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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

[転記用URL] http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000185723
提供館
(Library)
国立国会図書館(National Diet Library) (1110001)管理番号
(Control number)
D150706111609
事例作成日
(Creation date)
2015-07-22登録日時
(Registration date)
2015年12月17日 00時30分更新日時
(Last update)
2015年12月17日 00時30分
質問
(Question)
大宅壮一氏が戦後すぐ言ったといわれている「駅弁大学」(「急行の止まる駅に駅弁有り、駅弁あるところに新制大学あり」、「駅弁を売る駅のある所必ず大学あり」など)の出所を探している。
回答
(Answer)
 以下の文献を調査しましたが、大宅壮一が「駅弁を売る駅のある所必ず大学あり」といった記述は発見できませんでした。
 なお、「駅弁大学」は、1949年5月の学制改革に際してその年の流行語になったとされていますが、当時の新聞記事などを見ると、急増した大学に対する「水増し大学」、キャンパスが分散しているために名づけられた「たこ足大学」など、表現は散見されるものの、「駅弁大学」という単語が、いつ頃から使用されている言葉なのかも不明だったため、年代を拡大して調査しました。

 調査過程で以下の文献が見つかりましたので、参考までにお知らせします。
(【】内は当館請求記号)
文献1は、大宅壮一の著作で自ら「駅弁大学」に言及しているものです。
また、文献2は、大宅壮一が言った言葉かどうかは不明ながら、「駅弁のあるところ必ず大学あり」の初期の用例と思われます。
文献3には、占領期の大宅壮一の全集未収録の著作目録があります。

文献
1.大宅壮一 著. 日本新おんな系図. 中央公論社, 1959. 【281.09-O951n】
p.28に「日本中どこへいっても、「××小唄」「○○音頭」のないところはないといっていいくらいで、これは"駅弁大学"以上に普及しているが、こういった土地にちなんだ歌謡曲のもっとも多くつくられているところはどこかというと、それは長崎である」という記述があります。
大宅がいつから「駅弁大学」という語を使っていたかは不明です。

2.国立国会図書館 編. ドキュメント戦後の日本 : 新聞ニュースに見る社会史大事典. 38 . 大空社, 1997.11.【GB561-E50】
p.80掲載の「筆洗」というコラムで「雨後のたけのこ、という大学の続出は、まさにそれだ。「駅弁のあるところ必ず大学あり」と、悪口を言つた人があるが、評し得て妙というべし」との記載があります。東京新聞1950年11月21日に掲載されたものです。

3.阪本 博志. 占領期の大宅壮一--「大宅壮一」と「猿取哲」. Intelligence. (11) 2011.3. 106~119.【Z71-G814】
全集未収録の占領期の大宅壮一の著作目録が掲載されています。

その他の主な調査済み文献
・朝日新聞社 編. 朝日年鑑. 1950年版, 1951年版. 朝日新聞社, 1949-1950.【059.1-A839-A】
・毎日新聞社 編. 毎日年鑑. 1950年版, 1951年版. 毎日新聞社, 1949-1950.【059.1-M148-M】
・時事通信社 編. 時事年鑑 : ポケット版. 1950. 時事通信社, 1950.【a059-11】
・現代用語の基礎知識. 1950年版. 時局月報社, 1949.12. 【813.7-Z272g】
・大宅壮一全集 月報. [蒼洋社], [1980-1982] 【Y91-E91】
・大宅壮一全集編集実務委員会 編. 大宅壮一読本. 蒼洋社, 1982.9. 【GK118-45】
・大宅壮一文庫雑誌記事索引総目録. 件名編 6 (教育、言語、文学、科学、地方). 大宅壮一文庫, 1985.8. 【UP54-36】
・鷹橋信夫 著. 昭和世相流行語辞典. 旺文社, 1986.11.【GB511-209】
・塩田丸男 著. 死語読本. 白水社, 1994.7.【KF91-E113】
・岩波書店編集部 編. 近代日本総合年表. 第4版. 岩波書店, 2001.11.【GB9-G76】
・米川明彦 編. 日本俗語大辞典. 東京堂出版, 2003.11.【KF116-H6】
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
・大百科事典(平凡社) 「大宅壮一」の項目あり(駅弁大学について書かれているが,出所は書かれていない。)「駅弁大学」の項目なし
・大日本百科事典(小学館)「大宅壮一」、「駅弁大学」の項目なし
・大宅壮一読本/大宅壮一全集編集実務委員会編(大宅壮一全集 / 大宅壮一著, 別巻)蒼洋社, 1982.9
 「大宅語録エッセンス」の中の青地晨氏による「マスコミ五十年大宅壮一語録」に「駅弁大学」の項はあるが、出所については書かれていない。
※「大宅壮一全集・特別巻 人間・大宅壮一」にも「駅弁大学」に言及した項があるが、出所については書かれていない。
・蛍雪時代 昭和24年発行分
 目次・記事著者名に大宅壮一氏の記載なし
・毎日グラフ 1949年8月15日発行 p20-21 グラフ対談 世相と勝負事(大宅壮一/広津和郎)
「駅弁大学」という言葉は記事の中に見当たらない。
・日本評論 1949年10月発行 p25-38 座談会 恐怖の時代 ちかごろの世情を語る(大宅壮一、川島武宜、武田清子、李嘉、中野重治)
 「駅弁大学」の記述はみあたらない。
NDC 
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000185723解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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