収録されています(p.77-87)。家系や補任等について記述されています。

2.深養父集について
翻刻された資料を紹介します。
・『深養父集・小馬命婦集全釈』(藤本一惠/共著 風間書房 1999.8)
清原深養父に関する記述があり、「略年表」「関係系図」「参考文献」などが掲載されています。歌集には「一首ずつ「異同」「通釈」「語釈」「参考」という項目で注釈が加えられています(p.3-166)。

・『桂宮本叢書 第2巻』(宮内庁書陵部/編 養徳社 1951.3)
『深養父集』に関する解題(p.9-11)ならびに翻刻(p.51-57)が収録されています。

・『小松茂美著作集 25』(小松茂美/著 旺文社 2000.5)
p.115-140に「深養父集」と題する論文が収録されています。清原深養父についての記述や諸本の対照などが記されています。

3.清原深養父の肖像画について
肖像画に関しては百人一首の札に描かれた資料しか見つかりませんでした。参考までに3点紹介します。
・『百人一首』(平凡社 1985)
p.52に掲載されています。

・『小倉百人一首』(平田澄子/編著 新典社 2005.12)
p.139に掲載されています。

・『図説百人一首』(石井正己/著 河出書房新社 2006.10)
p.40に掲載されています。

なお、補陀落寺や清原深養父に関する参考史料が下記の資料に収録されていますので最後に紹介します。
・『大日本史料 第1編之8』(東京帝国大学文学部史料編纂所/編纂 東京帝国大学文学部史料編纂所 1933)
補陀落寺に関する資料は『拾芥抄』、『平家物語』、『雍州府志』、『山州名跡志』などの数多くの史料が収録されています(p.549-555)。清原深養父については『清原氏系図』、『中古歌仙三十六人伝』、『勅撰作者部類』、『東北歴覧之記』などの史料が収録されています。

[事例作成日:2015年10月10日]
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本  (281 8版)
参考資料
(Reference materials)
平安時代史事典 本編上 角田/文衛∥監修 角川書店 1994.4 (676)
日本古代中世人名辞典 平野/邦雄∥編 吉川弘文館 2006.11 (289)
和歌文学大辞典 『和歌文学大辞典』編集委員会‖編 古典ライブラリー 2014.12 (1035)
山岸徳平著作集 2 山岸/徳平∥著 有精堂 1971 (131-148)
古今和歌集 『一冊の講座』編集部∥編 有精堂 1987.3 (410-412)
平安朝歌人の研究 村瀬/敏夫∥著 新典社 1994.11 (77-87)
深養父集・小馬命婦集全釈 藤本/一惠∥共著 風間書房 1999.8 (3-166)
桂宮本叢書 第2巻 宮内庁書陵部∥編 養徳社 1951.3 (9-11,51-57)
小松茂美著作集 25 小松/茂美∥著 旺文社 2000.5 (115-140)
百人一首 平凡社 1985 (52)
小倉百人一首 平田/澄子∥編著 新典社 2005.12 (139)
図説百人一首 石井/正己∥著 河出書房新社 2006.10 (40)
大日本史料 第1編之8 東京帝国大学文学部史料編纂所∥編纂 東京帝国大学文学部史料編纂所 1933 (549-564)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
人物・団体,図・絵
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000188831解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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