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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000188486
提供館
(Library)
京都市図書館 (2210023)管理番号
(Control number)
右中-郷土-87
事例作成日
(Creation date)
2016年02月24日登録日時
(Registration date)
2016年02月24日 13時32分更新日時
(Last update)
2017年01月11日 12時52分
質問
(Question)
嵯峨念仏大狂言と嵯峨面について知りたい。
回答
(Answer)
京都の三大狂言のひとつ。清凉寺の融通念仏を元にした狂言で,壬生寺の壬生狂言と同じ無言劇です。
演者は全員面をつけ,手ぬぐいで頬被りをし,囃方は鉦(かね)と太鼓,笛を独特の節で鳴らすのが特徴です。
弘安2年(1279)に始まり,戦中一時中断しましたが,戦後に復活しました。昭和58年(1983)京都市無形民俗文化財に登録,昭和61年(1986)国の重要無形民俗文化財に指定されました。3月15日の涅槃会(お松明式)と4月10日頃の土日,10月20日頃の十萬上人忌に公演されています。

嵯峨面は厄除けの張子面です。反故紙を重ねて張ることで,木彫面のような味わいを出しています。嵯峨面に関する資料は少なく,【資料7・8】に厄除け面を売る翁がいたとあり,【資料4】には,狂言面を嵯峨面といった記述がありますが,張子面が狂言面として使われたかは定かではありません。明治に作り手が絶えてしまい,戦後に初代藤原孚石(ふせき)が嵯峨大念仏狂言の面の木型を元に復元させました。
回答プロセス
(Answering process)
●嵯峨念仏大狂言と狂言面について・・・【資料1~6・11】
【資料2】p13 清凉寺蔵『融通念仏縁起』に“弘安二年(1279)の始行”
     p14 “狂言社中伝来の若い女系面にある「嵯峨大念仏 天文十八年三月六日(花押)念」という刻銘”
【資料3】巻頭カラー写真 嵯峨大念仏狂言あり。
【資料5】p26~27 女面に作者 叶喜兵衛(室町末期~桃山期にかけて活躍)とされる「キヒヤウエ」の刻銘がある。
【資料11】 【資料2】と同著者,ほぼ同じ内容。

●「念仏狂言」や「狂言」からも調べる・・・【資料6】
 WEBサイト 嵯峨念仏大狂言  http://www.sagakyogen.info/ (平成28年2月24日確認)

●嵯峨面について・・・【資料4・7~10】
【資料7】巻頭カラー写真 3代目藤原孚石の製作風景あり。
     p67 取材に対し“「厳密にいえば創作面です。」”
       「大覚寺史には“釈迦堂の門前に面を売る翁あり”,“嵯峨史にも“小倉の和郎,面を打つ”とある」
【資料8】p126 “嵯峨面がいつごろからつくられたのか,さだかでない。大覚寺誌や古い嵯峨誌に「小倉山釈迦堂門前に面をうるおきなあり」とみえる。”
【資料9】p355 平成4年度の調査報告書。回答者は2代目藤原孚石さん。総観・素材・製作の工程などあり。
【資料10】図版番号212~215 カラー写真・白黒写真 面の表裏や面の裏に厄除けの札が貼られた写真あり。
【資料4】p25 “壬生狂言と同種のものが嵯峨釈迦堂旧地蔵院に明治初年まで伝えられたことは諸記録に誌され,その遺品は嵯峨面ともいわれる”
〈国立国会図書館サーチ〉 http://iss.ndl.go.jp/ で,京都府立総合資料館に「嵯峨面」(京都新聞平成5年10月~6年3月)の連載をスクラップしたものあり。
 当館所蔵の京都新聞マイクロフィルムを確認。1993年10月18日「嵯峨面」,11月22日~1994年3月7日「藤原孚石の嵯峨面」月1回月曜夕刊に掲載。11月22日「嵯峨野に住む」初回の記事に藤原喜三郎の名で登場。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
能楽.狂言  (773 9版)
人形.玩具  (759 9版)
年中行事.祭礼  (386 9版)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】『嵯峨大念仏狂言』(小泉 順邦/著 かもがわ出版 1991)
【資料2】『嵯峨大念仏狂言 国選択芸能・京都市登録無形民俗文化財,重要無形民俗文化財』(嵯峨大念仏狂言保存会/編集 嵯峨大念仏狂言保存会 1985)
【資料3】『嵯峨誌 平成版』(嵯峨教育振興会 1998)巻頭,p87~98
【資料4】『壬生寺民俗資料緊急調査報告書』(元興寺仏教民俗資料研究所/編集 フジアート出版 1973)p94~96
【資料5】『壬生寺民俗資料緊急調査報告書 第2分冊」(元興寺仏教民俗資料研究所/編集 フジアート出版 1974)p26~27
【資料6】『日本の祭りと芸能』(新井 恒易/著 ぎょうせい 1990)p247~260
【資料7】『京都 手仕事のうた』(京都新聞社 1983)巻頭,p66~67
【資料8】『嵯峨野』(毎日新聞京都支局/編 淡交新社 1964)p126~127
【資料9】『伝統の手仕事 京都府諸職関係民俗文化財調査報告書』(京都府教育庁指導部文化財保護課/編集 京都府教育委員会 1994)p355
【資料10】『日本の郷土玩具 近畿』(薗部 澄/撮影 美術出版社 1962)図版番号212~215,p76~77
【資料11】『舞台芸能の伝流』(植木 行宣/著 岩田書院 2009)p233~249 “第二節 嵯峨念仏大狂言”
キーワード
(Keywords)
嵯峨狂言
念仏狂言
民俗芸能
郷土玩具
嵯峨面
お面
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介 書誌的事項調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000188486解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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